11月度その5 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ オタワOTTの地磁気変動3年間を調べ、GOES-16Eとの波形3日間を比較する!
作業量削減のため観測点数を4に絞りました
現在:
1.定量解析はオゾン層のみによる影響に絞っており、解析できる観測点はクールーKOUのみです
2.SJG/HON/GUAも低緯度でオゾン層のみの影響ですが、データ欠損が多く定量解析に適さないので除外しました
3.しかしKOUのみですと世界マップが取れないので中緯度代表としてオタワOTT/ビクトリアVIC/柿岡KAKを選び、結果、KOU/OTT/VIC/柿岡の4点を観測点としました
世界各観測点における北方磁場強度測定です
オタワOTTの3年間磁場強度変動と24h統計グラフと3日間波形解析を行います
お付き合い頂ければ幸いです
ここから本文です
1.世界観測点マップと磁気赤道上の磁力線高度マップです
まず、世界まとめマップから全体の位置関係の把握です
図1:世界観測点マップ
中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です
図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ
陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性があります
2.オタワOTT3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ
観測期間は、2019年11月2日から2022年10月31日の3年(365x3日)です
図3:
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
毎年夏至の頃に強度が増大する、季節変動が明確です
このグラフに表示された有効日データのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図4:
凡例にあります「● ピーク数=1+2」は:
第1ピークはシアンでシアンピークは1ヶ所のみ、第2ピークのマジェンダには2ヶ所ピークがある(合計でピーク数は3)
ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています
3.オタワOTTとG16Eの波形3日間とFFT結果です
オタワOTTがオレンジ、G16Eはシアンです
図5:
綺麗な逆相です、時期嵐のない3日間ですのでオレンジ波形は台形を示します
図5の波形よりG16EのパワーFFTスペクトルを取ると、
図6:
磁気嵐のない3日間ですので、24h>>72h=8h=12hです
図5よりオタワOTTのパワーFFTスペクトルを取ると、
図7:
OTTでは、24h>12h>8h=72hとなりました
まとめ:
1.量的解析は、ひとまずオゾン層による影響の解析、に絞っています
従ってF/F2層の影響が強いと思われるオタワOTTは解析対象から除外します、測定を続けます
コメントバック:
リオ同志(id:ballooon)!
早速のコメント、ありがとう御座います、感謝です
>データが安定しているオタワ、ビクトリア、柿岡、そしてクールーですね!
はい、そうなりましたです
>これからもよろしくお願いします(`・ω・́)ゝ
コメバック終わり
尚、地磁気データはINTERMAGNETさん [The INTERMAGNET Vision and Mission] 経由で各地磁気データを世界の各観測点さんからダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!