4月度その20:メキシコと木星衝合シリーズ ➡ メキシコ4年間のM6.0以上を追う・その2 ➡ 衝合内の発生率 67% になる!
メキシコと木星衝合シリーズ ➡ メキシコ4年間のM6.0以上を追う・その2 ➡ 衝合内の発生率 67% になる!
新シリーズとして、メキシコからカリブ海で発生するM6.0以上と木星衝合の相関を追っています
世界で発生するM6.0以上と木星衝合の相関を追った時に分かった事は:
・中国/朝鮮半島/台湾と相関があるように見える
・メキシコ/カリブ海と相関があるように見える
でした、そして日本では、西域(関東から九州にかけて)で相関があります(日本の場合は、地震の予測マップ [地震の予測マップと発震間隔ヒストグラム] で常時報告しています
そして、ここではメキシコ/カリブ海で発生するM6.0以上と木星衝合の関係をUSGS(アメリカ地質調査所)のデータをアクセスして追っております
前回は、2016年4月1日から2020年3月31日までの4年間について、メキシコ/カリブ海にて発生するM6.0以上は23個あり、その内14発震が木星衝合期間内で発生しており、発生率は61%という結果が出ました
今回は、それをもう少し高めた、という内容です
木星衝合とは:
ここで、衝や合の時にM6.0以上の地震が多発する(即ち、相関がある)地域があって、それが顕著に見えるのが日本の西域であり、そこで世界レベルで簡単に調べたら、中国/朝鮮半島/台湾とメキシコ/カリブ海でも相関がありそうだ、となったのです
USGS上のパラメータ変更点は?
* USGSにて検索の指定範囲を少し広げました:
指定範囲 ➡ 北緯20°から5°、西経100°から75°(前回は80°であり、指定範囲を広げました)
探索期間 ➡ 2016年4月1日〜2020年3月31日までの4年間(前回と同じ)
表示指定 ➡ M6.0以上(深さ指定はせず)(前回と同じ)
測定結果:
結果、24個のM6.0以上が検出されました(前回は23個の検出でしたので、ひとつ増えた事になります)
以下の図は、USGSの検索結果をGoogle Earthに移動させて画像出力したものです(USGSでは画像ファイルを直接出力できません)、ピンク枠の内側が指定範囲となります
この指定範囲内には、2017年9月8日発震のチアパス地震M8.2や2017年9月19日発震のメキシコ中部地震M7.1(どちらも衝合期間内の発震)が示されています
以下の図が、24発震について衝合期間との関係を時系列で表示したグラフです、三本川の中心が衝または合で、5auが衝、7auが合、で示されて、かつ、測定した地震もM6.0以上ですので、Mの大きさも左側Y軸で共有して示しています(この5au、M6.0以上、7au、と揃ったのは偶然です)
上図には7au合の三本川が4式ありますが、その中央間の数は3であり、その平均は396になります、これは木星の合から合の平均期間が396日である事を示し、従来、三本川の幅は
48日X2+1= 97日であったのを、
49日X2+1= 99日として良い事を示します
何故なら、99X4=396 であり、木星の合から合までの期間の正確に半分を衝合期間と設定できるからです(従来は多少コンサバに設定していた事になります)
結果:
24発震のうち16発震が衝合期間内での発震となり、発生率 ➡ 67% となりました(前回は61%)
まぁ、何とか相関はありそうだ、と言えるレベルになったかと、思います
本来であれば正規分布の標準偏差面積率である68%に達したかったのですが、色々トライは致しましたが、メキシコ/カリブ海はここで一旦終了致します
今後の進め方:
* 5月になりましたら、中国大陸を調べてみます
今回、メキシコ/カリブ海では探索期間は4年のままで変更致しませんでした、が、中国大陸の場合は、事前にザッと調べたのですが、ここ4年間でM6.0以上がほとんど発生していませんで、8年に伸ばして探索する必要があるだろう、と考えています
8年に伸ばすとプログラム修正がかなり入り、別プログラムとする予定です
5月になって、黒点活動の報告が終えたら、中国大陸における木星衝合とM6.0以上発震との相関を追ってみます
今後とも、よろしくお願い致します
以上です
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・ 本ブログ題名「なぜ地球磁極は逆転するのか?」と件名「太陽黒点数の推移を追う!」は内容に於いて一致しません。 これは、はてなブログ無料版を使っている上で成行き上そう成ってしまったからです。 これを回避するにはproに行くしかないそうです。 現在、proに移行する計画は無く、当面このままで行くしか無い状況です。 混乱させて大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。
・ 尚、太陽の黒点に関する一般的な解説は、こちら: [太陽黒点 - Wikipedia]
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。
免責:
本ブログにおけるデータハンドリングと解釈・プログラム作成・結果としての内容などに関し、本ブログ著作者はいかなる責任を負うものでもありません。
引用:
[1] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測
[2] List of solar cycles - Wikipedia