11月度その5:北方磁場強度シリーズ ➡ サニキルーアクSNKの地磁気変動3年間を調べ、24h最大最小カウント統計グラフを取る!
3日間の波形スペクトル(FFT)は、別途まとめて処理し結果を出す事としています
1.はじめに
カナダ5観測点の位置関係と第1ピークがシアンかマジェンタかを示すマップです
図1:カナダ5観測点マップ
図2:Canadian Magnetic Observatories によれば、
このような位置関係にあり、SNK, YKC, IQAが所謂オーロラ帯に属しています
2.サニキルーアクSNK3年間の北方地磁気変動
図3:2020年11月1日から2023年10月31日の3年(365x3日)
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で700nT
SNKで季節変動は、それほど顕著ではありません
磁場強度と黒点数の相関は最大最小の幅に出ると考えており、以下のグラフを取っています
図4:磁場強度最大最小と黒点数最大最小のグラフ
表示は、月単位に引き伸ばされています
黒点数最大値(オレンジ)の増加と伴に磁場強度最大値(マジェンタ)も増加する(相関が少しある)事が分かります
3.24h最大最小カウント統計グラフ
図3に表示された有効日データのみを使い、
図5:24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフ
凡例にあります「● ピーク数=1+2」は:
第1ピークはマジェンタでピークは1ヶ所のみ、第2ピークのシアンには2ヶ所ピークがある(合計でピーク数は3)
ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています
測定を続けます
コメントバック
Rio同志(id:ballooon)!
コメントありがとう御座います、感謝です
>サニキルーアク、イヌイットの方々が住んでるところなんですね?
あっ、そ〜なんですか?
私はカナダ地磁気サイトで、小さな観測小屋があるのを見ておりました
>なんと、ヒデスギさんの記事が1ページ目に来てますよ!
あっ、そ〜なんですか?
まぁ、、、こちらも超マイナーな存在ですから、、、互いに肩を寄り添って・・・
カナダに観測点に絞られてから、再びオーロラに強く興味を引かれています
オーロラが観測されるのは午前零時前後で、夜間プラズマシートからのプラズマ爆発によるプラズマ流の還流がある時です
この時間帯はシアンピークの磁場最小時間帯を示します、SNK自体の第1ピークはマジェンタですから磁場最大時間帯を持つのですが、それはLT18.7時台です
LT18.7時台にオーロラ観測ピークは来ないでしょう
不思議ですね?
オーロラ予測サイトなるものがNOAAにありまして、一度これを翻訳してみるか?などと考えております
以上でした
コメバック終わり
尚、OTT地磁気データはカナダ地磁気データさん [Digital Data from Canadian Magnetic observatories] からダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です