なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

1月度その1:オゾン全量シリーズ ➡ 北半球高緯度カナダのオゾン全量を追う!

オゾン全量シリーズと名付けた新しいシリーズを続けています 何しろオゾン全量データのアップが早い! これからオゾン全量シリーズを「月始めその1」に持って来る事とします 北半球高緯度のカナダにおいては、オゾン全量が冬場に極めて多くなる これが冬場…

12月度その38:磁気圏における荷電粒子の勉強シリーズ ➡ 今回は、バンアレン帯における電子運動の勉強、です!

バンアレン帯における荷電粒子というと、 観測系では陽子プロトン がよく見つかるのですが、 勉強系では電子のみ が見つかるのです!不思議です、が、ここは電子の動きを勉強します お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m 題材は、NICTさんより: 「放射線帯粒…

12月度その37:SOHOとGOESと柿岡K-indexシリーズ ➡ SOHOからG16へ、陽子流束の伝搬遅延を観察、柿岡K-indexも添えて、@UT2023年12月22日と25,26,27,28日!!!

新たな太陽観測衛星として、ラグランジュL1ポイントにある有名なSOHOを選んでX線量と陽子流束(各14日間)を観測、G16は6日間のX線・陽子・電子各流束を観測しています、最後に柿岡K-indexグラフ(6日間)を添付し磁気嵐であったかどうかを確認します 事象のシー…

12月度その36:SOHOとGOESシリーズ ➡ SOHOからG16へ、陽子流束の伝搬遅延を観察する、@2023年12月25,26,27日UT_3日間!!!

新たな太陽観測衛星として、ラグランジュL1ポイントにある有名なSOHOを選んでX線量と陽子流束(各14日間)を観測、G16は6日間のX線・陽子・電子各流束を観測しています 両者の間に横たわる磁気圏内におけるプロトン伝搬遅延を見てゆこう、の考えです 今回、UT2…

12月度その35:SOHOとGOESシリーズ ➡ SOHOからG16へ、陽子流束の伝搬遅延を観察する、@2023年12月25,26日UT!!!

新たな太陽観測衛星として、ラグランジュL1ポイントにある有名なSOHOを選んでX線量と陽子流束(各14日間)を観測、G16は6日間のX線・陽子・電子各流束を観測しています 両者の間に横たわる磁気圏内におけるプロトン伝搬遅延を見てゆこう、の考えです 今回、UT2…

12月度その34:太陽観測衛星SOHOシリーズ ➡ SOHOは14日間X線量と陽子流束、G16は6日間X線・陽子・電子各流束を観測!!⬅ 追記あり 12/26 23:50

追記:12/26 23:50 G16グラフのY軸を、SOHOグラフに合わせてLog_Scaleに修正しました 従来はLiner_Scaleでした 参考の為、今回はLog_ScaleとLiner_Scaleを併記致します! 新たな太陽観測衛星として、ラグランジュL1ポイントにある有名なSOHOを選んで14日間X…

12月度その33:太陽観測衛星SOHOシリーズ ➡ ラグランジュL1ポイントにおけるX線量の観測結果!!⬅ 追記あり 12/26 05:30

追記は一番下にあります 12/26 05:30 新たな太陽観測衛星として、ラグランジュL1ポイントにある有名なSOHOを選んで陽子流束・X線流束・電子流束の観測です 今回は、X線量の観測です お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m ja.wikipedia.org とは: SOHO(Solar…

12月度その32:太陽観測衛星SOHOシリーズ ➡ ラグランジュL1ポイントにおけるプロトン流束を測定する!!⬅ 追記あり 12/26 04:00

追記は一番下にあります! 新たな太陽観測衛星として、ラグランジュL1ポイントにある有名なSOHOを選んでみました お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m ja.wikipedia.org とは: SOHO(Solar and Heliospheric Observatory、太陽・太陽圏観測機)とは、欧州宇…

12月度その31:柿岡 K-index・磁気嵐・無風シリーズ ➡ UT12月19日-22日 磁気嵐は観測されず、その間G16各流束とG16&18地磁気変化を測定する!⬅ 追記あり12/23 16:00

追記は一番下にあります 12/23 16:00 UT2023年12月19日〜22日まで4日間、柿岡で磁気嵐は観測されませんでした、 この間のG16各流束(X線流束、電子流束、陽子流束)を測定しておきましょう(太陽の動きを測定しておきましょう)、という事です 地磁気変化に…

12月度その30:柿岡 K-index・磁気嵐・USGSシリーズ ➡ UT12月17日-20日(17,18は磁気嵐)におけるUSGS観測点5ヶ所の地磁気変動を見ます!⬅ 追記あり12/23 00:00!

追記は一番下、リオ同志(id:ballooon)!へのコメバック後にあります! 12/23 00:00 UT2023年12月17日〜20日まで、4日間USGS観測点5ヶ所における地磁気変動です UT17日と18日には磁気嵐を観測しています お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m まず、柿岡のK-…

12月度その29:コーラス波とオーロラの相関 ➡ 金沢大学2019年論文を読む(眺める)ッ!

宇宙の徒然を語るブロガー・マサキリオ同志 [id:ballooon] よりメールにて「3−4年前のブログにコーラス波とオーロラの関係を載せた(紹介した)事がある、金沢大学さんの論文であったと思う」との連絡があり、私もかすかに覚えていたのですが、それを今回…

12月度その28:柿岡 K-index・磁気嵐シリーズ ➡ 12月18日UT柿岡で磁気嵐K-index=6を観測、G16の各流束グラフとG16&G18地磁気グラフを取る!!

12月18日に柿岡で、K-index = 6 を観測しました! そこで、12月15日から18日まで4日間、 G16X線流束、G16電子流束、G16陽子流束をグラフ化し、 G16&G18とBOUの地磁気変動グラフを取りました 磁気嵐時の地磁気変動は似ているので、今回は、G16&G18とコロラド…

12月度その27:柿岡 KAK K-index・磁気嵐シリーズ ➡ 12月17日UTに柿岡でK-index=5が観測されました、G16とG18とUSGS観測点5ヶ所の地磁気変動を見ます!!

今回から、最北のアラスカ・ウトキアグヴィクBRWは外しました フェアバンクス・カレッジCMOと波形が非常に似ているからです お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m まず、柿岡のK-indexです 図1:2023年12月14日から17日UTを含む、柿岡KAK_k-index 12月14日に…

12月度その26:柿岡 KAK k-index・磁気嵐シリーズ ➡ 12月17日UTに柿岡でK-index=5が観測されました、まずは柿岡K-indexとG16の各流束測定グラフです!

12月17日に柿岡で、K-index=5 が観測されました! そこで、まずは12月14日から17日までの4日間G16の、 X線流束、電子流束、陽子流束をグラフ化します お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m 図1:2023年12月14日から17日UTを含む、柿岡KAK_k-index 12月17日…

12月度その25:プラズマ流加速メカニズムが分からない、、、 ➡ 「あらせ」⬅ この辺りが最前線?!

前回の記事「12月度その24」をまとめ、 その後、磁気モーメントやラーモア振動数などを調べても、 オーロラ発光に至る高速プラズマ流が生成されない、 結局、プラズマ粒子の加速メカニズムが分からない、 という事が分かった! ここで、論文というよりは…

12月度その24:ひとつ浮かび上がるプラズマ流イメージ、、、 ➡ これがオーロラ起因か?!⬅ モデル追加あり!!

特に前回の記事「12月度その23」を書いていて、浮かび上がったオーロラ起因イメージがあります 簡単にトンチ絵にまとめました(追加も致しました) ので、、、 お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m 但し、コレってどこまで正しいのか分かりません! ご注…

12月度その23:基礎知識を磨きましょう ➡ 磁場中の荷電粒子から、電磁イオンサイクロトロン波まで!

さて、基礎知識をブラッシュアップする時間です キッカケは、人工衛星「あらせ」が観測した「電磁イオンサイクロトロン波:EMIC」に関する複数の記事が目に付いたからです オーロラ原因とされています そこで、この辺りを少し学んでおこうと、、、 お付き合…

12月度その22:面白いサイトを見つけた! ➡ その名もオーロラ・アラート、オーロラ予測サイトで日本で運営!

面白いサイトを見つけましたので、ご紹介! その名もオーロラ・アラート、 aurora-alert.nict.go.jp 日本NICTさん運営のサイトです、覗いてみました! お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m サイトを開けると、こんな感じの画像が流れます! 図1:現時点で太…

12月度その21:オゾン全量シリーズ ➡ 北半球高緯度カナダのオゾン全量を追う!➡ 観測点を変更する!

カナダ観測点アクセスが過去1年は不可になったので(何かこの1年で不具合でも生じたのでしょうか?)観測点を米国と日本に移しています 観測点の移転はだいたい終えたのですが、まだ関連する記事の変更があります このオゾン全量シリーズがそうで、イエロ…

12月度その20:父島CBI・シリーズ ➡ 父島CBIの3年間北方磁場強度変動を追い、24hヒストグラムを取り、4日間の波形も取る!⬅ 追記あり!

追記は最後にあります 父島CBIが独自の動作をするので、父島CBIに絞って観測しました まず確定値の公開ですが、父島CBIの場合は6ヶ月前との事なのですが、現時点で見てみると9月末まで公開されているので、9月末までの3年間としました 3年間の北方磁場強度…

12月度その19:3年間北方磁場強度_変動シリーズ ➡ 柿岡KAKとG16とG18の3年間北方磁場強度変動を追い、24hヒストグラムも取る!

観測点を柿岡KAKに絞って、3年間の北方磁場強度変動グラフの再開です 柿岡には暫定値と確定値があるのですが、確定値は1ヶ月後、との事なのですが現時点で検索してみると2023年11月末迄のデータが上がって来ますので、これなら充分使える!という事で3年…

12月度その18:エルニーニョ南方振動ELSOを追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取り、ペルー沖の海面温度マップを取る!

気象庁さんからエルニーニョ監視速報が発表されました(12/11) そこで、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、2019年12月の太陽黒点数から現在(2023年11月)までの黒点数推移とエルニーニョ・ラニーニャ状態の季節(3ヶ月単位)を…

12月度その17:柿岡 KAK k-index・磁気嵐シリーズ ➡ 柿岡KAKでK-indexが平穏な4日間が観測されました、磁気嵐ではありませんが、このような時の応答も見ておく必要があります!

2023年12月06日から09日UTまで、柿岡KAKで極めて平穏なK-indexが観測されました このような時の応答を確認しておく事は、重要と思われます 結果は、かなりの衝撃でした、私には! お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m 図1:2023年12月06日から09日UTを含む…

12月度その16:USGS観測所セット最終決定 ➡ グアムGUAを入れました、低緯度から高緯度までのラインアップとなります!

図1で、最も南に位置するグアムGUAを組み込みました BOUと似たような緯度のFRNは外しました 高緯度から低緯度までのラインアップが出揃いました 2023年12月2日から5日までの観測結果で見比べて頂ければ、違いが何となく分かると思います、これだけ緯度を一…

12月度その15:また新たなUSGS観測所セット ➡ 新たにシトカSITを追加しました、こんな感じになります、よろしく、です!

新たにシトカSITなるアラスカの観測点を加え、USGS観測所セットと致しました! 以下、ご紹介申し上げたく お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m 図1:USGS観測所マップ ここのアラスカの南、カナダの西にあるSITがズッと気になっていました! 感じとしては、…

12月度その14:新たなUSGS観測所セット ➡ が決まりました、こんな感じになります、よろしく、です!

新たにオーロラ帯に属するBRW(ウトキアグヴィクと読む!?)を加え、USGS観測所セットが決まりました! 以下、ご紹介申し上げたく お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m 図1:USGS観測所マップ より、BRWはUSで最北の街です、ウトキアグヴィク - Wikipedia に…

12月度その13:BOUの謎 ➡ が解けました、太陽光の電離作用によりLT12時頃にプラズマ生成がピークを迎えます!

BOUがLT12時頃に磁場強度最小値を付ける理由が分かりました! 太陽光による電離作用、でした 以下、ご説明申し上げたく お付き合い頂ければ幸いです m(_ _)m まず、USGS観測点の磁力線高度マップを取ります 図1:USGS観測点の磁力線高度マップ 高度150knか…

12月度その12:BOUの謎とUSGSマップ ➡ USGSの地磁気観測所マップが、やっとやっと見つかりました!

USGSの地磁気観測所リストを見ると: BDT, BOU, TST, BRW, BRT, BSL, CMO, CMT, DED, DHT, FRD, FRN, GUA, HON, NEW, SHU, SIT, SJG, TUC, USGS, BLC, BRD, CBB, EUA, FCC, IQA, MEA, OTT, RES, SNK, STJ, VIC, YKC, HAD, HER, KAK とあるが、マップがないか…

12月度その11:番外編 ➡ 地磁気の世界レベルでの減衰と日本における増加!?

さて、番外編です 地磁気は世界レベルで見れば減衰、日本で見れば増加、はよく知られている所だと思います が、その辺りを簡単にご紹介です お付き合い頂ければ幸いです 1.地磁気は減衰している! まずは、 地球の磁気は年々弱まっている…特に南大西洋の「…

12月度その10:柿岡 K-index 磁気嵐シリーズ ➡ 2023年12月5日UT、柿岡でK-index=4が検出された際、観測されたBOUの謎?!

2023年12月5日UTに、柿岡でK-index=4が6時間に渡って検出されています 「12月度その9」で12月2日〜5日の、CMO, BOU, SJG, G16, G18の北方磁場強度波形を報告致しました その際、観測されたBOU波形が、ど〜しても謎なのです、私には! そこで、BOUの謎を…