4月度その16:地球磁極の不思議シリーズ➡NOAAさんより地球磁気圏プラズマ状態を知る!
地球磁極の不思議シリーズ➡NOAAさんより地球磁気圏プラズマ状態を知る!
磁気嵐について分かりやすい時系列グラフは無いかな?と思って探していたら、NOAAさんサイトで地球磁気圏のプラズマ状態を示す動画がありましたので、ご紹介です
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
地磁気方向定義とは:
NOAAさんの動画サイト:
[Geospace Magnetosphere Movies | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center]
より画像を貼り付けます(動画をご覧になりたい方は直接ご参照下さい)
地球磁気圏プラズマ状態について、3パラメータ(速度・密度・圧力)に関して、2021-04-22の00秒〜05秒までの5秒間動画であり、そこから約1秒後の画像をアップ致します
速度:
左の図は赤道でカットし地球を上から見た図、上にDawnとあるのは夜明け、下にDuskとあるのは夕暮れ、右の図は地球を横から見た図、上が北、下が南(以下、同様)
どちらもY(Re)軸は地球位置がゼロで上が正、下が負、X(Re)軸は左が正で右が負である事に注意、Reは相対Relativeの意味(以下同様)
X方向の速度Vx(km/s)を示している
図では青緑の小さな領域が見えるが約500km/s程度の正である、という事はこの狭い領域でプラズマは左へ向かっている、という事である
黄色から白の部分は速度0km/sである、という事はこの領域でプラズマはほとんど静止している、という事である
オレンジの部分は速度マイナス約600km/s程度の負である、という事はこの領域でプラズマは右へ向かって吹いている、という事である
何と、そんな事まで分かるのだ、そしてこれは実測データなのである、2021-04-22午前零時の!
密度:
密度はp/cm3であり、1cm体積当りのparticle(プラズマ粒子、電子または陽子)数を言っているのだが、白はゼロである
何と、地球の太陽側前方と後方にプラズマはほとんど存在しないのだ!
ただし、地球背後は青領域があり、密度がある(プラズマが存在している)!
ただただ、驚きです!
圧力:
密度ゼロの領域は圧力もゼロとなる
左側の青い領域も圧力ゼロを示すが、ここは密度ゼロではない、これが何を意味するのか、もう少し考えないと分からない
地球の背後には赤い圧力が高い領域が見られる、ここは密度も高い領域である
上の図で濃い青以外の領域にプラズマは衝撃波面を形成しているのだ、と言いたいのだろうか、この図は?
分からない、もう少し考えないと分からない!
NASAの動画はド派手であり面白く分かりやすいのだが、NOAA動画は実測値であり、迫力が凄い
これからも月イチで磁気圏プラズマの速度・密度・圧力の画像をアップしてゆくのは意味があるだろう、そして、そのうちにこの圧力画像が何を言いたいのかが分かるだろう
以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました
感謝です