なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月度その30:北方磁場強度シリーズ ➡ 磁気嵐の程度を示す、K指数とかKp指数とは何だ?

このブログの場合はNICTさんの、 予報 | 電離圏領域 | 宇宙天気予報 に出ているグラフより、 図1:柿岡のK-index にて柿岡K-indexを使用参照していますので、Kp-indexではなかったです! が、何が違うのだ? 一度調べた記憶はあるのだけど、よく違いが分か…

11月度その29:北方磁場強度シリーズ ➡ 磁気嵐の時には、必ずオーロラが見える?!

前回の記事「11月度その28」で、巨大磁気嵐の時にはプラズマ粒子が多すぎて、オーロラは成長しないのではないか?と書きましたが、Wikiを見たらどうもそうではないようで、磁気嵐時にはオーロラは(必ず?)発生する、ようです 見えないのは曇天か雨天の…

11月度その28:北方磁場強度シリーズ ➡ 過去巨大磁気嵐2003年10月29日のハロウィンイベント・波形とスペクトルを取ってみる!

NICT NEWS なるNICTさん情報サイトがありまして、2011年のインタビュー記事 NICT NEWS に、 問: 太陽活動によって受ける影響の具体例を教えて下さい。 答: 私たちが「ハロウィン・イベント」と呼んでいる、2003年10月末に太陽の活動が非常に活発になった時…

11月度その27:北方磁場強度シリーズ ➡ 太陽風の初期加速メカニズムを調べる、JAXAさん「あかつき」レポート!

前回「11月度その26」において、太陽風プラズマでは、電子流の方が陽子流より早く地球に到達しているのではないか?という疑問(指摘)を行いました その護、調べました所、JAXAさん資料に関連すると思われる内容記事がありましたので、ご紹介です お付き合…

11月度その26:北方磁場強度シリーズ ➡ 過去事例におけるElectron FluxとProton Fluxを考察する!

過去磁気嵐事例2023年11月23日〜25日の3日間におけるElectron FluxとProton Fluxについての考察です お付き合い頂ければ幸いです 事例としては、 図1:柿岡におけるKインデックス観測 11月23日〜25日3日間の25日、柿岡ではK=5の弱い磁気嵐を観測していま…

11月度その25:北方磁場強度シリーズ ➡ 過去巨大磁気嵐時の3日間波形とスペクトルを取ってみる!

磁気嵐時のオーロラ帯における地磁気変動とスペクトル、特にイエローナイフYKCとフォートチャーチヒルFCCに着目して、調べています ここで、Wikipedia 磁気嵐 - Wikipedia から、過去の巨大磁気嵐を拾って3日間の波形をスペクトルを取ってみる事にしました …

11月度その24:北方磁場強度シリーズ ➡ GOESは、Xray Fluxの測定も行っていた!

11月25日に磁気嵐が柿岡Kインデックスで確認されています 図1:Kインデックス@柿岡 25日にK=5が連続しています 調べてみたらGOESはXray Flux測定も行っている事が分かりました! そこで早速Xray Fluxデータをダウンロードしグラフ化してみました 図2:NOAA…

11月度その23:北方磁場強度シリーズ ➡ GOES16はProton FluxのみならずElectron Flux測定も行っていた!

11月25日に磁気嵐が柿岡Kインデックスで確認されました 図1:Kインデックス@柿岡 25日にK=5が連続しています ここでGOESはProton FluxのみならずElectron Flux測定も行っている事が分かりました そこで早速Electron Fluxデータもダウンロードしグラフ化しま…

11月度その22:北方磁場強度シリーズ ➡ 11月25日に磁気嵐が確認された、早速Proton_Fluxを適用、グラフを取ってみた!

11月25日に磁気嵐が確認されました 図1:Kインデックス@柿岡 25日にK=5が連続しています 早速、11月23日〜25日の3日間について、Proton Flux調査を行い、オタワOTTセットとビクトリアVICセットのまとめを行います 3日間の波形とスペクトラムは、代表例と…

11月度その21:北方磁場強度シリーズ ➡ 磁気嵐とプロトン現象とから、3日間の地磁気変動とスペクトルへ進める!

11月20日から22日の3日間について北方地磁気変動とスペクトルを取って報告致しましたが、今後はここに「プロトン現象」も追加したい、と考えています ご説明致します お付き合い頂ければ幸いです プロトン現象とは? プロトン現象 | 天文学辞典 によれば、 …

11月度その20:番外編シリーズ ➡ 775年に、太陽系で何があった?!

Wikipediaを見ていたら、 775年の宇宙線飛来 - Wikipedia なる面白記事を見つけたので、 簡単に、ご紹介です お付き合い頂ければ幸いです 775年の宇宙線飛来とは: 西暦774年または775年に宇宙線が大量に飛来した事象。各地で、放射性炭素年代測定に用いられ…

11月度その19:北方磁場強度シリーズ ➡ 平穏時と磁気嵐とイエローナイフYKCとフォートチャーチヒルFCCと!?

今月に入ってからの平穏時と磁気嵐時の波形とスペクトル解析から、オーロラ帯に属する観測点の24h成分の特異性が際立ってきたように思えます(不動の24h成分!という印象です) 今回はそれをまとめておこう、と思います 代表例はイエローナイフYKCでしょう、…

11月度その18:北方磁場強度シリーズ ➡ 11月21日から22日それなりの磁気嵐を観測、ビクトリアVICセット3日間波形スペクトルをまとめる!

柿岡にて11月21日から22日、それなりの磁気嵐を柿岡にて観測したので、 この期間を含む11月20日から22日の3日間波形スペクトルを取ってみました 前回がオタワOTTセットで、今回はビクトリアVICセットです お付き合い頂ければ幸いです 1.11…

11月度その17:北方磁場強度シリーズ ➡ 11月21日から22日それなりの磁気嵐を観測、オタワOTTセット3日間波形スペクトルをまとめる!

柿岡にて11月21日から22日、それなりの磁気嵐を柿岡にて観測したので、 この期間を含む11月20日から22日の3日間波形スペクトルを取ってみました まずは、オタワOTTセットからで、続いてビクトリアVICセットに移ります お付き合い頂ければ幸いで…

11月度その16:北方磁場強度シリーズ ➡ ビクトリアVICセットについて、3日間波形スペクトルの結果をまとめる!

ビクトリアVICセットの3日間波形とスペクトルに関するトライアルまとめです 11月の17日から19日3日間で、これは新たに設定しました まとめとして、24h/12h/8h各成分の強度グラフを抽出しています お付き合い頂ければ幸いです 1.11月17日から1…

11月度その15:北方磁場強度シリーズ ➡ ビクトリアVICセット新規5観測点について、まとめマップを作成してみる!

ビクトリアVICセット各観測点におけるまとめマップの報告です まとめは、新カナダ観測点5点(VIC/MEA/FCC/BLA/CBB)のトライアルとなります さて、どうなりますか? お付き合い頂ければ幸いです 1.各種マップ 図1:ビクトリアVICセット観測点マップ 現時…

11月度その14:北方磁場強度シリーズ ➡ ビクトリアVICセット新規5観測点について、3年間の地磁気推移と24時間最大最小分布を測定する!

カナダ新規な観測点を5ヶ所については、正式な観測は来月からですが、それに先立ちまして今月までの3年間測定を行いました 3年間の地磁気強度の推移と、24時間の最大値最小値分布です 結論から申しますと、ベイカーレイクBLCのデータ不安定が甚だしく、カ…

11月度その13:北方磁場強度シリーズ ➡ 新規なカナダ観測点、ビクトリアVICセット5ヶ所、を準備する!

カナダで新規な観測点を5ヶ所準備し、来月より適用したいと考えています お付き合い頂ければ幸いです と申しますのも、現在のOTT、SNK、YKC、IQA、RESの観測点は毎月の変化に乏しく測定していてつまらないからです そこで、 図1:カナダ観測点 従来のOTT、…

11月度その12:オゾン全量シリーズ ➡ 北半球高緯度カナダのオゾン全量を追う!

オゾン全量シリーズと名付けた新しいシリーズを続けています 北半球高緯度のカナダにおいては、オゾン全量が冬場に極めて多くなる これが冬場にオーロラが多発する一因となっているのだろうか? これを検証するために、まずは毎月のオゾン全量データを取ろう…

11月度その11:北方磁場強度シリーズ ➡ カナダ3日間波形スペクトルの結果をまとめる!

3日間波形とスペクトルに関するまとめです 11月は8日から10日の3日間です まとめとして、24h/12h/8h各成分の強度グラフを抽出しました そこから何が読み取れるか?です お付き合い頂ければ幸いです 1.11月8日から10日まで各観測点の3日間波形…

11月度その10:北方磁場強度シリーズ ➡ カナダ5観測点まとめマップを作成する!

カナダ各観測点におけるまとめマップの報告です まとめは、カナダ観測点5点(OTT/SNK/YKC/IQA/RES)となります 11月の結果は10月と同じになりました 何か策を講じませんとダメですが、今月はこのまま行きます お付き合い頂ければ幸いです 1.各種マッ…

11月度その9:北方磁場強度シリーズ ➡ NOAAのオーロラ30分予測とは?

NOAA(アメリカ海洋大気庁)に「オーロラ30分予測」なるサイトがありまして、以前から知っていたのですがそれほど深く立ち入りませんでした 今回、地磁気観測点がカナダに絞られた事もあり、再びオーロラに興味を持ち始めまして、このサイトの中身を覗いて…

11月度その8:北方磁場強度シリーズ ➡ リゾルートRESの地磁気変動3年間を調べ、24h最大最小カウント統計グラフを取る!

3日間の波形スペクトル(FFT)は、別途まとめて処理し結果を出す事としています 1.はじめに カナダ5観測点の位置関係と第1ピークがシアンかマジェンタかを示すマップです 図1:カナダ5観測点マップ 図2:Canadian Magnetic Observatories によれば、 …

11月度その7:北方磁場強度シリーズ ➡ イカルイトIQAの地磁気変動3年間を調べ、24h最大最小カウント統計グラフを取る!

3日間の波形スペクトル(FFT)は、別途まとめて処理し結果を出す事としています 1.はじめに カナダ5観測点の位置関係と第1ピークがシアンかマジェンタかを示すマップです 図1:カナダ5観測点マップ 図2:Canadian Magnetic Observatories によれば、 …

11月度その6:北方磁場強度シリーズ ➡ イエローナイフYKCの地磁気変動3年間を調べ、24h最大最小カウント統計グラフを取る!

3日間の波形スペクトル(FFT)は、別途まとめて処理し結果を出す事としています 1.はじめに カナダ5観測点の位置関係と第1ピークがシアンかマジェンタかを示すマップです 図1:カナダ5観測点マップ 図2:Canadian Magnetic Observatories によれば、 …

11月度その5:北方磁場強度シリーズ ➡ サニキルーアクSNKの地磁気変動3年間を調べ、24h最大最小カウント統計グラフを取る!

3日間の波形スペクトル(FFT)は、別途まとめて処理し結果を出す事としています 1.はじめに カナダ5観測点の位置関係と第1ピークがシアンかマジェンタかを示すマップです 図1:カナダ5観測点マップ 図2:Canadian Magnetic Observatories によれば、 …

11月度その4:北方磁場強度シリーズ ➡ オタワOTTの地磁気変動3年間を調べ、24h最大最小カウント統計グラフを取る!

3日間の波形スペクトル(FFT)は、別途まとめて処理し結果を出す事としています 1.はじめに カナダ5観測点の位置関係と第1ピークがシアンかマジェンタかを示すマップです 図1:カナダ5観測点マップ 図2:Canadian Magnetic Observatories によれば、 …

11月度その3:北方磁場強度シリーズ ➡ 初めに、G16E/G18Wのグラフをアップする!

世界各観測点における北方磁場強度測定です まず、G16EとG18Wのグラフです 11月GOESの対象データは、UT11月8日から10日です、その間のNICTさんグラフ(foF2値,TEC値,K-index値)も提示してあります この間、磁気嵐は全く発生していません お付き合い頂ければ…

11月度その2:エルニーニョ南方振動ELSOを追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取り、ペルー沖の海面温度マップを取る!

気象庁さんからエルニーニョ監視速報が発表されています(11/10) そこで、エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、2023年10月の太陽黒点数データからさかのぼること過去48ヶ月間とエルニーニョ・ラニーニャ状態の季節(3ヶ月単位)を…

11月度その1:太陽黒点数の推移を追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月のグラフ表示、米国NOAAさんのグラフも添付!

三鷹さんとNOAAさんの黒点観測を追っています お付き合い頂ければ幸いです * 黒点観測は、三鷹さん [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] が行っており毎月データが公開されていて、これをグラフ化したものです(著作権は国立天文台に属…