10月度その8 世界の北方磁場強度シリーズ➡日本は柿岡の北方磁場変動3年を追う!
世界の北方磁場強度シリーズ➡日本は柿岡の北方磁場変動3年を追う!
柿岡KAKのデータが公開されました、柿岡KAKの北方磁場変動3年です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
IGRF-13より北極サイドを示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
当ブログの磁気圏モデルは:
極地電離圏における磁力線形状として:
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
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柿岡KAKの北方磁場強度最小値と最大値3年間です
増加です(オタワOTT程ではありませんが)Y軸スケールは50nTピッチです
北方磁場強度のベース値ですが、KAKは30KnT近くと他測定点に比べ最大の値となっています
長くなるので「縦軸UT横軸3年のグラフ」は省略しています、季節変動の時間依存はこのグラフで分かるのですが、現在は日変動を追っていますので省いています
柿岡(東経140.19度)の北方磁場強度最小値と最大値の時刻別カウントです
KAKは東経140.19度でグリニッジとの時差は約9時間で、
LT10時台に最小値、
LT15時台とLT6時台に最大値を観測する(ダブルピーク)
最小値観測時刻ですが、先月2018.9.2〜2021.8.31では、LT9時台と10時台が全く同数で最小値を示しましたが、今月はLT10時台に最小値ピークが来ました、1095日観測しての統計結果で僅かの差ですから拮抗しています
最小値がシャープなピーク特性を示す所から、最小値分析を進めています
オタワOTT・ミーノックMEA・ビクトリアVIC・シャンポンCLF・柿岡KAKの最小値の時間別カウントは:
凡例に各位置の緯度経度を示してあります(経度から言うと、東から太陽の昇る順にシャンポン➡オタワ➡ミーノック➡ビクトリア➡柿岡です)、棒グラフに最小値観測時間LTを示してあります
世界でLT10時台に最小値が多く観測されるのは何故か?は追っている最中です
これは気象衛星GOES-17Westの準リアルタイム波形観測結果「何故、17Wが北方磁場最大値を示す時間帯にVICで最小値が観測されるのか?」の解明が鍵となるだろう、と思っております
しかしながら、もう少し低緯度の観測点を増やしたい、と考えておりまして探しているのですが適当な場所が見つかりません
オーストラリアまで行けばある事は分かっているのですが、北半球で閉じたいのです、現在は「沖縄(北緯26度)」を観測点に加えるか?と考えております
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です