なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

9月度その1 太陽黒点数の推移を追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月のグラフ表示、米国NOAAさんのグラフも添付!

太陽黒点数の推移を追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月のグラフ表示、米国NOAAさんのグラフも添付!

 

 

 黒点観測は、三鷹太陽地上観測さん [1] が行っており毎月データが公開されていて、これをグラフ化したものです(著作権国立天文台に属します、NOAJは略称です)

 

 何故48ヶ月かと言うと、黒点数は13ヶ月平均を取って調べるからです、ある月を取り上げた時、前方6ヶ月と後方6ヶ月を取り、合計13ヶ月の月平均を出します、これを月単位にスキャンし最小となる月が新しい太陽サイクルが始まる月です、それを調べるには48ヶ月あれば充分だからです

 1645年〜1715年、黒点がほとんど出現しない時期があり [マウンダー極小期 - Wikipedia、そのうちの30年間で観測された黒点数はわずか50個(本来なら4〜5万個)でした、マウンダー極小期が明けてから黒点数はほぼ11年単位に増減を繰り返しており、明けた最初の11年をサイクル1として、現在はサイクル25の時代に入っています

 三鷹さんの見解は「2019年12月にサイクル25は始まった!」です

そして終了したサイクル24は約100年の近代的観測史上、太陽活動は最低であった、との事です、これから始まるサイクル25がより活動を弱まらせれば、そしてそれが連続すれば、やはり困った事になる訳で、その辺りを追う事に致します

 

 

2018年9月〜2022年8月迄・48ヶ月間の太陽黒点数推移

図1:三鷹測定の月平均太陽黒点数・48ヶ月表示(©国立天文台

2022年08月は平均 59.88個、 北19.00、南40.86

2022年07月は平均 80.96個、 北45.86、南35.10

2022年06月は平均 60.05個、 北30.70、南29.35

2022年05月は平均 69.78個、 北30.50、南39.28

2022年04月は平均 59.95個、 北39.16、南20.79

2022年03月は平均 60.13個、 北28.00、南32.13

 

8月は大幅減少です

ですが、下図2を見て頂ければ、予測値よりまだ多い状態が続いています、これはいずれ落ちます(このまま上昇を続けるとは思えません)サイクル25もサイクル24と同様にピーク分裂するでしょう

 

 

NOAA(米国海洋大気庁)さんのグラフです

私のグラフより全体が分かりやすく表示され、かつ、サイクル25の予測カーブが載っています(但し、北半球・南半球の区別は三鷹さんだけです)

[Solar Cycle Progression | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] よりスクショしますと:

図2:NOAA測定の太陽黒点観測数と予測

2022年7月の黒点数を実測値 75.4(予測値48.4であった)としています、確認されたい場合は直接サイトでグラフ上にてご確認下さい、これは三鷹さんの実測値59.88よりかなり多いです

黒ブルーの■ラインが実測値、その下に見える紫ラインが13ヶ月移動平均スムースラインと言う)、赤ラインが予測値

NOAAさん実測値と三鷹さん実測値との数値のズレは、NOAAさんは衛星による観測、三鷹さんは地上観測、から来るものと思われます、あと、NOAAさんは世界標準時三鷹さんは日本標準時、ですので9時間のズレがあり、その間に太陽は自転しますので見える黒点数に差が出る可能性はありますが、これは微々たるものでしょう(太陽の自転周期は、黒点が多出する中緯度付近で約27日) 

 下に1800年代からの黒点数グラフが出ています!

そして一番右側に、サイクル24と25が表示されています!200年のレンジで見ますとサイクル24と25は太陽活動が低下する時期、となっています

 

 

コメントバック:

リオ同志(id:ballooon)!

コメント誠にありがとう御座います、感謝です

返信が遅れました

 

三鷹さんとNOAAさんは結構違いましたね~
>雲っている日が多かったんですね!

ですね〜!8月の三鷹は雨の日が多かったと思います

 

>NOAAさんのグラフの下(1800年代から)の黒点数グラフに、今の異常に増えてるのも反映されてる!

>芸が細かい!と思ってしまいました(^^;)面白いですね?

確かに、です!

100年に一度程度、黒点数が異常に少ないサイクルが2サイクルほど続く、今がその時である、という感じです

 

コメバック終わり

 

 

以上です

 

免責:

本ブログにおけるデータハンドリングと解釈・プログラム作成・結果としての内容などに関し、本ブログ著作者はいかなる責任を負うものでもありません。

引用:

[1] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測

[2] List of solar cycles - Wikipedia