なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

10月度その3 エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取る!➡訂正あり!

エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョラニーニャの相関グラフを取る!➡訂正あり!

 

エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、最新2021年9月の太陽黒点数データからさかのぼる事、過去48ヶ月間のグラフを取りました

月一の報告となります

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

エルニーニョラニーニャ・データは [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] を参照しています:

以下にWikiより約4年分の最新リストを提示致します

2016年夏 - 2017年春 ラニーニャ 北海道を中心とした8月の長期的な大雨・豪雨
1951年に気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北地方の太平洋側に台風が上陸した。
また北日本では平年より7日 - 10日早い初雪・初冠雪を観測し、関東甲信越では2016年11月に初雪・初冠雪を観測した(関東甲信越で11月に初雪・初冠雪が観測されたのは1962年11月以来、54年ぶりとなる)。
このほか、2017年1月中旬と2月中旬、3月上旬は日本国内(平成29年日本海側豪雪)のみならず、国外の多くで10数年に1度の北半球最大規模の大寒波が襲来した。
2017年秋 - 2018年春

この冬(2017年12月~2018年2月)の平均気温は約1度程度低かった。

そして冬の積雪は平年よりかなり多く、日本規模で寒冬となった。

2018年秋 - 2020年春 エルニーニョ

( 2018年9月 ) 9月4日に近畿地方にかなり台風接近して危険な暴風となった

9月7日~9月10日は秋雨前線が近づいて西日本では断続的に雨が降り続いた。

冬はほぼ全国的に暖冬で、南西諸島は記録的暖冬 、西日本や東日本でも顕著な暖冬となり、西日本の日本海側は記録的少雪となった。

2019年5月~7月は北日本を中心に記録的な長期高温・長期日照・長期少雨となった。

2019年6月は南米で大量の雹が局地的に降り、欧州で長期的な異常高温になるなど異常気象が発生した。

2019年12月から2020年2月にかけて日本では北日本を除き、2006年12月 - 2007年2月当時を凌ぐ記録的な大暖冬となった。

2020年秋 -2021年春 ラニーニャ

2020年初冬より日本国内を中心に、数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、12月14日から21日までの7日間の総降雪量が200センチ(2メートル)を超えた地点が数地点と、主に東日本と北日本の各日本海側、および山陰地方を中心に記録的な大雪を観測した

2021年1月上旬には日本のみならず、中国や韓国などの東アジアや一部の欧州でもでも数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、特にスペインの首都マドリードでは半世紀(50年)ぶりの大雪となった

2021年春(3月〜5月)まではラニーニャ状態である、と宣言されました、しかし10月3日現在、Wikiに秋(9月〜11月)の予測は載っていません

これは夏に続いて2021年秋も、エルニーニョでもラニーニャでもないニュートラルな季節となる事を意味します

 

黒点数データは直近48ヶ月(従って2021年9月よりさかのぼる事4年分)のデータを解析しており、そこにエルニーニョラニーニャ・データを被せたグラフが、以下のグラフです

黒点数は [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さん公開データです

f:id:yoshihide-sugiura:20211003175351p:plain

マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数、で横軸は年月

その上に高さ5固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せ

ブルー(ラニーニャ)とオレンジ(エルニーニョ)が重なる事はない!

Wikiのデータは、「春」とか「秋」の季節を使用しており、ここで:

 春 ➡ 3/4/5月

 夏 ➡ 6/7/8月

 秋 ➡ 9/10/11月

 冬 ➡ 12/1/2月

としています、ここで2021年5月まではラニーニャでしたが、夏(6月〜8月)はどちらでもないニュートラル状態となり、秋(9月〜11月)もニュートラルが予測されています

予測に関しましては、以下のウェザーニュースさんが優れています(9月10日気象庁発表の記事です)10月以降はラニーニャ発生確率30%としています

weathernews.jp

 

 

まとめ:

1.直近の月単位48ヶ月の太陽黒点数とラニーニャエルニーニョかを示すグラフ上で2021年5月まで(2021春)はラニーニャであり、6月〜8月の夏はニュートラルとなった

 

2.2021年9月〜11月(秋)もニュートラルな状態が予測されており、振動なので、次(即ち2021冬以降のどこか)に来るのはエルニーニョとなるのである

ここで、気象庁は10月以降ラニーニャになる確率30%としている

しかし、1949年から2021年までラニーニャニュートラル➡ラニーニャとなった事例はない [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia]

ここで訂正です!2021/10/04 18:00

宇宙の徒然を語るブロガー「まさき りお(id:ballooon)さん」からコメントで:

ニュートラルの状態は過去長い時でどれくらいなのでしょうか?

なる質問を頂戴し、調べましたら上記部分の記述が間違えていた事が分かりましたので訂正です

[エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] より:

まず1:

1992年夏までエルニーニョで、

1992年秋・1992年冬・1993年春まで3期ニュートラルで、

1993年夏から再びエルニーニョになった

そして2:

2009年秋までエルニーニョで、

2009年夏は1期ニュートラルで、

2009年冬から再びエルニーニョになった

そして3:

2013年秋までラニーニャで、

2013年冬・2014年春まで2期ニュートラルで、

2014年夏から再びラニーニャになった

そして4:

2017年春までラニーニャで、

2017年夏は1期ニュートラルで、

2017年秋から再びラニーニャになった

と1949年から2021年までに4回、間にニュートラルを挟んで、前後に同じ状態となった事例がありました

ご質問にありました最長のニュートラル期間は「その1」で示される

1992年夏までエルニーニョで、

1992年秋・1992年冬・1993年春まで3期ニュートラで、

1993年夏から再びエルニーニョになった

の3期(3シーズン)と思われます

 

以上、訂正してお詫び申し上げます

訂正終わり

 

 

 

 

お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です