なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

1月度その18:エルニーニョ南方振動ELSOを追うシリーズ➡太陽黒点数にエルニーニョ&ラニーニャ・データを被せたグラフを作成した!

エルニーニョ南方振動ELSOを追うシリーズ➡太陽黒点数にエルニーニョ&ラニーニャ・データを被せたグラフを作成した!

 

 

早速ですが、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、グラフを取ってみました(まだプロトタイプですが)

ついては、

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

エルニーニョラニーニャ・データは [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] を参照します:

以下にここ約4年分のリストを提示致します

2016年夏 - 2017年春 ラニーニャ 北海道を中心とした8月の長期的な大雨・豪雨
1951年に気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北地方の太平洋側に台風が上陸した。
また北日本では平年より7日 - 10日早い初雪・初冠雪を観測し、関東甲信越では2016年11月に初雪・初冠雪を観測した(関東甲信越で11月に初雪・初冠雪が観測されたのは1962年11月以来、54年ぶりとなる)。
このほか、2017年1月中旬と2月中旬、3月上旬は日本国内(平成29年日本海側豪雪)のみならず、国外の多くで10数年に1度の北半球最大規模の大寒波が襲来した。
2017年秋 - 2018年春

この冬(2017年12月~2018年2月)の平均気温は約1度程度低かった。

そして冬の積雪は平年よりかなり多く、日本規模で寒冬となった。

2018年秋 - 2020年春 エルニーニョ

( 2018年9月 ) 9月4日に近畿地方にかなり台風接近して危険な暴風となった

9月7日~9月10日は秋雨前線が近づいて西日本では断続的に雨が降り続いた。

冬はほぼ全国的に暖冬で、南西諸島は記録的暖冬 、西日本や東日本でも顕著な暖冬となり、西日本の日本海側は記録的少雪となった。

2019年5月~7月は北日本を中心に記録的な長期高温・長期日照・長期少雨となった。

2019年6月は南米で大量の雹が局地的に降り、欧州で長期的な異常高温になるなど異常気象が発生した。

2019年12月から2020年2月にかけて日本では北日本を除き、2006年12月 - 2007年2月当時を凌ぐ記録的な大暖冬となった。

2020年秋 - ラニーニャ

2020年初冬より日本国内を中心に、数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、12月14日から21日までの7日間の総降雪量が200センチ(2メートル)を超えた地点が数地点と、主に東日本と北日本の各日本海側、および山陰地方を中心に記録的な大雪を観測した

2021年1月上旬には日本のみならず、中国や韓国などの東アジアや一部の欧州でもでも数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、特にスペインの首都マドリードでは半世紀(50年)ぶりの大雪となった

2021年1月現在は、ラニーニャの最中である、という事になります

 

ここで黒点数は月初に前月の値(1日当りの黒点数で月平均)が [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さんより公開されており、それを使っています

従いまして、本日2021年1月28日現在の最新黒点数データは、2020年12月のデータ、という事になります

 

現在、黒点数データは直近48ヶ月(従って2020年12月より遡る事4年分)のデータを解析しており、そこにエルニーニョラニーニャ・データを被せたグラフが、以下のグラフです

f:id:yoshihide-sugiura:20210128154127p:plain

マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数、で横軸は月

その上に高さ5固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せ

ブルー(ラニーニャ)とオレンジ(エルニーニョ)が重なる事はない!

Wikiのデータは、「春」とか「秋」を使用しており、ここで:

 春 ➡ 3/4/5月

 夏 ➡ 6/7/8月

 秋 ➡ 9/10/11月

 冬 ➡ 12/1/2月

とした

 

 

考察:

1.ザッと見た所、太陽活動が低下した時期にエルニーニョが起きているように見える

ちなみに2019年12月が、太陽サイクル24が終わり新サイクル25が始まった月(グラフ横軸で Dec_19 表示)で、この前後は黒点数が少なく太陽活動が低下した時期である(2021年1月現在は太陽サイクル25にある)

 

2.しかしながら、結論を出すには4年では短すぎる事も明白である

現在の限界は横軸の月表示方法にあり、このグラフはR言語を使って出しているのだけれども、Rを使うとこの当りが限界!(Rのグラフは自動化が進んでいて非常に楽に出せるのだけれども、細かな細工をしようとすると出来なくなる事がある、もしくは、やり方が分からなくなる傾向がある)

 

3.そこで考えられるひとつの方法は、横軸を月でなく季節としてしまう方法である

例えば、2020年春と言ったら、2020年3/4/5月の平均黒点数を取るのである

こうすれば1年12ヶ月が1年4季節に圧縮できるので、3倍、即ち12年分のグラフが同じ大きさのグラフに収まる

この場合、季節バウンダリーにグラフは更新される、例えば、2020年3月始めに2020年2月(冬)までの12年分のグラフが表示可能となる、といった状況になる

従って、4年分の月単位のグラフと、12年分の季節単位のグラフ、を併用する形となる

更新は毎月の始め、となります

 

 

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です