8月度その6:カナダの磁場強度シリーズ➡ここに新たな観測点シャンポン・ラ・フォレCLF(フランス)を加える!
カナダの磁場強度シリーズ➡ここに新たな観測点シャンポン・ラ・フォレCLF(フランス)を加える!
カナダのオタワとミーノックとビクトリアの3点に、新たな観測点としてシャンポン・ラ・フォレCLF(フランス)を追加します
シャンポン・ラ・フォレCLFを選んだ理由は、データ形式がカナダと似ていてプログラム変更が軽微で済んだ事と、これが大きいのですが、グリニッジの真下(真南)にあり現地時間はUTCがそのまま使える事、からです
今回は、シャンポンCLFのグラフのみをアップ致します
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離層における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
観測期間は、2018年8月から2021年7月までの3年間(もちろんカナダと揃えてあります)
データは [BCMT] よりダウンロードしグラフ化しています
しかし、カナダにせよフランスにせよ、瞬時に3年間・分単位の地磁気データがダウンロード出来てしまうのですから(誰にでもです!)凄い時代になったものです
図1:シャンポンCLFにおける北方磁場強度の最大値と最小値を3年間プロット
微増でした、Y軸ピッチの精度は50nT、最大値と最長値の差は約50nTであって、この数値は世界各地でだいたい同じである、というのが面白い
何らかの理由があります!
北方磁場強度の中心値は約21,000nTであってカナダの約18,000nTよりも大きい、これはシャンポンがカナダより低緯度だからだろう、それでも最大値・最小値の差が約50nT程度と、同程度になってしまう所が面白いのです
続いて1日における最大値と最小値の観測時刻グラフ:
図2:シャンポンCLFにおける最大値と最小値の観測時刻
何と、こうなりました!
カナダほど明確で直線的な最小値(シアン)ベルトは検出されず、明らかに冬場に最小値観測時刻は0時近辺に近づいています(振動しています、季節変動がカナダより出ています)
ビクトリアで観測されたような最大値・最小値の4ベルト構造ではなく、2ベルト構造が検出されています(これは緯度の関係でしょうか?ビクトリアの方が高緯度です)
考察:
現在、
Aモデル:南中時を短径とする楕円状の地球磁力線の形状
と
Bモデル:南中時に発生し東方へ移動する電子ドリフト流
の2モデルから最大値・最小値検出時刻の原因を考えていますが、本日は未だ考察には入りません
最大値・最小値検出時刻については、現在、目で見て「UTC何時頃・・・」と書いていますが、観測データから自動的に算出できるようにした方が良い、と思われます
また「UTC16時に最小値が・・・」といった記述をして来ましたが、これは16時代に最小値が最も多く観測されている訳で、16.5時とすべき?という疑問も生じます
この辺りも含めて、最大値・最小値の観測時刻表現の精度を高めようと考えています
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です