9月度その21 世界の北方磁場強度シリーズ➡シューマン共鳴について、もう少し!
世界の北方磁場強度シリーズ➡シューマン共鳴について、もう少し!
先日取り上げた地球を7.83Hz電磁波で取り巻くシューマン共鳴ですが知識を広めておく事は悪くない、と言う事で、もう少し調べましたのでご報告です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離圏における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
ここからが本文です
まず、波一つとは [正弦波 | 高校物理の備忘録] より一部コメントを加えて図をアップさせて頂きますと:
こうなります、通常は横軸時間"t"でグラフが書かれるケースが多いのですが、これは距離"x"でしたので取り上げました
ひとつの波の長さはλで示されますが、このλが地球周囲の長さ4万kmである波が最も基本的な波となります(地球周囲から見れば、です)それより長い定在波は地球上で存在し得ないからです
ここで地球周囲は4万kmですから、この波長が何Hzに相当するのか?というと光速30万km/秒を4万kmで割って、7.5Hzとなります(よく知られているように光は1秒間に地球を7回り半する、です)、これがシューマン共鳴の基本派7.83Hzとなるだけの事です
英文Wiki [Schumann resonances - Wikipedia] より
By derivative work、上図で7.83Hzが基本波である
この原因ですが、英文Wikiによれば「雷」という事で世界各地の落雷エネルギーが地表と電離層の間で反射共鳴して波を作る、その基本波が7.83Hzである、となります
落雷による共鳴アニメを載せれば(画像はjpegで、アニメは英文Wikiへ行きませんと見れないです、気が付きませんでした)、
地表に縦に出る黄色い線が稲妻で、電離層で反射し共鳴しています
地表では常に約2,000雷雲が発生していて毎秒約50落雷が発生しており、これがシューマン共鳴のエネルギー源である
との事です、電離層を通じて降り注ぐ太陽光が原因かと私は思いましたが、そうではないようです、電離層はあくまでも共鳴の容器(キャビティ)を構成している事になります
シューマン波の強度を毎年観測していれば地球全体の落雷増加傾向度合い%が分かり、この結果、地球温暖化の分析に用いられている、との事です
このシューマン波観測アンテナは世界各地に設置されており、雷雲そのものは、アフリカが最も多く、続いて南米と東南アジアが続くそうです
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です