世界の北方磁場強度シリーズ➡フレデリックスバーグなる場所を見つけ、地磁気変動3年間を調べ、GOES-16Eと準リアルタイム波形3日間を比較しました!
フレデリックスバーグなる北緯38.2度西経77.4度の観測点を米国バージニア州で見つけ、地磁気変動3年を調べ、GOES-16Eと準リアルタイム波形3日間を比較しました
場所としてはオタワの南、サンファンの北、に位置することになります
1862年南北戦争激戦地であったフレデリックスバーグの戦いとGOES衛星、
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
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1.まずフレデリックスバーグFRD3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
データも揃っていて、増加です、但し、直近で減少に転じているようにも見えます、これは観測を続けていれば分かります
24時間の最小値・最大値出現時刻と回数をプロットすると、
となります
最小値ピークが強くあらわれる(集中する)中緯度型であってオタワと似ています(最大値は分散します)、最小値ピーク観測時刻UT16時台は、FRDでLT11時台でこれもオタワと同じです
2.次にFRD磁力線を求め、GOES-16Eとの準リアルタイム波形3日間グラフを取ります
FRD磁力線高度は1,307kmです
1,307kmというと電離圏は完全に突き抜けて戻って来る高さです、北緯38.2度なので共役点が南緯38.2度であるとすればブラジル磁気異常の南緯30度上空を通過しています、従ってバンアレン帯の内帯端を通過しているものと思われます
波形グラフ3日間は、
16EとFRDの時差は約8分でゼロ時間としてよろしい
16E最大値観測時にFRD最小値を観測する逆相スタイルでOTTと同じです
まとめ:
1.ブラジル磁気異常の中心値である南緯30度西経60度に対し、オタワOTT西経76度・フレデリックスバーグFRD西経77度・サンファンSJG西経66度・GOES-16E西経75度、と波形グラフが揃いました
2.OTTとFRDは16E最大値観測時に最小値を観測する逆相型、SJGは最大値を観測する同相型、でした
3.これにクールーKOU西経53度を加えます(11月度になりますか?現在データ公開が止まったままです)が、恐らくSJGと同じ同相型になるでしょう
4.電離圏やバンアレン帯を磁力線が通過する着地点では16Eに対して逆相、電離圏やバンアレン帯との相互作用が薄い着地点では16Eに対して同相、になるものと思われます
16Eそのものが電離圏やバンアレン帯と相互作用は薄いと考えられ、この辺りから最大値と最小値の同相逆相と観測時刻の特徴に関するメカニズムが分かって来るものと思われます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です