なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

2018-09 放出エネルギーと黒点数の推移

始めに

本ブログは、地震の放出エネルギーと太陽黒点数の推移を毎月調べ報告するものです。

放出エネルギーは:

 主たるデータは気象庁さん [2] データですが、直近データは防災科研さん [1] です。

 北東太平洋(北緯20°東経120°〜北緯47°東経150°)領域で発生した地震(マグネチュード)をエネルギー(ジュール)に変換して表示しています。 深さ制限はかけていません。

 過去25年間の推移を表示しています。

一方、黒点数は:

 三鷹太陽地上観測さん [3] が毎月公開する一日当りの平均黒点数を表示しています。

 直近48ヶ月分のデータをグラフ化して表示しています。

私が、何故こんな事をしているのか?と言うと:

 2017年は、この25年間で最低の放出エネルギーでした。 私は地震の放出エネルギーが本格的な上昇状態に入る前に、新しい太陽サイクル25が始まるのではないか、と予想しています。

* 黒点について何故48ヶ月かと言うと、13ヶ月平均を取って調べるからです。 ある月を取り上げた時、前方6ヶ月と後方6ヶ月を取り、合計13ヶ月の月平均を出します。 これを月単位にスキャンし最小となる月が新しい太陽サイクルが始まる月です。 それを調べるには48ヶ月あれば充分だろう、と考えたからです。

 従って、通り過ぎてから、底が分かる事になります。 株価と同じです(当り前ですが)。

 また人によって底の判断が多少異なるようです。 私は英文Wikipediaの数値を使っています。 [4]

 現在は正に十一年に一度の太陽サイクルが切り替わる時であります。 たとえ私の予想は外れたとしても、新しい太陽サイクルが始まるこの時を、この目で、リアルタイムに見てみたいのです。

 

1994年1月〜2018年9月迄・25年間の放出エネルギー推移

ブログ [地震の予測マップ] によるエネルギーの推移で、次のデータによります [1], [2]

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一番左は1994年。 一番右が2018年で25年目に当りますが、現時点では、2017年10月1日〜2018年9月30日の一年間・放出エネルギーです。

新規な太陽サイクル開始後、放出エネルギーは減少し、それから増加に転じているように見えます(図中の”Cyc23開始”、”Cyc24開始”を参照)。 そこで、次に示す黒点数推移を追っています。 尚、現在は太陽サイクル24の最終期です。

 

2014年10月〜2018年9月迄・48ヶ月間の太陽黒点数推移

三鷹太陽地上観測さん測定の月平均黒点数・48ヶ月(4年分)を表示(©国立天文台)。 [3]

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一番右側が2018年9月で平均2.92個で、北半球は2.92、南半球ではでした。

その手前が2018年8月で平均8.13個で、北半球は1.96、南半球では6.17でした。

3月、7月とほとんどゼロの月でしたが、振動しているように見えます。

現時点では3月か7月がミニマムで新サイクル25が始まった年月となりそうです。 そうなりますと、サイクル24は非常に短いサイクルであった、ということになります。

果して、新サイクル25は始まっているのか???

観測を続けて頂くしかありません。 何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

以上です

 本ブログは、一ヶ月に一回の更新です。 毎月3日頃となります。

 黒点数の推移にご興味のある方は「読者」登録されますと、更新時にメッセージが届きますので、たいへん便利かと存じます。

 本ブログ題名「なぜ地球磁極は逆転するのか?」と件名「放出エネルギーと黒点数の推移」は内容に於いて一致しません。 これは、はてなブログ無料版を使っている上で成行き上そう成ってしまったからです。 これを回避するにはproに行くしかないそうです。 現在、proに移行する計画は無く、当面このままで行くしか無い状況です。 混乱させて大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。

 尚、太陽の黒点に関する一般的な解説は、こちら: [太陽黒点 - Wikipedia]

 

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

 

謝辞:

放出エネルギーの直近データは「気象庁文部科学省が協力してデータを処理した結果」の「気象庁一元化処理震源要素」データ一年分(暫定)を「防災科学研究所」サイトよりダウンロードして解析しています。 [1] このデータによって初めて一般にリアルタイム解析が可能となったもので、構築にご尽力頂きました各国立大学、各官庁と関連する機関、都道府県と関連する機関、等の関係各位殿に深く謝意を述べさせて頂きます。

免責:

本ブログの内容は、個人の推論にもとずくものであり、結果に対しいかなる責任を負うものでもありません。

引用:

[1] 防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

[2] 気象庁|震源データ

[3] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[4] List of solar cycles - Wikipedia