12月度その22 世界の北方磁場強度シリーズ➡FFT結果から波形を復元する!
世界の北方磁場強度シリーズ➡FFT結果から波形を復元する!
FFT結果から周期位相を取り出し。波形復元する方法を最終確認しました
これにて来年より周期24hや12hの波形を復元し、比較することができます
ので、ご報告です
波間から、来年もよろしく!
m(_ _)m
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
図a:ESAより地球全体を示せば、
図b:電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
図c:電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
図d: [バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
これより太陽に向かって上空ですと約9万kmの所に太陽風と地球磁気圏のぶつかり合うバウショック、約38万kmに月、約150万kmのラグランジュL1ポイントではDSCOVER衛星が太陽風を観測しています
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1.結論から申しますと:
1.FFT結果から位相の検出は、Cos評価方式に統一し、
2.着目する周期のCos波形にマイナス位相を付加する
3.これによって波形を抽出する
にて波形復元を最終確認しました
2.順を追ってグラフを示しますと:
周期24hで初期位相0度のSin波と12hで0度のCos波を準備する
図1:
となります
これを加えて評価入力信号とします
図2:
こうして得られた評価入力信号にFFTを掛けて、
パワースペクトルを取り各位相をCos評価にて抽出すると、
図3:
こうして、周期24hと12hの初期位相が得られますから、
これをマイナスしたCos波形を作成グラフ表示すると、
図4:
となって、
波形が復元されました!
まとめ:
1.この方式にてGOESや各観測点の24hと12h信号を抽出し、比較します
2.図2は北緯50度近辺の観測点における波形に似ているようにも見え、24hと12h波形復元による評価には大いに興味が湧く所です
3.来年もよろしくお願い申し上げます
以上、今年もお付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!