なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

7月度その9:7月のエルニーニョ監視速報が気象庁さんより発表されました、ペルー沖海面温度が下がっています!

気象庁さんからエルニーニョ監視速報が発表されました(7/10)

 

そこで、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、2019年12月の太陽黒点数から現在(2024年6月)までの黒点数推移とエルニーニョラニーニャ状態の季節(3ヶ月単位)を合わせてグラフ化しています

2019年12月は現在の太陽サイクル25が始まった年月で、1サイクルは一般に11年続く所から、11年もしくは12年間の黒点数推移とエルニーニョラニーニャ状態の観測を続けたい、と考えております

ここでは、ペルー沖の海面温度マップも取っています

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

気象庁さんの発表 [気象庁 | エルニーニョ監視速報] によれば:

1.7/10現在、まとめとして

  • エルニーニョ現象ラニーニャ現象も発生していない平常の状態になっているとみられる。

  • 今後、秋にかけて平常の状態が続く可能性もあるが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い(60%)。

とのことです

 

 

2.現在の発生確率リスト

図1:5か月移動平均値が各カテゴリー(エルニーニョ現象/平常/ラニーニャ現象)

2024年5/6月は平常で確定(100%)、2024年7月は平常70%,ラニーニャ30%と次第にラニーニャ確率が上がって来る、と予測されています

 

 

3.太陽黒点数とエルニーニョ/平常/ラニーニャのグラフ

本ブログでは各月毎に太陽黒点数を出し、エルニーニョであるかラニーニャであるか平常であるかを季節単位でグラフ化しており、黒点数と共にグラフをアップします(エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia のリストを参照しています

黒点数は [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さんデータです

図2:太陽黒点数vsエルニーニョ/ラニーニャ/平常_各状態グラフ

マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数を上乗せしているので黒点数(総数)となります

その上に高さ15固定で、オレンジがエルニーニョの月、ブルーがラニーニャの月、緑が平常の月、を上乗せしています

最後の2点、2024年5/6月が平常です

2019年12月以来平常だった時期は、2020年6/7/8月と2021年6/7/8月と2024年5/6月です

この図2形式で11年分から12年分のグラフを掲示しよう、という訳です(現在は丁度4年半が経過しました)

 

NOAAさんより直近6月までの黒点数観測結果と今後サイクル25の予測を示せば、

図3:NOAAさん太陽黒点観測と予測

黒点数の増加が活発である時に赤道付近で貿易風(東風)が強まり、ペルー沖で海面が東から西に向かって強く移動しペルー沖海底から冷たい海水塊が上昇し、海面温度が下る(ラニーニャ

これが、黒点数の増加活動が止まった時、ペルー沖の海面温度が上昇しエルニーニョになる、と理解しています

 

 

4.ペルー沖の海面温度マップ

気象庁さん [気象庁 | 海面水温実況図] より、ペルー沖の海面温度マップを取ると、

図4:海面水温実況図(部分) 2024/07/09(JST

ここで、

図5:北緯0°西経90°地点を拡大し、海面温度を目視で観測します

海面温度は20°ラインよりライン2本上なので、22.5°とします!

これを2023年8月スタートでグラフ化すると、

図6:N0W90地点の海面温度の変化

目視による読み取りなので精度が悪いです

これは10年くらいグラフを取りませんと、トレンドが分からないです

ですが、まずは2年でスタートです

今後、平常状態を経てラニーニャになる、という事は海面温度が下がって来る事を意味していますが、本当にそうなるのでしょうか?という事です

 

本当にそうなりました!

海面温度は25.1度(5月)から22.5度(6月)とだいぶ下がりました!

 

尚、ブログを休んでいた24年1月から5月までのデータはありません

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です! m(_ _)m