4月度その4:地球磁極の不思議シリーズ➡カナダ・オタワの地磁気年変化を追う!
地球磁極の不思議シリーズ➡カナダ・オタワの地磁気年変化を追う!
本サイトのタイトルは「なぜ地球磁極は逆転するのか?」ですが、地磁気に関しましては定期的な更新対象にはしておりませんでした
ですが、昨年に取り上げた地磁気変化の記事「8月度その21:地磁気の年周期性を追うシリーズ ➡ カナダ・オタワ地磁気の最大値マイナス最小値グラフを取る! そして考察は? - なぜ地球磁極は逆転するのか?」から継続してカナダ・オタワの地磁気変化を月一で報告するのが一番良い、現実的だ、との結論に至りました
昨年8月の記事では柿岡(日本)・シャンポン ラ フォレ(フランス)・キャンベル(オーストラリア)・オタワ(カナダ)における地磁気変化を追いまして、作業量的にパンクしてしまった経緯があります(要するに欲張り過ぎた!)
そこでオタワ1箇所に絞り、2年間の地磁気(最大値ー最小値の差分)変化を月単位で追う事と致しました ⬅ 月一の報告となります!尚、太陽黒点との相関は追いません、オタワの変動は夏冬の季節変動に見えるからです
以上、お付き合い頂ければ幸いです
地球表面の磁場強度マップ2020年(ESA):
地表の磁場強度分布図、青が弱く赤が強い
2020年の磁北極と磁南極位置をNOAAより緑丸で追加
当ブログの磁極逆転モデルを示せば:
1.地球は巨大な1ビット・メモリーであり、内核の鉄単結晶が南北どちらかの極性をロックし双極子磁場(棒磁石)として記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、書き換えは外核液体鉄が上層部では鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態となり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した場合に書き換わる
従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可能で、カオスとしてよい
* 地磁気データの基本は、気象庁・地磁気観測所さんのサイトより:
で示され、地磁気ベクトルのX正方向が北方向成分、Y正方向が東方向成分、Z正方向が鉛直方向成分となります、各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます
* オタワの位置です(白丸)
* オタワにおける北方向成分・最大値ー最小値の変動量を示す(2年間)
測定は秒単位で行われ、分単位の平均値を求め、一日における分単位の最大地磁気強度と最小地磁気強度の差分をグラフで示す、データは [Digital Data from Canadian Magnetic observatories] より(以下、同様)
明らかに秋〜冬場に差分最大となり、夏場に最小となる
* オタワにおける東方向成分・最大値ー最小値の変動量を示す(2年間)、マイナス値なので西方向成分となっている
マイナス値なので気を付けて見る必要がある、秋〜冬場に西方向成分の差分最大となり、夏場では最小となる
* オタワにおける鉛直方向成分・最大値ー最小値の変動量を示す(2年間)
鉛直方向は季節による変動はない、と見ていいだろう
考察は未だない(アップがやっとです)! 考えます
以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
感謝です