5月度その8: 地球の不思議地形シリーズ ➡ ヒマラヤ山脈の西泥流部辺りを見てみよう!
皆様!
5月16日にマシンがブッ飛び、もうこれでオシマイか?と思っていたのですが、OSを再インストールして生き返りました、以下は、アップしようとしていた記事です
注意!
この記事にはミイラの写真が出てきますのでご注意下さい、合わない方は、ご遠慮下さい
よろしくお願い致します
地球の不思議地形シリーズ ➡ ヒマラヤ山脈の西泥流部辺りを見てみよう!
まず、Google Earthで西泥流部周辺の全体像を見る:
さて、西泥流部のアフガニスタンにおける高度分布を見てみよう、 [アフガニスタン - Wikipedia] から:
By creativecommons.org
パミール高原(ここは5,000m級高原)の西からアフガニスタン中央まで3,000m(グレー部分)を超える高原が続いているのが分かる、この続く高原が西泥流部の特徴である、中国側の場合、チベット高原は勿論5,000m級の高原であるが、一旦東泥流部に入ると河川が多く急激に平野部へ至る、従って、乾燥も西泥流部の特徴である
ここで、特異な地形環境はタリム盆地のタクラマカン砂漠だろう、 [タクラマカン砂漠 - Wikipedia] によれば:
中央アジアのタリム盆地の大部分を占める砂漠である。標高は非常に低く、最低海抜はマイナス130メートルである。降水量は年に数ミリ程度と非常に乾燥している。
By Pravit:タクラマカン砂漠
タリム盆地はヒマラヤ造山運動に伴って形成された地形であり、今からおよそ2万年前の最後の氷期から現在の間氷期へと遷り変わる頃には、盆地のほぼ全域がカスピ海のような極めて広大な湖となったが、その後気候が温暖化するにつれて次第に水が失われ、大部分が砂漠になったと考えられている。
なるほど〜、ヒマラヤ造山運動でいきなり砂漠になった訳ではなく、広大な湖の時代には周囲に人々が暮していた、、、
タクラマカン砂漠で出土したミイラ
人民中国2009年の記事 [タクラマカン砂漠から大量に出土中国最古のミイラ群_人民中国] によれば:
1934年、中国政府から調査の依頼を受けたスウェーデンの考古学者、ベルグマン博士は、地元の猟師オルドックの案内で、タクラマカン砂漠の中を流れる小河をさかのぼっていた、そして小河から4キロ入った砂漠の砂丘の上に、高い枯れた木の柱が無数に立っているのを発見した、小河墓地である
小河墓地は、タクラマカン砂漠の東部、有名な楼蘭古城遺跡から175キロ西にあり、その後の戦乱で忘れ去られていたが、2003年、新疆文物考古研究所の探索により立木が再発見された
立木はその下に埋められた棺の前方に立てられており、男性の棺の前に立てられた立木は舟の櫂の形、女性の棺の前に立てられた立木は柱状である
出土したミイラは、全部で145体。いずれも「干屍」であり、エジプトのミイラのように、人為的処理をくわえてつくられたものではなく、自然に乾燥したものである。
炭素14により年代測定すると、紀元前1700年から2000年であることが判明した。
マントを取り除いた女性ミイラ
死者は頭にフェルトの帽子を戴き、足には革靴を履き、腰に腰当を着け、身に毛織物のマントを巻きつけている。副葬品は、身につけた衣服や首飾り、腕輪のほか、どの墓にも必ず、マントの外の右側に、草で編んだカゴが置かれている。
発掘された女性ミイラ
女屍の身長は152センチ、全身に乳白色の糊状のものが塗られている。体はやや豊満で、胸部、腹部が著しく肥満している。眼窩は深く落ち窪み、亜麻色の長い睫毛、高くまっすぐな鼻、少し開けた口、薄い唇。髪は亜麻色で多く、自然に頭の真ん中でわかれて胸にまで達する。
やはり文明文化が出てくると面白い、地形なんかよりも、、、で、文字は発掘されなかったのだろうか? 今から4,000年前というと、シュメールやエジプトでは象形文字が盛んに使われていたのだけれども、シルクロードど真ん中のタクラマカン砂漠周辺ではどうだったのだろうか? と興味は尽きない!
文字がないと交易は盛んにならないのである、逆に言えば交易が盛んになると文字が発達するのである、4,000年前シュメールとエジプトの間に地理的に位置し交易で栄えたフェニキアが、シュメール象形文字とエジプト象形文字の変換を容易とする為にフェニキア文字アルファベットを考案したのだけれども、その頃シルクロード交易は確立されていたのだろうか? ➡ シルクロードで調べてみると「紀元前2世紀には確立されて、、」と出ているので、4,000年前はチョット無理だったようである
ちなみにアルファベットは4,000年前にフェニキアで、たった一回、考案され全人類に広がったのである、このアルファベットの反対が象形文字で、現在世界で使われている象形起源の文字は漢字のみであり、中国・台湾・日本がこれを使っている
パミール高原
と言いつつ、地形なのである、このシリーズは! なるほど〜、Google Earth 3Dで見ると、こうなるのか! 平均標高5,000mに達するパミール高原について、上空南側から北側を望んだ図である、右奥にタクラマカン砂漠が見える
ここで [パミール高原 - Wikipedia] より写真をアップすると:
By Colegota:コングール山(7,719m:中国領)
By Yoshi Canopus:ムスタグアタ山 (7,546m:中国領)
と、実に凛と澄んだ山々が多い!
最後に
最初から意図していた訳ではありませんでしたが、結局、ヒマラヤ造山活動に関連した3記事をアップ致しました
地球の不思議地形シリーズに関しましては、ここで、一旦終了とさせて頂きたく
最後までお付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝の一言です
以上です
・ 黒点数の推移にご興味のある方は「読者」登録されますと、更新時にメッセージが届きますので、たいへん便利かと存じます。
・ 本ブログ題名「なぜ地球磁極は逆転するのか?」と件名「太陽黒点数の推移を追う!」は内容に於いて一致しません。 これは、はてなブログ無料版を使っている上で成行き上そう成ってしまったからです。 これを回避するにはproに行くしかないそうです。 現在、proに移行する計画は無く、当面このままで行くしか無い状況です。 混乱させて大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。
・ 尚、太陽の黒点に関する一般的な解説は、こちら: [太陽黒点 - Wikipedia]
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。
免責:
本ブログにおけるデータハンドリングと解釈・プログラム作成・結果としての内容などに関し、本ブログ著作者はいかなる責任を負うものでもありません。
引用:
[1] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測
[2] List of solar cycles - Wikipedia