10月度その19 世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの磁力線パターンを出し、ホノルルとGOES-17Westの準リアルタイム波形3日間を比較する!
世界の北方磁場強度シリーズ➡ホノルルの磁力線パターンを出し、ホノルルとGOES-17Westの準リアルタイム波形3日間を比較する!
昨日はグアムGUA磁力線の高度140kmを確認し、GUAと17Wの準リアルタイム波形3日間を取りました
北緯5度に位置するクールーKOUデータが公開されていない為(最終日付が10月15日データのままなのです)本日はホノルルHONの磁力線高度を確認し、例によって波形3日間を出す事にしました
ホノルル・ダイヤモンドヘッドと、GOES衛星、
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離圏における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
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1.まずHON磁力線パターンを調べます
磁力線パターン計算は [流線(磁力線)関数] を使用、数値解析して解いています
HON磁力線_最高高度は400kmであり、それは、
F2層(昼間)をカバーする高さになっています
ここで、HON(西経158度)北方磁場強度_最大値最小値カウント_時刻分布_3年間を見ますと:
であって、最も強いピークが何とか最大値、という状態です
HONとUTの時差は約13時間ですので、上図の最大値ピーク(UT23時台)はLT12時台に観測されています
この最も強いピークが最大値である低緯度の特徴はHON迄で、KAKで最も強いピークは最小値(中緯度の特徴)となります
また低緯度ではGUA,KOUともにLT10時台に最大値を観測するのですが、HONだけはLT12時台に最大値ピークが観測される特徴があります
2.続いて準リアルタイム3日間の波形を取りますと:
となります、HONと17Wの時差は約1.4時間です
まとめ:
1.低緯度の波形事例としてGUA,HONが揃いました
続いて何とか北緯5度で電離圏との相互作用は全くないと思われるクールーKOUの波形を知りたい所です
2.GUA,HON,KOUの低緯度3地点における波形が出揃ったら、波形の特徴を論ずるフェーズに入りたい、と考えています
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です