なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

1月度その8:気になる点シリーズ➡琵琶湖にウナギはいるのか?

気になる点シリーズ➡琵琶湖にウナギはいるのか?

 

 

現在、この黒点サイトでは、私事ですが忙しくなって来たもので「太陽黒点数の推移を追うシリーズ」のみを扱っております、数カ月前までは「木星衝合と巨大地震の相関を追うシリーズ」や「地磁気地震の相関を追うシリーズ」等もやったのですが、木星地磁気はかなりの集中力とエネルギーが必要で、とても現在の私の状態では扱えないのです

 

しかしながら、ベッドで寝っ転がっていると漠然と頭に浮かんで来る疑問がありまして、それは私にとっての未解決問題もしくは気に掛かる問題なのです

 

琵琶湖は600万年前〜500万年前から存在する古代湖なのですが、果たしてウナギはいるのか?が気に掛かったので追ってみました

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

結論から言うと、琵琶湖にウナギはいる、それもかなり大きなウナギである

順を追ってゆこう

 

[琵琶湖 - Wikipedia] より:

500万年以上前から存在する古代湖の1つで、世界で13番目に古い湖とも推定されている

湖底が最も深い水域は北湖の中央やや北寄りにあり、これまでに観測された最大水深は104.1mである。琵琶湖の湖底は1000年間に1mというペースで沈降している

 Lake biwa.jpg

By Global Land Cover Facility (GLCF):琵琶湖のランドサット画像、画面下側の細い部分が「南湖」、その上に大きく広がっているのが「北湖」と呼ばれる水域、魚類57種、貝類49種の生息が確認されており、琵琶湖固有種も多い

 

急がば回れ」ということわざの語源である現在の草津と大津の間を結ぶ「矢橋の渡し」という渡し舟があったものの、運休が多かったらしい。「もののふの矢橋の船は速かれど急がば廻れ瀬田の長橋」(急ぎなら瀬田の唐橋まで遠回りするほうが確実)という、室町時代の歌が出典。

なるほど〜

 

 

そこで [うなぎ - 産地レポート] より、滋賀・琵琶湖のウナギである

滋賀県の農家さんの中には、「昔は田んぼの水路に泳いでたなぁ」という思い出をお話される方もあり、大阪湾から淀川宇治川瀬田川、そして琵琶湖へと遡上していたのだと知ることができます。

 

但し、現在、琵琶湖にいるうなぎは、放流した稚魚が育ったものです

直径6cmや7cmの大物うなぎを「太もん」と呼ぶ

「琵琶湖では、他のうなぎの産地とは違って『太もん』がよく揚がるのと、生きている環境がいいのか、うなぎにクセや匂いがついてないと言われてますよ。」

かっては沢山のウナギが大阪湾から琵琶湖へ遡上していた訳です

 

 

そこで、[ニホンウナギ - Wikipedia] より、ウナギの回遊です

成魚が生息するのは川の中流から下流、河口、湖などだが、内湾にも生息している。細長い体を隠すことができる砂の中や岩の割れ目などを好み、日中はそこに潜んでじっとしている。夜行性で、夜になると餌を求めて活発に動き出し、甲殻類や水中昆虫、カエル、小魚、ミミズなどいろいろな小動物を捕食する。

エラの他に皮膚でも呼吸できるため、体と周囲が濡れてさえいれば陸上でも生きられる。雨の日には生息域を抜け出て他の離れた水場へ移動することもあり、路上に出現して人々を驚かせることもある。濡れていれば切り立った絶壁でも体をくねらせて這い登るため、「うなぎのぼり」という比喩の語源となっている。

なるほど〜

 

で、その生活史ですが:

海洋で産卵が行われ孵化した稚魚は淡水の河川で成長する。湖沼河川で5年から12年程度生活し性的な成熟が近づいた親魚は降海し産卵場所まで回遊する間に成熟する 

産卵場所の解明:

長らく正確な産卵場所は不明で、フィリピン東方海域とされていた時期もあるが、外洋域の深海ということもあり、長年にわたる謎であった。しかし、2006年2月、魚類学者の塚本勝巳らの研究チームが、ニホンウナギの産卵場所がグアム島マリアナ諸島の西側沖のマリアナ海嶺のスルガ海山付近であることを突き止めた

もうウナギは食べられない!? 謎多き生態の解明で食文化を守る(東京大学・青山潤准教授)2013/6/25 | WAOサイエンスパーク

[もうウナギは食べられない!? 謎多き生態の解明で食文化を守る(東京大学・青山潤准教授)2013/6/25 | WAOサイエンスパーク] さんより



ここで不思議なのは:

1.産卵を行うのはグアムやサイパン等のマリアナ諸島西側の深海である

卵から孵化した仔魚・稚魚は北赤道海流に乗り、やがて黒潮に乗って日本近海へ到達する

そこで、どうやって河口が分かるのだろう? 大阪湾が分かるのだろう? という事である(上図③の所)

親ウナギの記憶が継承されている、としか思えない

 

2.河口なり湖で5年から12年生活し、再び産卵の為にマリアナ諸島西側にゆくのだけれども、どうして方向が分かるのだろう? 卵から孵化して、まだ一度も旅をした事の無いルートを、である(上図④の所)、ちなみに東京ーグアムは2500kmある!

これも、親ウナギの記憶が継承されている、としか思えない

 

3.サケは川上で孵化し、川を下って海に出て、再びその川へ戻って来る、一度来たルートを戻るのである

しかし、ウナギは孵化して一度も旅をした事の無いルートを進むのである

不思議です

③に関して言えば、淡水のにおいを追っていたら偶然大阪湾に出て、淀川に出て、琵琶湖にたどり着いた、とも言える、大阪湾でなければならない理由はない、とも考えられる

しかし、④は全く分からない、日本の淡水ヶ所から2500km離れたマリアナ諸島を目指すのである

不思議です

 

 

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です