1月度その18 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 世界まとめマップを作成する・その2➡ベイセントルイスBSLを加える!⬅名称修正です!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 世界まとめマップを作成する・その2➡ベイセントルイスBSLを加える!⬅名称修正です!
名称修正:2022/1/21 02:20
宇宙の徒然を語るブロガー「まさき りお(id:ballooon)さん」からセントルイス(ミズーリ州)とベイセントルイス(ミシシッピ州)は別の場所である、との指摘を受けまして、
に全面変更いたしました、ミシシッピ州のベイセントルイスが正しいです!
修正終わり
世界各地の3年間北方地磁気測定の結果をまとめ・その2です
米国ベイセントルイス(コード名:Bay St. Louis:BSL)北緯30.35°を加えてあります
ベイセントルイスBSLについては3年間の磁場強度変化グラフを一式アップしております
ここで、変更点がいくつかあり:
1.世界まとめマップから「経度サイドビュー」を外しました
緯度サイドは貴重な情報が多く含まれますが、経度サイドはそれほどでもなく、グラフ数を削減致しました
2.3年間の磁場強度変動グラフに近似直線を追加し、傾斜角を求めました
3.24時間カウントグラフは90°回転させました
以上、お付き合い頂ければ幸いです
電離圏とバンアレン帯です
図a:電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
図b: [バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
これより太陽に向かって上空ですと約9万kmの所に太陽風と地球磁気圏のぶつかり合うバウショック、約38万kmに月、約150万kmのラグランジュL1ポイントではDSCOVER衛星が太陽風を観測しています
ここから本文です
1.世界の観測点まとめマップです
ベイセントルイスBSLが追加されています
図1:世界の観測点マップ
図2:平均と差分強度の緯度サイドビュー
図3:ピーク値レシオの緯度サイドビュー
ベイセントルイスは最小値側に最大ピークが現れます
図4:最大ピーク観測時刻の緯度サイドビュー
何と、ベイセントルイスではLT8時台に最小値ピークが現れました!
ホノルルが最大値ピークLT13.5時ですので、両者でLT10-11時帯を挟んだ格好になっています
ベイセントルイスもホノルルも1000日近くの観測結果統計であり、これは何かある、と考えるべきでしょう
2.ベイセントルイスBSLの3年間磁場強度変動を追う
図6:
図7:
最大値と最小値の中間値をブルー丸にて表示しています
その中間値より求めた近似直線をオレンジで示しています、これはR言語の最小二乗法関数 "lm" を用いて求めました
近似直線の傾きを「傾斜角°」にて表示しました、目的はこの傾斜角を世界まとめマップに表示せんが為です
図8:
従来よりグラフを90°回転させました
これは3日間波形グラフと比較しやすくする為の事前準備です、来月からは3日間波形グラフも変更します
まとめ:
1.今回の変更は、図7に示した「傾斜角°」を世界まとめマップに表示したいが為です
それには全観測点を再度測定しなおす必要があり、2月度からとなります
2.ベイセントルイスBSLがLT8時台に最小値ピークを示した事には驚きました
ホノルルのLT13.5時台_最大値ピークとでピークベルトLT10-11時台を挟んだ格好になり、この原因を考察する必要があります
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!