12月度その17 オゾン全量シリーズ➡オゾン全量と北方磁場の季節性振動を追う@クールーKOU付近!
オゾン全量シリーズは、クールーKOU付近(赤道0°西経60°付近)におけるオゾン全量とKOU北方磁場強度の季節性振動を追う事に致しました
と申しますのも、KOUにおいてLT11時頃に磁場強度が極大値を取る日変化の原因は、オゾンO3やオゾン生成時に発生する酸素原子Oではない事、が判明したからです
⬆ これに関しましては次にアップ致します
ではオゾン全量シリーズはどうすればよいか、についてはKOU付近のオゾン全量と北方磁場に季節性振動が見られる所から、ひとまず季節性振動を追う事と致しました
お付き合い頂ければ幸いです
[気象庁 | 月平均オゾン全量の世界分布図]から目視によりデータを読み取っています
オゾン全量は2ヶ月前の値が公開ですので、最終月は2ヶ月前と同じ値を使っています
図1:西経60°にて北緯30°,赤道0°,南緯30°のオゾン全量変化
明らかに北緯30°では夏に極大値、南緯30°では夏から秋にかけて極大値、赤道0°では年約2回の極大値振動が見られます
そこで、図1の赤道0°におけるオゾン全量変化とKOUにおける磁場強度(最大値-最小値)の変化をグラフ化します(図2のオゾン全量は図1より精度を上げています)
図2:
27ヶ月目28ヶ月目を除いて明らかに相似形(同相の)動きをしています
まとめ:
ひとまずオゾン全量シリーズは、このようにKOU付近の季節性振動を追う事と致しました
太陽黒点数との相関は外しました
季節性振動ですから太陽活動に深く依存しているのは当たり前なのですが、黒点数と季節性振動は直接関係ないからです
以上、お付き合い頂きありがとう御座いました
感謝です