10月度その6 世界の北方磁場強度シリーズ➡米国衛星GOES-17WとVICの波形にFFTを掛ける!
世界の北方磁場強度シリーズ➡米国衛星GOES-17WとVICの波形にFFTを掛ける!
柿岡KAKの9月データがまだ公開されませんので、先に、GOES-17Wの準リアルタイム3日間のFFT解析に入ります
今回は、カナダビクトリアVICデータ3日間にもFFTを掛けました
両者FFT解析結果の比較に入っていかねばなりません
尚、KAKデータは恐らく10日過ぎに公開されると思います、その頃、また見てみます
又、10月よりGOESデータは長期のデータセーブに入りました、数カ月後には統計結果を出せると思います、16Eastと17Westどちらの衛星データもセーブしています
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離圏における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
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GOESは米国東側と西側の赤道上高度35,880kmに打ち上げられた静止気象衛星で、以下のイメージで示される太陽風によって歪められた地球磁場(磁気圏)を地球と一緒に回転しながら測定しています
2021年10月2日16時42分から5日16時41分(UT)72時間におけるGOES西側17W衛星(西経137度)とビクトリアVIC(西経123度)の北方磁場強度の波形を示すと、
となります、横軸はUT時間で示され、赤縦線が17W西経137度におけるLocal Time(LT)12時、青縦線がVIC西経123度における10時LTです
比較表示の為、VICデータはマイナス17,875nTした波形を表示しています
ここで17W波形にFFTを掛け、パワースペクトラを全域に対し示すと、
VIC波形についてパワースペクトラ全域は(ここではマイナス17,875nTする前のオリジナル波形に対してFFTを掛けています)、
となり、どちらも左右対称で正しくFFTが掛かっている事が分かります(FFTはR言語のfft関数を使用して変換表示しています)
そこで17W-FFT左側に着目し部分拡大しますと、
VIC-FFTでは、
となり、周期成分の構成数値に差が現れました
さて、これをどう比較するか?です
何を比較するのかよく考えて、各々絶対値で示される各周波数成分のエネルギーを示している訳でして、次に比較グラフ化を検討致します
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です