なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

1月度その22:気になる点シリーズ➡何故、アンデスにラクダが居るんだっけか?

気になる点シリーズ➡何故、ラクダがアンデスに居るんだっけか?

 

 

現在、この黒点サイトでは、私事ですが忙しくなって来たもので「太陽黒点数の推移」「太陽黒点数とS&P500、VIXとの相関」「太陽黒点数とエルニーニョ南方振動との相関」の3タイプのみを定期更新しております、昨年までは「木星衝合と巨大地震の相関を追うシリーズ」や「地磁気地震の相関を追うシリーズ」等もやったのですが、木星地磁気はかなりの集中力とエネルギーが必要で、とても現在の私の状態では扱えないのです

 

しかしながら、ベッドで寝っ転がっていると漠然と頭に浮かんで来る疑問がありまして、それは私にとっての未解決問題もしくは気に掛かる問題なのです

 

実は、記事1月度その7:気になる点シリーズ➡チチカカ湖からアンデス文明を追ってみよう! - なぜ地球磁極は逆転するのか?をアップした際、アンデス山脈にはラクダが居るんだ!という事に気が付いた次第です

パンゲア分裂時(2億年前)にラクダの祖先がアフリカと南米に分かれて、それぞれ別々に進化したのかな?などと、気になったもので、追ってみました

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

[ラクダ科 - Wikipedia] によれば:

現在のラクダ科の生物分布は、過去の分布とは全く異なっている米原との説が強く、また一時は北極圏にもラクダの仲間が生息していた可能性がある。

えっ?北米原産でしたか!

ラクダ科の生物は約4500万年前、始新世後期、現在の北アメリカ大陸に現れた。  

その後ラクダ科の生物は北アメリカ大陸で分化を続けた。2〜300万年前ごろにはラクダ科の生物が初めてアジアに現れ、パナマ地峡の形成とともに南アメリカ大陸にも移動した。

そうでしたか、アジアに移動したのは2〜300万年前でしたか、南米もですか

調べたら、パナマ地峡(最短の幅はたった64km!それは大阪ー京都より少し長く、東京ー小田原より少し短い)が形成されたのは300万年前でした、何と、北米と南米が接続したのはたった300万年前なのでしたか!知りませんでした

北アメリカ大陸ラクダの仲間は、氷河期の終結する時期に最初のヒトが移住したのと同時に姿を消した。絶滅の理由は狩り尽くされたためとも環境の変化に適応できなかったためとも考えられる。

ふむ〜、前者、でしょう

南米ではリャマ、アルパカ、グアナコ、ピクーニャが生き残った

なるほど、これですか!

 

 

リャマ:生息域は3000m〜4000m

By Thomas Quine - A girl and her Llama:伝統的な衣装を着たケチュア族の少女とリャマ(ペルー クスコ)

 

アルパカ:生息域は3500m〜4500m

By Patrick Furlong from Santiago, Chile - Alpaca:アルパカと飼育者(ポンチョをまとったボリビア人男性)

 

グアナコ:生息域は0m〜2000m

LamaGuanicoe2004-6-24.jpg

パブリック・ドメイン:身を守る二重の厚い毛をまとっている

 

ピクーニャ:生息域は4000m〜4500m

ビクーニャ

By Dick Culbert from Gibsons, B.C., Canada - Vicugna vicugna:

ビクーニャの毛織物は高級品として取引される。体毛が細いため、糸に紡いで利用される。毛の太さは100分の1mmほどで、動物の中でも極めて細い

ビクーニャを殺さずに体毛を刈ることは可能なのだが、毛織物に十分な長さの毛を確保するため、2年に一度しか毛の刈り込みは許可されておらず、しかも1回の刈り込みで成獣1頭につき250 - 350g程度の体毛しか得られない事情もあって、ビクーニャの毛織物は極めて高価である。

 

 

最後に、ラクダ科生物の起原と移動をアップ致しますと:

By Tony37:Camelidはラクダ、Eoceneは始新世(約5,600万年前〜約3,390万年前

約300万年前〜約200万年前にアジア・南米へ移動したとされる

なるほど、パンゲア分裂とは関係なかった、です

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です