10月度その15 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ オゾンによる相関定量分析の新指針!
オゾン層が低緯度における北方磁場強度の変動に影響を与えている(相関がある)のでは?という事でどうやって定量分析すればよいのか、この夏から冴えない頭で漠然と考えて来ました
ここで、オゾン相関定量分析には新しい切り口が必要である、との結論に至りましたので、新しい切り口なるものをご説明致したく
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
1.オゾン全量データ
[気象庁 | 月平均オゾン全量の世界分布図] によれば、2022年1月からのグラフpngがアーカイブされており、クールーKOU位置(北緯5.2°,西経52.7°,ブラジルの上)に着目して図を眺めて頂ければ:
図1−1:2022年1月 ⬇
図1−2:2022年2月 ⬇
図1−3:2022年3月 ⬇
図1−4:2022年4月 ⬇
図1−5:2022年5月 ⬇
図1−6:2022年6月 ⬇
図1−7:2022年7月 ⬇
図1−8:2022年8月 ⬇
図1−9:2022年9月 ⬇
ここで月平均オゾン全量は:
1月〜5月 ➡220-250m atm-cm
6月〜7月 ➡250-280m atm-cm
8月〜9月 ➡280-310m atm-cm
と増加している事が分かります
図1−1〜9はすべてグラフデータであり数値データそのものが開示されている訳ではないので、ここから目視により月平均オゾン全量データを拾います
2.クールKOUデータ
現在レポートしているグラフは3年間の日単位の最大値最小値の統計グラフで、クールーKOUを取れば、
図2−1:24h最大値最小値の統計分布
この結果と図1群の結果とではギャップが有り過ぎまして、図1群から図2相当を変換作成する事を考えていたのですが、これを諦めました!
即ち、
図2−2:3年間の最大値最小値観測グラフ(日単位)
⬆ ここから月平均の北方磁場強度の変動を抽出し、これを図1群のデータと比較し相関があるか否かを調べよう、という事にしました!
分析の方向(課題)
1.図1群のデータに揃えてクールーKOUデータを取り直し、
1月〜5月 ➡220-250m atm-cm
6月〜7月 ➡250-280m atm-cm
8月〜9月 ➡280-310m atm-cm
に対して北方磁場強度はどのように変動するのだろうか?そこに相関は見られるのだろうか?を調べよう、という事です
2.それにしてもクールーKOUの月平均をどう取るか?は簡単ではありません
図3:KOUの2022/09/30-10/02の3日間波形
現在は、KOUオレンジ波形の最大値変動を追ってみるか?と考えております
3.ここで相関が有るか無しかで、低緯度における北方磁場強度の変動にオゾン層が関与しているか否か、が判別するのだろう、と考えております
⬆ 12月で図1群は1年分のデータとなり、12月か1月くらいまでに出来ればよいかな、と思っております
尚、低緯度における観測データでサンファンSJG、ホノルルHON、グラムGUAはデータ数が少ない(低緯度はデータ不安定)ので、解析対象はクールーKOUのみに絞ります
コメントバック:
リオ同志(id:ballooon)!
早速のコメントありがとう御座います、感謝です
2-3ヶ月は考えたと思いますが、このような方向で進む事と致しました
>オゾン量は10月~12月は南半球が多めになるのでしょうか。
何とも言えません、結果を待つしかない状態です
>低緯度は全体に低いんでしたね?
そうなんです、低緯度における上昇気流で低緯度上空にて発生したオゾンは急速に中高緯度へ移動して中高緯度にオゾン全量が大となる領域を作っています
>ところで相関分析ではなくて、相関定量分析とはどんなものですか?
あ、完全に同じです、定量分析なしには相関は出せませんので、同じです
以上でした
コメバック終わり
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!