10月度その13 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ シャンポンCLFの地磁気変動3年間を調べ、GOES-16Eとの波形3日間を比較する!
世界各観測点における北方磁場強度測定です
シャンポンCLFの3年間磁場強度変動と24h統計グラフと3日間波形解析を行います
お付き合い頂ければ幸いです
1.GOES・バンアレン帯高度と世界観測点マップと磁気赤道上の磁力線高度マップと先月測定のCyMaマップです
図1:GOES高度とバンアレン帯高度です
図2:世界観測点マップです
中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です
図3:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップです
陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性があります
図4:先月9月測定(8月迄の)CyMaマップです
Cyは第1ピークがシアン、Maは第1ピークがマジェンダ、cyはシアンピークmaはマジェンダピークがある、▲は最小値シアン検出数ゼロ▲は最大値マジェンダ検出数がゼロ、を示します
2.シャンポンCLF3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ
図5:観測期間は、2019年10月2日から2022年9月30日の3年(365x3日)
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
CLFは中緯度で、夏場に磁場強度が増大しています
このグラフに表示された有効日データのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図6:
凡例にあります「● ピーク数=1+2」は:
第1ピークはシアンでピークは1ヶ所のみ、第2ピークはマジェンダで他にも1ヶ所(合計でピーク数は3)
ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています
3.シャンポンCLFとG16の波形3日間とFFT結果です
図7:CLFがオレンジ、G16はシアンです
同相か逆相か分かりません
図8:G16信号強度のスペクトル
1日目と3日目に軽い磁気嵐があったので72h成分が強く出ています、これはG17と同じです
図9:CLF信号強度のスペクトル
24h>12h>72h>8hとなりました
CLFは解析対象外です
まとめ:
1.量的解析は、ひとまずオゾン層による影響の解析、に絞っています
CLFにて測定は終わりですが、まだオゾン定量分析の手法(モデル)が定まりません
もう少し考えます
コメントバック
リオ同志(id:ballooon)!
お忙しい中でのコメントありがとう御座います、感謝です
>シャンポンの図9、周期=8hがIdx7になっています。
おぉ〜、気が付きませんでしたです、早速に修正致しました!
ご指摘、ありがとう御座います
>柿岡で異常データがあったのですね?、、、珍しいものを見た気分になりました!
ですね〜、波形上強烈なスパイクが立った状況で、その場合にはスペクトル上全周波数成分が現れる、という事になりますか
装置異常だろう、と思っておりますが、この種のエラーデータは初めてです
>シャンポンの波形は2日目がほとんど変動していないですね?
確かに、何故ですかね?ま、追うのは止めですが
>次はまとめですね(*^^)!
そうでした!
オゾン定量解析のモデルを考えていて、まとめを忘れておりました
ありがとう御座いました
以上です
コメバック終わり
尚、地磁気データはINTERMAGNETさん [The INTERMAGNET Vision and Mission] 経由で各地磁気データを世界の各観測点さんからダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!