なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

1月度その3:気になる点シリーズ➡カイパー空中天文台ってカッコ良かったですよね?

気になる点シリーズ➡カイパー空中天文台ってカッコ良かったですよね?

 

 

現在、この黒点サイトでは、私事ですが忙しくなって来たもので「太陽黒点数の推移を追うシリーズ」のみを扱っております、数カ月前までは「木星衝合と巨大地震の相関を追うシリーズ」や「地磁気地震の相関を追うシリーズ」等もやったのですが、木星地磁気はかなりの集中力とエネルギーが必要で、とても現在の私の状態では扱えないのです

 

しかしながら、ベッドで寝っ転がっていると漠然と頭に浮かんで来る疑問がありまして、それは私にとっての未解決問題もしくは気に掛かる問題なのです

 

今回は、「そう言えばカイパー空中天文台ってのが在ったな、名前がカッコ良い、あれはその後どうなったのだろう?」と気になったので追ってみました

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

カイパー空中天文台

[カイパー空中天文台 - Wikipedia] とは:

カイパー空中天文台

カイパー空中天文台NASAが1974年から1995年まで運用していた航空機搭載の天体望遠鏡システム・空中天文台天文学者ジェラルド・カイパーにちなんで命名されている。

という事で、大気の影響を除く為に航空機に望遠鏡を搭載し、高空(成層圏)にて観測する訳である

主に赤外線分光による観測を目的としていた。

確かに、赤外線は大気成分により大きく吸収されてしまうから、高空(成層圏)での観測は有効でしょう

機主と主翼の間にある黒い窓の所から望遠鏡で観測する訳です

カイパー空中天文台は1997年に天王星の環を発見したほか、1988年には冥王星大気の観測に成功。そのほか、エッジワース・カイパー・ベルト天体の観測で大きな成果をあげている。

私は、大気の影響を除くには航空機に赤外線望遠鏡(分光器)を載せて、成層圏から観測すれば良い、という当たり前の話をいとも簡単に実行し成果を挙げてしまうアメリカの実行力が好きでした

所で、

 

 

エッジワース・カイパー・ベルト天体とは?

[エッジワース・カイパーベルト天体 - Wikipedia] によれば、海王星より外側の天体で、オールトの雲や内オールトの雲よりは内側の天体、との事で単にカイパーベルト天体とも言い、

道長半径が約30 au~約50 auの天体を指す。

具体的には、冥王星族(海王星の重力影響を受ける冥王星と似たような軌道を持つ天体群、最近はこのように言う)や、キュピワノ族(40au〜50au軌道を公転する天体群で、海王星の重力影響は受けない)を言う

カイパーベルト天体 By WilyD

N(Neptune:海王星)の外側の天体群(青色や黄色)がカイパーベルト天体、XY軸はau

ちなみに、Jは木星、Sは土星、Uは天王星

Jの木星と同じ軌道上のグレー群は木星トロヤ群と呼ばれ、ここにも木星の重力影響を強く受ける天体群が存在しています(知りませんでした!)

 

 

カイパー空中天文台の後継機は?

それはボーイング747機に望遠鏡を搭載した機体でSOFIAと呼ばれ、2010年から運用が開始されています

飛行中のSOFIA。

By NASA photo / Jim Ross

 

SOFIA with open telescope doors.jpg

By Carla Thomas/NASA

これまたカッコ良いです!

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座います

感謝です