なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

4月度その8 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 世界まとめマップを作成する!

世界各観測点における北方磁場強度シリーズで、世界まとめマップの報告です

観測点を4点(OTT/FRD/KOU/KAK)に絞っています

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

1.各種世界マップ

図1:世界観測点マップ

中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です

 

図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ

電子ベルトは陽子ベルトに被っています、詳細を示せば:

図3:日本原子力機構JAEAさん [電子、陽子(バンアレン帯)のエネルギー別線量分布] より

バンアレン内帯では電子数リッチと考えられます

 

2.3年間最大値最小値測定から、まとめマップ

図4:3年間_X成分の平均値と差分平均値のマップ3月報告

KAKの差分(緑線)は他の観測点に比べ小さいです

 

図5:3年間_第1ピーク観測時刻LT統計結果のマップ4月報告

第1ピークのみでなく、全ピークに着眼した分布(但し全体を見る為に抽象化した)が次に示すCyMaマップです

 

図6:今月(4月)のCyMaマップ

FRDにマジェンタピークmaが一つ新たに加わりました

がシアンゼロ時間帯、がマジェンダゼロ時間帯です

 

3.3日間波形FFT解析から、まとめマップ

4月より72h,36h,24h,12h成分の強度をピックアップしました(8hを止めて)

KAKの36h成分を追うためです

図7:各観測点のFFT結果

強度10^9が指標となるので、グリン線で表示しています(3月に比べY軸スケール精度を倍に上げています)

こうして見ますとKAKのスペクトル強度は、元々他の観測点に比べ弱い事が分かります

KAKとKOUの最大スペクトル強度を比較しますと:

図8:KAK

KAKで24h成分は、約4*10^8

KOUでは、約25*10^8

図10:KOU

であって、KOU_24h vs KAK_24hの比は、約6倍KOUの方が強いのです

これは元々図4にてKAKの差分が他の観測点に比べ小さい事から想像できますが、スペクトルにするとここまで違いが出る、という事でした

 

まとめ:

とは言え、やはり36h成分が非常に強く出る場合がある事がKAKの特徴と思われ、これは電離圏が支配的な磁力線パスを有する観測点の特徴と考えております

ので、どのような条件下でKAK36h成分が強く出るのか?を、もうしばらく追ってみます

 

コメントバック

リオ同志(id:ballooon)!

お忙しい中、連続してのコメント、誠にありがとう御座います

感謝です

 

>2.5*10の9乗→25*10の8乗
>になるのですね?

仰る通りです!

比較しやすくする為、10の8乗で揃えた次第です

KAKは北方磁場強度の平均値は最も大きいのですが(図4の赤線)最大最小の差分(図4の緑線)は最も小さいのです

それがスペクトル強度で表現すると24h成分では約6分の1にまで減少する(KOUに対して)という事でした

また少しでも見やすくする為、図7のY軸・各観測点のピッチは1/2(精度を2倍に上げた、と表現しています)にしました

分かりにくい表現で申し訳ありません

 

それにしても何故KAKで36h成分が非常に強く出る場合があるのか、その条件が分かりません!

3月の観測では、

図11:KAK3月9日から11日までの3日間スペクトル

idx=3が36h成分です(4月1日から3日KAK図8と比較してみて下さい)

図12:その時、3月9日から11日の波形はKAKオレンジで

であり、

図13:4月1日から3日のKAK波形は

であって、

図12と図13のオレンジ波形の違いが、図12では36h成分、図13では24h成分を最強にしている、となります

一体どこが違う原因なのでしょうか?

 

以上でした

コメバック終わり

 

 

 

 

コメバックその2

リオ同志(id:ballooon)!

重ねてのコメントありがとう御座います、感謝です

 

>柿岡は2月も36hがダントツだったんですよね?

そうです、2月をアップしますと、

図14:2月1日より3日のKAK波形

であって、スペクトルは、

図15:2月1日より3日のKAKスペクトル

です、idx=3が36h成分で、仰る通りダントツです

 

>最大値が関係しているのかな?と思えます。

なるほど〜

 

>2月の方がわかりやすいですが最大値の幅が24h以上ありますよね?

図14でピークtoピークの幅が24h以上ある、と言っておられますね?

1日目のピークと2日目のピークの間隔が、、、

 

>図13の4月は最大値がよくわからない感じに見えます。。。

図13の4月はダウンシュートが強く、凸ピークは明確ではありません

それに対し図14の2月は凸ピークが明確で(かつ最初のピークtoピークは間隔24h以上)ダウンシュートが明確、という違いがあります

 

KAKの3年間24hピーク統計分布では、第1頻度はシアン(磁場強度ダウンシュート)にあり、ダウンシュートが強く出る4月の図13が一般的だと思われます

それが2月のように凸ピークが強く出る場合もあって(それは不安定な状態でしょう)その時凸ピークto凸ピークが24hを超えると36h成分が強く出る、という事ですね?

それ、、、正解、、、でしょう!!!

なぁ〜るほど〜・・・

 

以上でした

コメバック終わり

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です!