11月度その17 世界の北方磁場強度シリーズ➡各地の磁場強度平均と最大最小値の差分平均をグラフにまとめる!
世界の北方磁場強度シリーズ➡各地の磁場強度平均と最大最小値の差分平均をグラフにまとめる!
さて、11月度に入ってから:
1.世界各地10ヶ所の北方磁場強度「1日当り最大値と最小値」を3年分グラフ化し、平均磁場強度と最大値ー最小値の差分平均を出しました➡平均磁場強度と差分平均という数値化を行った訳です
2.世界各地のUT24時間における最大値と最小値の出現回数を3年分(1095日)統計グラフ化しました➡この統計グラフについては未だ数値化しておりません
3.世界各地とGOES衛星16Eまたは17Wと3日間に渡る波形グラフを取りました、11月3日UTに磁気嵐(柿岡でK-index6)が観測され11月2日から5日UTに渡る比較波形グラフを取りました➡二つの比較波形グラフについても数値化しておりません
世界10ヶ所に及ぶ観測の全体像を理解するには全体を見渡せる「まとめグラフ」が必要で、そのためには数値化が必要で、1.に関しては最低線の数値化ですが出しましたので、今回は1.に関するめとめグラフの報告です
世界全体ということで(半分ですが)、NOAAさんよりGOES-16E衛星から地球のショットNOW
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
ここから本文です
1.地球全体表示には色々あるようですが、ここでは以下の形式としました
図1:世界各地観測点10ヶ所とGOES衛星2ヶ所のマップ
縦軸Yは南緯90度から北緯90度でこれは問題はないと思いますが、横軸Xは東経0度から360度で東経表示となっています、これは地磁気データを扱う際には全東経表示するのが標準のようで、それにならいました
各観測点とGOES衛星2ヶ所の他、磁北極と磁南極(方位磁石が真下を向く点)及び地球磁気双極子北極と南極(世界各地の観測データから地球を一本の棒磁石とするモデルにおけるS極とN極)を入れてあります
磁北極と磁南極、及び地球磁気双極子の位置は年変動しています、数値は京都大学さん [磁石の北と地磁気極と磁極] より2021年の数値を引用しています
地球磁気双極子のS極とN極は正確に対抗していますが(モデルが棒磁石ですから)、磁北極と磁南極は正確には対抗していません(観測結果がそうなっているのです)
このグラフで気付いたことは、柿岡➡グアム➡キャンベラ➡磁南極2021の経度はだいたい同じであった、ということです
また磁気双極子_北極2021➡オタワ➡フレデリックス➡サンファン➡GOES-16Eの経度もだいたい同じであることが確認できます
加えて、磁北極と磁南極は東経側にあり(西経側でなく)東経145度辺りに揃っていることも本グラフを取って気が付きました
2.北方磁場3年間の平均強度と差分平均を緯度・経度から見たグラフを示すと:
図2:緯度サイドから見た平均磁場強度と差分平均
マジェンダが平均磁場強度で、マジェンダの上に緑の差分平均を示します
平均磁場強度の単位はμTで、差分平均はその1/1000表示であるnTです、これは偶然です
私は1000倍異なる単位の軸を共有するグラフというのは見たことがありませんが、ここでは使ってみました
図3:経度サイドから見た平均磁場強度と差分平均
マジェンダが平均磁場強度で、マジェンダの右に緑の差分平均を示します
シャンポンCLFの東経2.3度を加えるとマップが広がりすぎて見えなくなるので、シャンポンCLFは除外しました
平均磁場強度の単位はμTで、差分平均はその1/1000表示であるnTです
3.まとめ
1.図2と3から明確にまとめられる結果は現在まだありません
傾向であればいくらでも言えると思いますが、ここはこのまま続けます
2.次に24時間分割した最大値と最小値の観測時刻統計グラフについて、特徴を数値化して図2と図3の緯度サイドビューと経度サイドビューのまとめグラフを出してみます
どう数値化するか?ですが未だ決めておりません
3.3日間の波形比較グラフについては上記2が終えてから検討致します
4.図1は簡単に出せたのですが、図2に思いのほか時間がかかってしまいました!(図3は容易です)
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です
11月度その16 世界の北方磁場強度シリーズ➡シャンポン・ラ・フォレの地磁気変動3年間を調べ、GOES-16Eと準リアルタイム波形3日間を比較する!➡追記あり!
世界の北方磁場強度シリーズ➡シャンポン・ラ・フォレの地磁気変動3年間を調べ、GOES-16Eと準リアルタイム波形3日間を比較する!➡追記あり!
キャンベラCNBの地磁気変動3年間とGOES-17Wとの波形3日間に続いて、シャンポン・ラ・フォレ(以下シャンポン)CLFをアップ致します
現在:
オタワOTT➡フレデリックスバーグFRD➡サンファンSJGをGOES-16Eと、
ミーノックMEA➡ビクトリアVIC➡ホノルルHONをGOES-17Wと、
柿岡KAK➡グアムGUA➡キャンベラCNBをGOES-17Wと、
シャンポンCLFをGOES-16Eと、
の順番で地磁気変動と波形アップを進めております、計10ヶ所となります
今回はシャンポンCLFで、最終です
フランスは中北部にありますシャンポン地磁気観測所(By Par Travail)、とGOES衛星、
です
お付き合い頂ければ幸いです
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地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
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1.GOES-16Eとシャンポンの磁力線パターンと緯度経度を確認です
図1:GOES-16EとシャンポンCLFを通過する磁力線パターンと緯度経度
シャンポンCLF磁力線の高度は2,200kmにあって、電離圏を抜けてバンアレン内帯の陽子ベルト中央を通過する位置にあります
2.続いてシャンポン3年間の北方地磁気変動と最大値最小値_観測数です
図2:シャンポンCLF3年間北方磁場強度変動グラフ
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
シャンポンCLFの磁場強度は微増です
このグラフに現れたデータのみを使って最大値と最小値の出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図3:シャンポンCLFの最大値と最小値の時間当り観測数
最小値ピークがUT10時台に出現しており、時差がないのでシャンポンCLFでもLT10.0時台となります
3.シャンポンとGOES-16Eの準リアルタイム波形3日間グラフです
観測時間は、UT2021年11月2日05:52〜11月5日05:51までの3日間72時間です
図4:シャンポンCLFとGOES-16E波形グラフ3日間
シャンポンCLFの場合、レンジ400nT以内に十分2波形が収まります
GOES-16Eは17Wと比べて磁気嵐時の変動がおだやかなので、レンジ400nTに収まりやすいです
両者の時差は、5.2時間です
追記:2021/11/11 17:15
考えてみればGOES-16Eと17Wの比較波形を出しておりませんで、これは必要と思われますので次に示します
図5:GOES-16Eと17Wの3日間波形
16Eは緑で出しています(従来はオレンジ)、17Wは従来通りマジェンタです
Y軸スケールは他の波形グラフと同様に400nTに揃えてあります
両者の時差は4.1時間であり、16Eの方が東にありますので先に12LT@16Eを迎え、その4.1時間後に12LT@17Wを迎えています
平穏時(1日目と3日目)は16Eが山なり谷を迎えてその4.1時間後に17Wが山なり谷なりとなります
しかし磁気嵐の時(2日目)は同時(丁度12LT@17Wでした)にピークを観測しています
この辺りを考慮して「似たような波形の数値化」を考える必要があります
追記終わり
まとめ:
1.これにて10ヶ所の測定を終わります
2.GOES-16Eや17Wと各観測点との波形が同相・逆相について(要するに、似た波形とは?について)どのように数値化し指標化すればよいのか、現在思案中です
少し時間がかかります
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です
11月度その15 世界の北方磁場強度シリーズ➡キャンベラの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
世界の北方磁場強度シリーズ➡キャンベラの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
グアムGUAの地磁気変動3年間とGOES-17Wとの波形3日間に続いて、キャンベラCNBをアップ致します
現在:
オタワOTT➡フレデリックスバーグFRD➡サンファンSJGをGOES-16Eと、
ミーノックMEA➡ビクトリアVIC➡ホノルルHONをGOES-17Wと、
柿岡KAK➡グアムGUA➡キャンベラCNBをGOES-17Wと、
シャンポンラフォレCLFをGOES-16E、
の順番で地磁気変動と波形アップを進めております、計10ヶ所となります
今回はキャンベラCNBです
キャンベラはオーストラリアの首都、それとGOES衛星、
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
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南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
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1.GOES-17Wとキャンベラの磁力線パターンと緯度経度を確認です
図1:GOES-17WとキャンベラCNBを通過する磁力線パターンと緯度経度
キャンベラCNB磁力線の高度は1,081kmにあって、電離圏を通過しバンアレン内帯の陽子ベルトの端に接する程度の位置にあります
2.続いてキャンベラ3年間の北方地磁気変動と最大値最小値_観測数です
図2:キャンベラCNB3年間北方磁場強度変動グラフ
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
キャンベラCNBの磁場強度は減少です、今回の測定ポイントではこことホノルルHONのみが減少となっています
このグラフに現れたデータのみを使って最大値と最小値の出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図3:キャンベラCNBの最大値と最小値の時間当り観測数
最小値ピークがUT1時台に出現していますが、綺麗な単独ピークではなく分裂しています、UT1時台はキャンベラCNBではLT11.0時台となります
3.キャンベラとGOES-17Wの準リアルタイム波形3日間グラフです
観測時間は、UT2021年11月2日05:53〜11月5日05:52までの3日間72時間です
図4:キャンベラCNBとGOES-17W波形グラフ3日間
キャンベラCNBの場合、レンジ400nT以内にギリギリで2波形が収まります
両者の時差は4.9時間です
4.柿岡とキャンベラは緯度経度が似ているので両者の波形を示します
図5:柿岡KAKとキャンベラCNBの波形比較
磁気嵐時の磁場変動については別途まとめたい、と考えております
図6:柿岡KAKとキャンベラCNBの磁力線パターン
まとめ:
1.このまま測定を続けます、次のシャンポンCLFで最後です
2.16Eや17Wと各観測点との波形が同相・逆相について、どのように数値化して表示すればよいのか、現在思案中です
平穏時と磁気嵐時に分けて考える必要がありそうです
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です
11月度その14 世界の北方磁場強度シリーズ➡グアムの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
世界の北方磁場強度シリーズ➡グアムの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
柿岡KAKの地磁気変動3年間とGOES-17Wとの波形3日間に続いて、グアムGUAをアップ致します
現在:
オタワOTT➡フレデリックスバーグFRD➡サンファンSJGをGOES-16Eと、
ミーノックMEA➡ビクトリアVIC➡ホノルルHONをGOES-17Wと、
柿岡KAK➡グアムGUA➡キャンベラCNBをGOES-17Wと、
シャンポンラフォレCLFをGOES-16E、
の順番で地磁気変動と波形アップを進めております、計10ヶ所となります
今回はグアムGUAです
現在グアム島は死火山ですが北マリアナ諸島の火山群に属しており2020年1月に噴火したフィリピン・タール火山をグアムから望む、とGOES衛星、
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
ここから本文です
1.グアムGUAの磁力線パターンと緯度経度を確認です
図1:GUAを通過する磁力線パターンと緯度経度
GUA磁力線の高度は140kmであって電離圏F1層に達する程度でF2層にまでは至らない高さです
2.続いてグアム3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
図2:グアムGUA3年間北方磁場強度変動グラフ
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
平均値35.91μTと非常に強い北方磁場強度です
データ欠損があります
このグラフに現れたデータのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図3:グアムGUA最小値最大値の観測時刻カウント分布
実に綺麗な分布グラフです!
最大値ピークがUT1時台に出現しています、これはGUAでLT10.7時台となります
LT10時台に最小値ピークを押さえて、最大値ピークがより強く現れるのが低緯度の特徴です
3.GOES-17WとGUAの準リアルタイム波形3日間グラフです
観測時間は、UT2021年11月2日05:53〜11月5日05:52までの3日間72時間です
図4:GUAとGOES-17W波形グラフ3日間
GUAの場合、レンジ400nT以内にギリギリで2波形が収まります
A:GUAと17Wの時差は5.2時間です、5.2時間の時差がありながら磁気嵐の時には同時刻で似たような波形を観測しています
B:一方、磁気嵐の手前1日前では、17WがLT12時頃にピーク値を迎えて約5.2時間後のGUAのLT12時頃に乱れながらピークを迎えています
Aを同相というのかBを同相というのか?という問題なのです、悩んでおりますのは、、、
まとめ:
1.このまま測定を続けます
2.16Eや17Wと各観測点との波形が同相・逆相について、どのように数値化して表示すればよいのか、現在思案中です
最初はフーリエ・パワー解析と思いましたが、パワーは周波数成分の解析なので、同相・逆相の解析はできない、で、もう少し調べています
特に両者に時差があった場合(これはあって当たり前)何をもって同相・逆相というのか?に引っかかっております
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です
11月度その13 エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取る!
エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取る!
気象庁さんからエルニーニョ監視速報が発表されました(11/10)
それによると、この9月10月はラニーニャであって、11月もラニーニャである、とされた模様です
そこで、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、2021年10月の太陽黒点数データからさかのぼること過去48ヶ月間とエルニーニョ・ラニーニャ状態の季節(3ヶ月)を合わせてグラフ化しました
月一の報告となります
お付き合い頂ければ幸いです
順を追って述べれば:
1.10/11気象庁さん発表のエルニーニョ監視速報では、11月12月のラニーニャの発生確率が高くなっており、11月12月のラニーニャ発生確率を70%としていました(ちなみに10月のラニーニャ発生確率は60%としていました)
2.これが11/10気象庁さん発表のエルニーニョ監視速報では、11月12月のラニーニャ発生確率を90%としています(ウェザーニュースさん)
そうして、9月10月11月のラニーニャ発生確率を90%とし、11/10時点で「ラニーニャが発生した」としていますので、2021年秋(9/10/11月)はラニーニャであったとなります
3.本ブログでは各月毎に太陽黒点数を出し、エルニーニョであるかラニーニャであるかニュートラルであるかを季節単位で合わせてグラフ化している訳で、ここで2021年秋をニュートラル状態からラニーニャ状態に戻して10月の黒点数と共にグラフをアップ致します
エルニーニョ&ラニーニャ・過去データは [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] を参照しています:
以下にWikiより約4年分の最新リストを提示致します
2016年夏 - 2017年春 | ラニーニャ | 北海道を中心とした8月の長期的な大雨・豪雨 1951年に気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北地方の太平洋側に台風が上陸した。 また北日本では平年より7日 - 10日早い初雪・初冠雪を観測し、関東甲信越では2016年11月に初雪・初冠雪を観測した(関東甲信越で11月に初雪・初冠雪が観測されたのは1962年11月以来、54年ぶりとなる)。 このほか、2017年1月中旬と2月中旬、3月上旬は日本国内(平成29年日本海側豪雪)のみならず、国外の多くで10数年に1度の北半球最大規模の大寒波が襲来した。 |
2017年秋 - 2018年春 | この冬(2017年12月~2018年2月)の平均気温は約1度程度低かった。 そして冬の積雪は平年よりかなり多く、日本規模で寒冬となった。 |
|
2018年秋 - 2020年春 | エルニーニョ | ( 2018年9月 ) 9月4日に近畿地方にかなり台風接近して危険な暴風となった 9月7日~9月10日は秋雨前線が近づいて西日本では断続的に雨が降り続いた。 冬はほぼ全国的に暖冬で、南西諸島は記録的暖冬 、西日本や東日本でも顕著な暖冬となり、西日本の日本海側は記録的少雪となった。 2019年5月~7月は北日本を中心に記録的な長期高温・長期日照・長期少雨となった。 2019年6月は南米で大量の雹が局地的に降り、欧州で長期的な異常高温になるなど異常気象が発生した。 2019年12月から2020年2月にかけて日本では北日本を除き、2006年12月 - 2007年2月当時を凌ぐ記録的な大暖冬となった。 |
2020年秋 -2021年春 | ラニーニャ | 2020年初冬より日本国内を中心に、数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、12月14日から21日までの7日間の総降雪量が200センチ(2メートル)を超えた地点が数地点と、主に東日本と北日本の各日本海側、および山陰地方を中心に記録的な大雪を観測した。 2021年1月上旬には日本のみならず、中国や韓国などの東アジアや一部の欧州でもでも数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、特にスペインの首都マドリードでは半世紀(50年)ぶりの大雪となった。 |
2021年春(3月〜5月)まではラニーニャ状態である、としています
2021年夏(6月〜8月)はニュートラルでした
しかし、2021年秋(9月〜11月)は再びラニーニャ状態が宣言されたので、さかのぼって修正したグラフを以下に示します
黒点数データは直近48ヶ月(従って2021年10月よりさかのぼること4年分)のデータを解析しており、そこにエルニーニョ&ラニーニャ・データを被せたグラフが、以下のグラフです、
黒点数は [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さん公開データです
マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数、で横軸は年月
その上に高さ5固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せ
ブルー(ラニーニャ)とオレンジ(エルニーニョ)が重なることはない!
Wikiのデータは、「春」とか「秋」の季節を使用しており、ここで:
春 ➡ 3/4/5月
夏 ➡ 6/7/8月
秋 ➡ 9/10/11月
冬 ➡ 12/1/2月
としています、ここで2021年5月まではラニーニャでしたが、夏(6月〜8月)はどちらでもないニュートラル状態となり、再び秋9月〜11月はラニーニャとなるが上図です
まとめ:
1.直近の月単位48ヶ月の太陽黒点数とラニーニャかエルニーニョかを示すグラフ上で2021年5月まで(2021春)はラニーニャであり、6月〜8月の夏はニュートラルとなった
2.ここにきて、9月10月はラニーニャ状態であった確率を90%とし、11月を再びラニーニャ状態(確率90%)としている(11/10発表)
3.エルニーニョ・ラニーニャ・ニュートラル各状態は、1-2ヶ月は過去にさかのぼって再宣言される場合があることを理解致しました
やはり季節の途中では有り得ることなのでしょう
今後は、気象庁さん発表のエルニーニョ監視情報をウェザーニュースさん記事で最初にアップして、それから黒点数とエルニーニョ・ラニーニャ・ニュートラル状態グラフをアップ致します
尚、エルニーニョとラニーニャの内容ですが、ウェザーニュースさんの解説記事が非常に分かりやすく [エルニーニョ/ラニーニャ現象とは? - ウェザーニュース] をご参照ください
以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
感謝です
11月度その12 世界の北方磁場強度シリーズ➡柿岡の地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
世界の北方磁場強度シリーズ➡柿岡の地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
ホノルルHONの地磁気変動3年間とGOES-17Wとの波形3日間に続いて、柿岡KAKをアップ致します
現在:
オタワOTT➡フレデリックスバーグFRD➡サンファンSJGをGOES-16Eと、
ミーノックMEA➡ビクトリアVIC➡ホノルルHONをGOES-17Wと、
柿岡KAK➡グアムGUA➡キャンベラCNBをGOES-17Wと、
シャンポンラフォレCLFをGOES-16E、
の順番で地磁気変動と波形アップを進めております、計10ヶ所となります
気象庁地磁気観測所KAK(By Nyao148)とGOES衛星、
です
地磁気を観測する際には周囲に直流電流環境があると誤差ノイズになるので、通常の直流電車が敷設できません、ここは [気象庁地磁気観測所 - Wikipedia] より:
地磁気観測所周辺での鉄道の電化について細かく規制されており、基本的に観測所を中心に半径30km以内で周囲電化する場合は、原則的に交流電化もしくは観測に影響を出さない対策を施した上での直流電化が義務づけられている。
とのことでネット上では、これが町の発展(都市化)を阻害する、という意見が散見されます
難しい問題です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
ここから本文です
1.柿岡KAKと17Wの磁力線パターンと緯度経度を確認です
図1:17WとKAKを通過する磁力線パターンと緯度経度
KAK磁力線の高度は1,152kmであって電離圏を通過し、バンアレン内帯の陽子ベルト端に接する高さです
2.続いて柿岡3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
図2:柿岡KAK3年間北方磁場強度変動グラフ
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
KAKは微増ですが、全体平均値は30μTに近く非常に高い値です
このグラフに現れたデータのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図3:柿岡KAK最小値最大値の観測時刻カウント分布
最小値ピークがUT1時台に出現しています、これはKAKでLT10.3時台となります
LT10時台に最大値ピークを押さえて、最小値ピークがより強く現れるのが中緯度の特徴です
3.GOES-17WとKAKの準リアルタイム波形3日間グラフです
観測時間は、UT2021年11月2日05:53〜11月5日05:52までの3日間72時間です
図4:KAKとGOES-17W波形グラフ3日間
KAKの場合もレンジ400nT以内に余裕で2波形が収まります
KAKと17Wの時差は、5.5時間です、5.5時間もの時差がありながらこれだけ同相で似た波形を磁気嵐の時にはUT時間で同時観測している、をどのように解釈すればよいのでしょうか?(高度35,786km赤道上空と北緯36.2度地上で、です)
まとめ:
1.このまま測定を続けます
2.16Eや17Wと各観測点との波形が同相・逆相について、どのように数値化して表示すればよいのか、現在思案中です
最初はフーリエ・パワー解析と思いましたが、パワーは周波数成分の解析なので、同相・逆相の解析はできない、で、もう少し調べています
特に両者に時差があった場合(これはあって当たり前)何をもって同相・逆相というのか?に引っかかっております
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です
11月度その11 世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wと準リアルタイム波形3日間を比較する!
ビクトリアVICの地磁気変動3年間とGOES-17Wとの波形3日間に続いて、ホノルルHONをアップ致します
現在:
オタワOTT➡フレデリックスバーグFRD➡サンファンSJGをGOES-16Eと、
ミーノックMEA➡ビクトリアVIC➡ホノルルHONをGOES-17Wと、
柿岡KAK➡グアムGUA➡キャンベラCNBをGOES-17Wと、
シャンポンラフォレCLFをGOES-16E、
の順番で地磁気変動と波形アップを進めております、計10ヶ所となります
今回はホノルルHONです
ダイヤモンドヘッド(By Forest & Kim Starr)とGOES衛星、
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
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1.ホノルルHONと17Wの磁力線パターンと緯度経度を確認です
図1:17WとHONを通過する磁力線パターンと緯度経度
HON磁力線の高度は400kmであって昼間の電離圏F2層に届く程度です
2.続いてホノルル3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
図2:ホノルルHON3年間北方磁場強度変動グラフ
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
HONで始めて北方磁場強度が減衰しています
最大値にデータ欠損があります
このグラフに現れたデータのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図3:ホノルルHON最小値最大値の観測時刻カウント分布
最小値ピークを押さえて、最大値ピークがUT0時台に出現しています、これはHONで13.5時台となります(HON最大値にはデータ欠損がありますが、ひとまずそのまま報告です)
3.GOES-17WとHONの準リアルタイム波形3日間グラフです
観測時間は、UT2021年11月2日05:53〜11月5日05:52までの3日間72時間です
図4:HONとGOES-17W波形グラフ3日間
HONの場合はレンジ400nT以内に余裕で2波形が収まります
これを見る限り平穏時も磁気圏嵐も含めて、17WとHONは同相であるように思えます
磁力線がバンアレン帯や電離圏を通過しないと同相になる、通過すると逆相になる、が本ブログの見解です(現時点において)
HONと17Wの時差は、1.4時間です
まとめ:
1.このまま測定を続けます
2.16Eや17Wと各観測点との波形が同相・逆相について、どのように数値化して表示すればよいのか、現在思案中です
最初はフーリエ・パワー解析と思いましたが、パワーは周波数成分の解析なので、同相・逆相の解析はできない、で、もう少し調べています
以上、お付き合い頂き誠にありがとう御座いました
感謝です