1月度その16 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ サンファンSJGの3日間波形・データ不安定性!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ サンファンSJGの3日間波形・データ不安定性!
サンファンの3日間波形が不安定です
ので、ご報告です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
図a:ESAより地球全体を示せば、
図b:電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
図c:電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
図d: [バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
これより太陽に向かって上空ですと約9万kmの所に太陽風と地球磁気圏のぶつかり合うバウショック、約38万kmに月、約150万kmのラグランジュL1ポイントではDSCOVER衛星が太陽風を観測しています
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現在、サンファン3日間波形のデータ不安定を観測しています
図1:まず、3年間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフです
最大値ピーク側が強く、クールー・ホノルル・グアムのデータが取れない現在ではサンファンのみが低緯度(北緯18.1°)のサンプルとなっています
以下、11月〜1月の3日間波形をアップ致しますと(色は変わっているのですが)、ライン上で同相逆相を見て頂ければよいのですが:
図2:11月2日〜5日にかけて3日間波形データです
1日目➡同相
2日目➡不明
3日目➡逆相
図3:12月4日〜7日にかけて3日間波形データです
1日目➡逆相
2日目➡まあ同相
3日目➡逆相
図4:1月3日〜6日にかけて3日間波形です
1日目➡同相
2日目➡まあ逆相
3日目➡不明
図5:1月10日〜12日にかけて3日間波形
全部逆相!
まとめ:
見た目の主観が入りますから不正確ではありますが、他観測点ではなかった事です
図1のピーク値レシオは1.44と最大値の方が44%とかなり多いのですが、昨年11月から1月にかけての3日間波形を見ると、バラついているように思えます
この辺りにどう対処するのか、現在、思案中です
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!