7月度その16:地球磁極の不思議シリーズ➡ドリフト電子のトラップとジャイロ運動と・・・!
地球磁極の不思議シリーズ➡ドリフト電子のトラップとジャイロ運動と・・・!
本日は、ドリフト電子のトラップとジャイロ運動についてまとめます、振り出しに戻った感があります・・・
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離層における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
ドリフト電子のトラップは:
ここで、カナダにおいて夕方に北方磁場最大値が観測されるモデル、東方へ移動するドリフト電子が地球磁力線にトラップされる現象はMHD発電(起電力)の結果である、としまして:
地球磁力線は南から北へ向かっています、という図を提示しました
さて、ここで:
[ジャイロ運動 | 天文学辞典]
より、ジャイロ運動を調べますと:
荷電粒子が磁場に巻きつきながら移動する運動。強さBの一様磁場の場合、 この運動は磁場方向に自由に運動し、磁場と垂直な面では一定の周波数の円運動となる。 この周波数をジャイロ周波数といい、円運動の半径をジャイロ半径という。
ここまでは非常に素晴らしい、特に「磁場方向に自由に運動」が素晴らしい!
のですが:
正の電荷を持つイオンは磁場方向から見て時計回り(右巻き)、電子は反時計回り(左巻き)に運動し、それによってつくられる電流は背景磁場を弱める方向となる。
と、何と「背景磁場Bを弱める方向にトラップされる」との事です!
これで振り出しに戻りました
7月もそろそろ終わりですから、ゆっくり考えて、8月に何が出せるか、でしょうね・・・
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です