6月度その5:北方磁場強度シリーズ ➡ カナダ・サニキルーアクSNKの地磁気変動3年間を調べ、GOES-16Eとの波形3日間を比較する!
カナダ・サニキルーアクSNKの3年間磁場強度変動と24h統計グラフと3日間波形解析です
お付き合い頂ければ幸いです
はじめに
カナダ4観測点の位置関係と第1ピークがシアンかマジェンタかを示すマップです
図1:カナダ4観測点と地磁気北極とGOESマップ
1.サニキルーアクSNK3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ
図2−1:2020年6月1日から2023年5月31日の3年(365x3日)
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で700nT
磁場強度と黒点数の相関は最大最小の幅に出ると考えており、以下のグラフを取っています
図2−2:磁場強度最大最小と黒点数最大最小のグラフ
表示は、月単位に引き伸ばされています
図2−1に表示された有効日データのみを使い、
図3:24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフ
凡例にあります「● ピーク数=1+2」は:
第1ピークはマジェンタでピークは1ヶ所のみ、第2ピークのシアンには2ヶ所ピークがある(合計でピーク数は3)
ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています
2.サニキルーアクSNKとG16Eの波形3日間とFFT結果です
図4:SNKがオレンジ、G16Eはシアン
同相とも逆相とも言い難い
72h,36h,24h,12hのスペクトルを取っています
図5:上図の波形よりG16EパワーFFTスペクトル
G16Eでは、24hのみが大きく出ています
24hが極めて強いスペクトルです、潮汐振動は少ないように見えます
OTTでは何らかの潮汐振動があるようで、12h成分がそれなりに強く出ました
この辺りが今後の分析対象となるでしょう
まとめ
GOESの北方磁場強度がゼロになる点を調べていますが、GOESデータそのものにゼロが入っています
これだとゼロのみ検出されます(マイナスデータが入っていません!)
観測を続けます
尚、地磁気データはカナダ地磁気データさん [Digital Data from Canadian Magnetic observatories] からダウンロード、
GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています
ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です