10月度その14 世界の北方磁場強度シリーズ➡米国はツーソンのデータを見つけ北方磁場変動3年間グラフを出し、考える!
世界の北方磁場強度シリーズ➡米国はツーソンのデータを見つけ北方磁場変動3年間グラフを出し、考える!
ギアナ・クールーに続いて米国ツーソンのデータをINTERMAGNETさんからダウンロードしグラフ化しました
ツーソンは、北緯32度・西経111度に位置します、これは中緯度になります
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離圏における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
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米国アリゾナ・ツーソンのデータをINTERMAGNETサイト [Data Download] よりダウンロードしグラフ化ました
[INTERMAGNET] さんは、地磁気データを提供するサイトだそうで、感謝です!
ツーソンの位置ですが:
中央にある砂漠の街です
盆地なのですね?
ツーソンTCU(北緯32度)の北方磁場強度最小値と最大値3年間です
図1:最小値と最大値3年間
磁場強度減少です、HON/KOUに続いて北方地磁気減少観測地点となりました
磁場強度平均値23.87KnTは、KOUの26.56KnTに比べ弱くなっています
グラフで描画されているデータは最小値で1091日、最大値で928日(すべてグラフ内に入れば1095日)です、最大値では約5.5ヶ月167日分のデータがグラフ外です
ツーソンTUC(西経111度)の北方磁場強度最小値と最大値の時刻別カウントです
図2:最小値と最大値の時刻別カウント
TUC西経111度はグリニッジとの時差約16.5時間で、
LT8.5時台に最小値を示し、
最大値は明確なピークを示していません
ツーソンは北緯32度に位置し、ピーク特性は中緯度型のパターンを示しています
まとめ:
1.低緯度とは0度〜30度、中緯度は30度〜60度、ですからツーソン32度は境界に位置していて、厳密に言えば中緯度になります
2.低緯度観測点として沖縄・グアム・ホノルル・クールー・サンファンそしてツーソンを調べて来ました
沖縄は1年前から確定値が公開されていない事、サンファンは磁場強度データが途中で不連続に飛んでいる事、から外します
グアム・ホノルル・クールーの特徴は、最大値が鋭いピーク特性を示す事で、これが低緯度の特徴と思われます(中緯度では最小値が鋭いピーク特性を示す)
ツーソンの場合は中緯度の特徴を出しており、実際にツーソンは中緯度である事から、ツーソンは低緯度から外して次回まとめます
3.低緯度の観測点グループは、グアム・ホノルル・クールー3点となりました!
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です