8月度その13:世界の北方磁場強度シリーズ➡日本の柿岡KAKを加える!
世界の北方磁場強度シリーズ➡日本の柿岡KAKを加える!
現在、カナダ・フランスの磁場強度シリーズとして3年間の日変化(最大値と最小値の検出時刻)を北方強度について追っています、ここに日本・柿岡を加えました
お付き合い頂ければ幸いです
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、内核は単結晶の鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離圏における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
観測期間は、2018年8月から2021年7月までの3年間
データは気象庁地磁気観測所さん [Metadata] よりダウンロードしグラフ化しています
図1:柿岡KAKにおける北方磁場強度の最大値と最小値を3年間プロット
磁場強度は年々増加している、これはバイカル湖北方ピークが成長しているか南下しつつあり柿岡に近づいているからである
図2:柿岡KAKにおける最大値と最小値の観測時刻
かなりバラけている、次のカウントグラフが分かりやすい、最小値・最大値に関して季節変動は見られる
カナダ・フランスで観測された同時刻(Hourの意味)の最大値・最小値の観測事例はゼロである!
図3:柿岡KAKにおける最大値と最小値の観測時刻カウント
UTC0時代と1時代に最小値ピークが見られる、これはJST9時代〜10時代である
現地時間9時頃に最小値ピークが観測されるのは初めてではなかろうか?
[現況・トレンド | 電離圏嵐 | 宇宙天気予報センター] さんより、電離圏の状態を示すI-scaleのグラフを直近5日間で取れば:
図4:イオノゾンデによる日本上空のfoF2
UTC0時はF2が張り出して来た時刻である事が分かる、これが(張り出す動作が)最小値を有無のだろうか?
図5:GPSによる日本上空の全電子密度
UTC0時は特にTECが大であるとは見えない、1日の平均程度である、但し0時は一旦増加したTECが減少しボトム(これをミニマルと言う)を示す時である(一旦電子濃度が下がる、という事)これが最小値観測に関係しているのだろうか?
まとめ:
今回、柿岡を加えました
宇宙天気予報センターさんから日本のfoF2とTECグラフが公開されますので、地磁気の日変動との関係を考察する事ができます
柿岡の場合はデータチェックが入りますので公開は20日頃となります
カナダ・フランスに続いて毎月20日頃に公開の予定です
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です