10月度その20 世界の北方磁場強度シリーズ➡ここでバンアレン帯の高度を確認しておく!
世界の北方磁場強度シリーズ➡ここでバンアレン帯の高度を確認しておく!
低緯度地点の磁力線高度を確認し、どの程度電離圏と相互作用する磁力線パターンなのかを確認し、準リアルタイム波形3日間についてGOES-17West衛星との比較を出しています
さて電離圏の上空にはバンアレン帯がある訳で、本日はバンアレン帯の高度を確認しておきます、天文学辞典さんの記述内容を図で示しました
1958年、この放射線帯を発見したエクスプローラ1号ロケットモデルを掲げて歓ぶバン・アレンさん(中央)、
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離圏における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
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[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば:
地球の周囲にあるドーナツ状の放射線帯のことで、米国の物理学者バンアレンが米国の最初の人工衛星エクスプローラー1号に搭載したガイガーカウンターで発見したのでこの名前で呼ばれる。
バンアレン帯は上図に示すように内帯と外帯2重構造なのですが、
天文学辞典さんの記述内容を図示しますと:
となり、内帯には安定した陽子と電子の帯、外帯は電子帯ですが太陽風などの外乱にさらされており不安定です
帯(ベルト)ですから幅があるのですが詳細は記されておりませんでしたので、中央値のみをグラフで示しています
高度は赤道上空を指し示している、と思われます(極地上空にはバンアレン帯は存在しないので)
もっと正確な図が見つかれば差し替えますが、ひとまずはこの図でバンアレン帯高度を確認してゆきます
という事ですが、
外帯の外部境界は地表面から60000 km程度の位置にある。
と、境界は高度60,000kmですので高度35,786kmGOES衛星も影響を受けています
考えて見ればGPS衛星は高度20,000kmですから、外帯ド真ん中にあります、気が付きませんでした!
お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です