なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

12月度その22 世界の北方磁場強度シリーズ➡FFT結果から波形を復元する!

世界の北方磁場強度シリーズ➡FFT結果から波形を復元する!

 

 

FFT結果から周期位相を取り出し。波形復元する方法を最終確認しました

これにて来年より周期24hや12hの波形を復元し、比較することができます

ので、ご報告です

 

 

波間から、来年もよろしく!

f:id:yoshihide-sugiura:20211229163058j:plain m(_ _)m f:id:yoshihide-sugiura:20211229163152p:plain

です

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

図a:ESAより地球全体を示せば、

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図b:電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

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図c:電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

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図d: [バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、

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南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています

これより太陽に向かって上空ですと約9万kmの所に太陽風と地球磁気圏のぶつかり合うバウショック、約38万kmに月、約150万kmのラグランジュL1ポイントではDSCOVER衛星が太陽風を観測しています

 

 

ここから本文です

1.結論から申しますと:

1.FFT結果から位相の検出は、Cos評価方式に統一し、

2.着目する周期のCos波形にマイナス位相を付加する

3.これによって波形を抽出する

にて波形復元を最終確認しました

 

 

2.順を追ってグラフを示しますと:

周期24hで初期位相0度のSin波と12hで0度のCos波を準備する

図1:

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となります

これを加えて評価入力信号とします

図2:

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こうして得られた評価入力信号にFFTを掛けて、

パワースペクトルを取り各位相をCos評価にて抽出すると、

図3:

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こうして、周期24hと12hの初期位相が得られますから、

これをマイナスしたCos波形を作成グラフ表示すると、

図4:

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となって、

波形が復元されました!

 

 

まとめ:

1.この方式にてGOESや各観測点の24hと12h信号を抽出し、比較します

2.図2は北緯50度近辺の観測点における波形に似ているようにも見え、24hと12h波形復元による評価には大いに興味が湧く所です

3.来年もよろしくお願い申し上げます

 

 

 

以上、今年もお付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です!