なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

10月度その8 世界の北方磁場強度シリーズ➡日本は柿岡の北方磁場変動3年を追う!

世界の北方磁場強度シリーズ➡日本は柿岡の北方磁場変動3年を追う!

 

柿岡KAKのデータが公開されました、柿岡KAKの北方磁場変動3年です

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

ESAより地球全体を示せば、

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IGRF-13より北極サイドを示せば、

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当ブログの磁極逆転モデルは:

1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる

[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:

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3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである

 

当ブログの磁気圏モデルは:

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極地電離圏における磁力線形状として:

f:id:yoshihide-sugiura:20210525070739p:plain

 

地磁気方向定義とは

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電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

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上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina

電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

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ここから本文です

柿岡KAKの北方磁場強度最小値と最大値3年間です

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増加です(オタワOTT程ではありませんが)Y軸スケールは50nTピッチです

北方磁場強度のベース値ですが、KAKは30KnT近くと他測定点に比べ最大の値となっています

 

 

長くなるので「縦軸UT横軸3年のグラフ」は省略しています、季節変動の時間依存はこのグラフで分かるのですが、現在は日変動を追っていますので省いています

 

 

柿岡(東経140.19度)の北方磁場強度最小値と最大値の時刻別カウントです

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KAKは東経140.19度でグリニッジとの時差は約9時間で、

LT10時台に最小値、

LT15時台とLT6時台に最大値を観測する(ダブルピーク)

最小値観測時刻ですが、先月2018.9.2〜2021.8.31では、LT9時台と10時台が全く同数で最小値を示しましたが、今月はLT10時台に最小値ピークが来ました、1095日観測しての統計結果で僅かの差ですから拮抗しています

 

 

 

最小値がシャープなピーク特性を示す所から、最小値分析を進めています

オタワOTT・ミーノックMEA・ビクトリアVIC・シャンポンCLF・柿岡KAKの最小値の時間別カウントは:

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凡例に各位置の緯度経度を示してあります(経度から言うと、東から太陽の昇る順にシャンポン➡オタワ➡ミーノック➡ビクトリア➡柿岡です)、棒グラフに最小値観測時間LTを示してあります

 

世界でLT10時台に最小値が多く観測されるのは何故か?は追っている最中です

これは気象衛星GOES-17Westの準リアルタイム波形観測結果「何故、17Wが北方磁場最大値を示す時間帯にVICで最小値が観測されるのか?」の解明が鍵となるだろう、と思っております

 

しかしながら、もう少し低緯度の観測点を増やしたい、と考えておりまして探しているのですが適当な場所が見つかりません

オーストラリアまで行けばある事は分かっているのですが、北半球で閉じたいのです、現在は「沖縄(北緯26度)」を観測点に加えるか?と考えております

 

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です

10月度その7 世界の北方磁場強度シリーズ➡米国衛星GOES-17WとVICのFFTパワースペクトラを分析する!

世界の北方磁場強度シリーズ➡米国衛星GOES-17WとVICのFFTパワースペクトラを分析する!

 

柿岡KAKの9月データがまだ公開されませんので、先に、GOES-17Wの準リアルタイム3日間のFFT解析に入っています

昨日、17WとVICのFFTパワースペクトラ結果を報告しましたが、今回はその分析です

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

ESAより地球全体を示せば、

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IGRF-13より北極サイドを示せば、

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当ブログの磁極逆転モデルは:

1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる

[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:

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3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである

 

当ブログの磁気圏モデルは:

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極地電離圏における磁力線形状として:

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地磁気方向定義とは

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電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

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上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina

電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

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ここからが本文です

GOESは米国東側と西側の赤道上高度35,880kmに打ち上げられた静止気象衛星で、以下のイメージで示される太陽風によって歪められた地球磁場(磁気圏)を地球と一緒に回転しながら測定しています

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2021年10月2日16時42分から5日16時41分(UT)72時間におけるGOES西側17W衛星(西経137度)とビクトリアVIC(西経123度)の北方磁場強度の波形を示すと、

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となります、横軸はUT時間で示され、赤縦線が17W西経137度におけるLocal Time(LT)12時、青縦線がVIC西経123度における10時LTです

比較表示の為、VICデータはマイナス17,875nTした波形を表示しています、FFT解析の場合この処理(マイナス17,875nT)は行っていません

ここまでが昨日と同じでイントロです

 

 

今回のFFT周波数成分は周期で4320分(これがindex1)から1分(これがindex4320)迄であり、FFTはその左側半分が有効であるので、index1からindex2160迄が有効で、周期4320分(72h)から2分となります

絶対値の2乗を示す昨日のFFTパワースペクトラ・グラフは各周波数成分のエネルギー分布を与えますので、有効領域である周期4320分から周期2分迄の各成分の総和を取りますと:

17W ➡1,848M

VIC  ➡   586M

であり(スペクトラムを1本化した長さ、とお考え下さい)比率・倍率で示すと

比率 VIC/17W31.7%

倍率 17W/VIC3.2倍、となります

即ち、上空17Wにおける振動エネルギーの約31.7%が地表VICに到達している

地表VICの約3.2倍の振動エネルギーが上空17Wで観測されている

という事であり、

振動成分エネルギーは上空から地表に伝搬する間に減衰している

事になります

 

 

そこで、各周波数成分についてVIC/17Wのレシオ・グラフを取りますと、

図1:VIC/17Wのレシオ・グラフ

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これはVIC/17Wですから、全体で31.7%の減衰を示すグラフですから、その中でY軸0.317を超える成分は減衰とは反対に増幅している事になります

これは特異点と思われ、上図にTOP5を示してあります、周期2.06分の成分は何と5,000倍を越えて増幅されています(原因は全く分かりません、周期2.06分に何が在ると?)

 

 

反対のレシオ・リバース・グラフ17W/VICを示すと、

図2:レシオ・リバース・グラフ17W/VIC

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これは17W/VICですから地表VICに対しW17は全体で振動エネルギー3.2倍なのですが、Y軸3.2倍を越えて異様に減衰する成分が示されます、周期2.53分の成分は2000倍を越えて減衰しています

図1と図2を比べますと、図2の方がスペクトラムは分散して立っており、異様に減衰する成分が少し在りますが、W17➡VICへの伝搬で振動エネルギーは分散して減衰する、と言えましょう

比較のためVIC/W17グラフのY軸をW17/VICに合わせたグラフを載せます

図3:Y軸をW17/VICに合わせたグラフ

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まとめ:

1.上空17Wにおける北方磁場振動成分は、地表VICにおいて分散的に減衰する

2.次の考察課題は:

      何故、地表で減衰するのか?

その原因となります

3.尚、注意点として、17WとVICは3万5千km上空と地表との関係はあるが、一本の磁力線で結ばれる関係にはない、事が挙げられます

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です

 

 

10月度その6 世界の北方磁場強度シリーズ➡米国衛星GOES-17WとVICの波形にFFTを掛ける!

世界の北方磁場強度シリーズ➡米国衛星GOES-17WとVICの波形にFFTを掛ける!

 

柿岡KAKの9月データがまだ公開されませんので、先に、GOES-17Wの準リアルタイム3日間のFFT解析に入ります

今回は、カナダビクトリアVICデータ3日間にもFFTを掛けました

両者FFT解析結果の比較に入っていかねばなりません

尚、KAKデータは恐らく10日過ぎに公開されると思います、その頃、また見てみます

又、10月よりGOESデータは長期のデータセーブに入りました、数カ月後には統計結果を出せると思います、16Eastと17Westどちらの衛星データもセーブしています

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

ESAより地球全体を示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182214p:plain

IGRF-13より北極サイドを示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182616p:plain

 

当ブログの磁極逆転モデルは:

1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる

[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:

f:id:yoshihide-sugiura:20210407061301p:plain

3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである

 

当ブログの磁気圏モデルは:

f:id:yoshihide-sugiura:20210422175415p:plain

 

極地電離圏における磁力線形状として:

f:id:yoshihide-sugiura:20210525070739p:plain

 

地磁気方向定義とは

f:id:yoshihide-sugiura:20210423042502p:plain

 

電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

f:id:yoshihide-sugiura:20210827173546p:plain

上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina

電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

f:id:yoshihide-sugiura:20210907163716p:plain

 

 

 

 

ここからが本文です

GOESは米国東側と西側の赤道上高度35,880kmに打ち上げられた静止気象衛星で、以下のイメージで示される太陽風によって歪められた地球磁場(磁気圏)を地球と一緒に回転しながら測定しています

f:id:yoshihide-sugiura:20210913033837j:plain

 

 

2021年10月2日16時42分から5日16時41分(UT)72時間におけるGOES西側17W衛星(西経137度)とビクトリアVIC(西経123度)の北方磁場強度の波形を示すと、

f:id:yoshihide-sugiura:20211007071151p:plain

となります、横軸はUT時間で示され、赤縦線が17W西経137度におけるLocal Time(LT)12時、青縦線がVIC西経123度における10時LTです

比較表示の為、VICデータはマイナス17,875nTした波形を表示しています

 

 

ここで17W波形にFFTを掛け、パワースペクトラを全域に対し示すと、

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VIC波形についてパワースペクトラ全域は(ここではマイナス17,875nTする前のオリジナル波形に対してFFTを掛けています)、

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となり、どちらも左右対称で正しくFFTが掛かっている事が分かります(FFTR言語fft関数を使用して変換表示しています)

 

 

そこで17W-FFT左側に着目し部分拡大しますと、

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VIC-FFTでは、

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となり、周期成分の構成数値に差が現れました

 

さて、これをどう比較するか?です

何を比較するのかよく考えて、各々絶対値で示される各周波数成分のエネルギーを示している訳でして、次に比較グラフ化を検討致します

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です

 

 

10月度その5 世界の北方磁場強度シリーズ➡フランスはシャンポン・ラ・フォレの北方磁場変動3年を追う!

世界の北方磁場強度シリーズ➡フランスはシャンポン・ラ・フォレの北方磁場変動3年を追う!

 

続いてシャンポンCLFの北方磁場変動3年です

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

ESAより地球全体を示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182214p:plain

IGRF-13より北極サイドを示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182616p:plain

 

当ブログの磁極逆転モデルは:

1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる

[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:

f:id:yoshihide-sugiura:20210407061301p:plain

3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである

 

当ブログの磁気圏モデルは:

f:id:yoshihide-sugiura:20210422175415p:plain

 

極地電離圏における磁力線形状として:

f:id:yoshihide-sugiura:20210525070739p:plain

 

地磁気方向定義とは

f:id:yoshihide-sugiura:20210423042502p:plain

 

電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

f:id:yoshihide-sugiura:20210827173546p:plain

上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina

電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

S4 Scintillation index at GPS L1 assuming 23 Local Time everywhere 

 

 

 

ここから本文です

シャンポン・ラ・フォレCLFの北方磁場強度最小値と最大値3年間です

f:id:yoshihide-sugiura:20211005032339p:plain

微増です、Y軸スケールは50nTピッチです

CLFの北方磁場強度は約21KnTで微増、VICは約18KnTでフラット、ですがこの2地区のパターンは似ています

 

長くなるので「縦軸UT横軸3年のグラフ」は省略しています、季節変動の時間依存はこのグラフで分かるのですが、今は日変動を追っていますので省きました

 

シャンポン・ラ・フォレ(東経2.26度)の北方磁場強度最小値と最大値の時刻別カウントです

f:id:yoshihide-sugiura:20211005032509p:plain

CLFは東経2.26度でLT=UTであり、

LT10時台に最小値、

LT23時台に最大値を観測する

 

 

 

最小値がシャープなピーク特性を示す所から、最小値分析を進めています

オタワOTT・ミーノックMEA・ビクトリアVIC・シャンポンCLFの最小値の時間別カウントは:

f:id:yoshihide-sugiura:20211005034148p:plain

凡例に各位置の緯度経度を示してあります(経度から言うと、東から太陽の昇る順にシャンポン➡オタワ➡ミーノック➡ビクトリアです)、棒グラフに最小値観測時間LTを示してあります

続いて日本・柿岡KAKを加えます

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です

10月度その4 世界の北方磁場強度シリーズ➡カナダはオタワ・ミーノック・ヴィクトリアの北方磁場変動3年を追う!

世界の北方磁場強度シリーズ➡カナダはオタワ・ミーノック・ヴィクトリアの北方磁場変動3年を追う!

 

さて、北方磁場強度シリーズに戻って来ました!

例によって、まずカナダ3地点から行きます、経度から現地時間LocalTime(LT)を正確に計算し(15度で1時間)しかし30分単位の四捨五入でLT時間を出すようにしてます

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です

地表の磁場強度マップ2020年

ESAより地球全体を示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182214p:plain

IGRF-13より北極サイドを示せば、

f:id:yoshihide-sugiura:20210826182616p:plain

 

当ブログの磁極逆転モデルは:

1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる

[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:

f:id:yoshihide-sugiura:20210407061301p:plain

3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである

 

当ブログの磁気圏モデルは:

f:id:yoshihide-sugiura:20210422175415p:plain

 

極地電離圏における磁力線形状として:

f:id:yoshihide-sugiura:20210525070739p:plain

 

地磁気方向定義とは

f:id:yoshihide-sugiura:20210423042502p:plain

 

電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより

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上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina

電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より

S4 Scintillation index at GPS L1 assuming 23 Local Time everywhere 

 

 

 

ここからが本文です

北方磁場強度の最小値と最大値3年間です

オタワOTTは:

f:id:yoshihide-sugiura:20211004013655p:plain

非常に強く磁場強度は増加しています

 

ミーノックMEAは:

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磁場強度そのものが他の2地区に比べ小さいです

 

ビクトリアVICは:

f:id:yoshihide-sugiura:20211004023805p:plain

微増であり、Y軸は50nTピッチにしてあります

 

 

長くなるので「縦軸UT横軸3年のグラフ」は省略しました、季節変動の時間依存はこのグラフでのみ分かるのですが、今は日変動を追っていますので省きました

 

 

北方磁場強度・最小値と最大値の時刻別カウントです

オタワOTT(西経75.55度)では:

f:id:yoshihide-sugiura:20211004014025p:plain

LT11時台に最小値、

LT16時台に最大値を観測する

 

ミーノックMEA(西経113.35度)では:

f:id:yoshihide-sugiura:20211004022720p:plain

LT10.5時台に最小値、

LT15.5時台に最大値を観測する

 

ビクトリアVIC(西経123.42度)では:

f:id:yoshihide-sugiura:20211004024125p:plain

LT10時台に最小値、

LT15時台に最大値を観測する

 

 

最小値がシャープなピーク特性を示す所から、最小値分析を進めています

オタワOTT・ミーノックMEA・ビクトリアVICの最小値の時間別カウントは:

f:id:yoshihide-sugiura:20211004062319p:plain

こうなります

凡例に各位置の北緯と西経を示してあります(経度から言うと、東から太陽の昇る順にオタワ➡ミーノック➡ビクトリアです)

続いてフランス・シャンポンCLF、日本・柿岡KAKを加えます

 

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です

10月度その3 エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフを取る!➡訂正あり!

エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョラニーニャの相関グラフを取る!➡訂正あり!

 

エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、最新2021年9月の太陽黒点数データからさかのぼる事、過去48ヶ月間のグラフを取りました

月一の報告となります

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

エルニーニョラニーニャ・データは [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] を参照しています:

以下にWikiより約4年分の最新リストを提示致します

2016年夏 - 2017年春 ラニーニャ 北海道を中心とした8月の長期的な大雨・豪雨
1951年に気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北地方の太平洋側に台風が上陸した。
また北日本では平年より7日 - 10日早い初雪・初冠雪を観測し、関東甲信越では2016年11月に初雪・初冠雪を観測した(関東甲信越で11月に初雪・初冠雪が観測されたのは1962年11月以来、54年ぶりとなる)。
このほか、2017年1月中旬と2月中旬、3月上旬は日本国内(平成29年日本海側豪雪)のみならず、国外の多くで10数年に1度の北半球最大規模の大寒波が襲来した。
2017年秋 - 2018年春

この冬(2017年12月~2018年2月)の平均気温は約1度程度低かった。

そして冬の積雪は平年よりかなり多く、日本規模で寒冬となった。

2018年秋 - 2020年春 エルニーニョ

( 2018年9月 ) 9月4日に近畿地方にかなり台風接近して危険な暴風となった

9月7日~9月10日は秋雨前線が近づいて西日本では断続的に雨が降り続いた。

冬はほぼ全国的に暖冬で、南西諸島は記録的暖冬 、西日本や東日本でも顕著な暖冬となり、西日本の日本海側は記録的少雪となった。

2019年5月~7月は北日本を中心に記録的な長期高温・長期日照・長期少雨となった。

2019年6月は南米で大量の雹が局地的に降り、欧州で長期的な異常高温になるなど異常気象が発生した。

2019年12月から2020年2月にかけて日本では北日本を除き、2006年12月 - 2007年2月当時を凌ぐ記録的な大暖冬となった。

2020年秋 -2021年春 ラニーニャ

2020年初冬より日本国内を中心に、数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、12月14日から21日までの7日間の総降雪量が200センチ(2メートル)を超えた地点が数地点と、主に東日本と北日本の各日本海側、および山陰地方を中心に記録的な大雪を観測した

2021年1月上旬には日本のみならず、中国や韓国などの東アジアや一部の欧州でもでも数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、特にスペインの首都マドリードでは半世紀(50年)ぶりの大雪となった

2021年春(3月〜5月)まではラニーニャ状態である、と宣言されました、しかし10月3日現在、Wikiに秋(9月〜11月)の予測は載っていません

これは夏に続いて2021年秋も、エルニーニョでもラニーニャでもないニュートラルな季節となる事を意味します

 

黒点数データは直近48ヶ月(従って2021年9月よりさかのぼる事4年分)のデータを解析しており、そこにエルニーニョラニーニャ・データを被せたグラフが、以下のグラフです

黒点数は [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さん公開データです

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マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数、で横軸は年月

その上に高さ5固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せ

ブルー(ラニーニャ)とオレンジ(エルニーニョ)が重なる事はない!

Wikiのデータは、「春」とか「秋」の季節を使用しており、ここで:

 春 ➡ 3/4/5月

 夏 ➡ 6/7/8月

 秋 ➡ 9/10/11月

 冬 ➡ 12/1/2月

としています、ここで2021年5月まではラニーニャでしたが、夏(6月〜8月)はどちらでもないニュートラル状態となり、秋(9月〜11月)もニュートラルが予測されています

予測に関しましては、以下のウェザーニュースさんが優れています(9月10日気象庁発表の記事です)10月以降はラニーニャ発生確率30%としています

weathernews.jp

 

 

まとめ:

1.直近の月単位48ヶ月の太陽黒点数とラニーニャエルニーニョかを示すグラフ上で2021年5月まで(2021春)はラニーニャであり、6月〜8月の夏はニュートラルとなった

 

2.2021年9月〜11月(秋)もニュートラルな状態が予測されており、振動なので、次(即ち2021冬以降のどこか)に来るのはエルニーニョとなるのである

ここで、気象庁は10月以降ラニーニャになる確率30%としている

しかし、1949年から2021年までラニーニャニュートラル➡ラニーニャとなった事例はない [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia]

ここで訂正です!2021/10/04 18:00

宇宙の徒然を語るブロガー「まさき りお(id:ballooon)さん」からコメントで:

ニュートラルの状態は過去長い時でどれくらいなのでしょうか?

なる質問を頂戴し、調べましたら上記部分の記述が間違えていた事が分かりましたので訂正です

[エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] より:

まず1:

1992年夏までエルニーニョで、

1992年秋・1992年冬・1993年春まで3期ニュートラルで、

1993年夏から再びエルニーニョになった

そして2:

2009年秋までエルニーニョで、

2009年夏は1期ニュートラルで、

2009年冬から再びエルニーニョになった

そして3:

2013年秋までラニーニャで、

2013年冬・2014年春まで2期ニュートラルで、

2014年夏から再びラニーニャになった

そして4:

2017年春までラニーニャで、

2017年夏は1期ニュートラルで、

2017年秋から再びラニーニャになった

と1949年から2021年までに4回、間にニュートラルを挟んで、前後に同じ状態となった事例がありました

ご質問にありました最長のニュートラル期間は「その1」で示される

1992年夏までエルニーニョで、

1992年秋・1992年冬・1993年春まで3期ニュートラで、

1993年夏から再びエルニーニョになった

の3期(3シーズン)と思われます

 

以上、訂正してお詫び申し上げます

訂正終わり

 

 

 

 

お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です

 

 

 

10月度その2 太陽黒点数の推移を追うシリーズ ➡黒点数とS&P500と恐怖指数VIXの推移を追う!

太陽黒点数の推移を追うシリーズ ➡黒点数とS&P500と恐怖指数VIXの推移を追う!

 

 

2017年10月〜2021年9月までの48ヶ月間の黒点数の推移とS&P500と恐怖指数VIXの推移を示します、月一の報告です

・ 黒点数はその月の一日当たりの平均値で、月初に前月値が国立天文台三鷹太陽観測さんから公開されています

・ 米国の株価指数S&P500とは、米国の代表的企業500社の株価から算出される指数、S&P500は数ある株価指数の中で特に有名で、機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用されています

 米国の恐怖指数VIXとは、シカゴ先物30日のS&P500値から計算される乱高下を示す度合い、と言われますが(だから恐怖指数、値が大きいほど乱高下が激しい)、私も計算式もしくは詳しいアルゴリズムを知っている訳ではありません

・ S&P500は翌月初の始値を40.0で割った数字を表示しています、VIXも翌月初の始値で、ここで終値は10月1日の始値であり、どちらも月当たりの平均値ではありませんのでご注意下さい、値はYahooさんからどちらもダウンロードしています

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 S&P500も陰りが出て来ました!VIXも10月初め20を上回りました(S&P500が安定上昇するにはVIXは20を切らねばならない、と言われております)

 

ご参考まで(少し古いですが)10月1日のブルームバーグ記事です:

www.bloomberg.co.jp

 

さて、どうなるのでしょう?

 

 

 

 

 太陽黒点数ですが、サイクル25は2019年12月に始まった、とされています

サイクル24は2008年12月に始まりましたが、2008年9月にはリーマンショックがありました、サイクル25は2019年12月に始まりましたが、2020年3月には新型コロナによりS&P500は暴落し底値を付けています

 

 このままですとサイクル26は2030年12月に始まるのですが、その前後にも大きな株価暴落が来るのでしょうか?サイクルの始まる年月のプラスマイナス3ヶ月程度に暴落が来る、と言えるでしょうか?

 

さて、どうなるのでしょう?

 

 

尚、投資はすべて自己責任にてお願い申し上げます

 

以上です

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 本ブログ題名「なぜ地球磁極は逆転するのか?」と件名「太陽黒点数の推移を追う!」は内容に於いて一致しません。 これは、はてなブログ無料版を使っている上で成行き上そう成ってしまったからです。 これを回避するにはproに行くしかないそうです。 現在、proに移行する計画は無く、当面このままで行くしか無い状況です。 混乱させて大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。

 尚、太陽の黒点に関する一般的な解説は、こちら: [太陽黒点 - Wikipedia]

 

最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。

 

免責:

本ブログにおけるデータハンドリングと解釈・プログラム作成・結果としての内容などに関し、本ブログ著作者はいかなる責任を負うものでもありません。

引用:

[1] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[2] List of solar cycles - Wikipedia