なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

10月度その3 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 初めに、G16E/G17Wのグラフをアップする!

世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 初めに、G16E/G17Wのグラフをアップする!

 

世界各観測点における北方磁場強度測定の再開です

初めに、G16EとG17Wのグラフをアップ致します

10月のGOES3日間データは、少し不安定ですがUT9月30日から10月2日としました、その間のNICTさんグラフ(foF2値,TEC値,K-index値)も添付しています

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

ここから本文です

1.GOES-16E3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです

観測期間は、2019年10月2日から2022年9月30日の3年(365x3日)です

図1:

Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています、全体平均の単位はnT

 

有効日データにおける最小値・最大値の出現回数_統計グラフは、

図2:

凡例「 ピーク数=1+1」の意味は:

第1ピークはマジェンダであり、第2ピークはシアンである

低緯度ピーク数の特徴と同じです

ピークの定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターン、であって、1hでも平均値を下回ったらそのピークは脱出した、としています

 

 

2.GOES-17W3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです

観測期間は、2019年10月2日から2022年9月30日の3年(365x3日)です

図3

Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています

 

有効日データにおける最小値・最大値の出現回数_統計グラフは、

図4:

G16Eとの違いは、マジェンダでLT15時台(UT0時台)に急に凸となる動作です

これはG17Wの特徴となる可能性があります、即ち、何らかの磁気濃縮が西経137.2°ではLT15時台に突然発生し、それは西経75.2°のG16Eでは発生しない、という事です

測定に係る3年間のうち、どこかで長期に渡ってLT15時台に最大値が観測されたのです、そしてそれはG16では観測されなかった

 

 

3.GOES-16Eと17Wの波形3日間とFFT結果です

G16がシアン、G17がオレンジ、です

変動成分のみを取り出しています、現時点で波形がマイナスに振れている訳ではありません!

図5:9月30日00時00分〜10日2時59分(UT)両観測点の波形

両波形ともに少し不安定です!

 

図5の波形よりG16EのパワーFFTスペクトルを取ると、

図6:

乱れていて、72h成分がかなり強いです

凡例のレシオ表記が " " なのは、第1ピークがマジェンダ(最大値)側である事を示しています

 

図7:GOES-17W FFT解析結果、これもシアンで示します

やはり不安定で、72h成分がかなり強いです

 

 

4.NICTさんより

9月30日から10月2日(UT)を含むの日本上空における電離層 [予報 | 電離圏領域 | 宇宙天気予報] を見ると、

図8:foF2値、TEC値、K-index値、日本上空、日付はグラフ下に記載

であり、30日から2日(UT)のK-indexは磁気嵐オレンジが2日あり少し不安定、あった事が分かります

 

まとめ:

1.安定な3日間を追っていると時間ばかりが経過するので、この程度で先に進める事とします

続いて各観測点のグラフ取得に入ります

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です!