2020-08 9月度その1:太陽黒点数の推移を追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月のグラフ表示、米国宇宙気象センターさんのグラフも添付!
太陽黒点数の推移を追うシリーズ ➡ 直近48ヶ月のグラフ表示、米国宇宙気象センターさんのグラフも添付!
2020/09/02 三鷹さんから2020/08黒点数データが開示されましたので、月一のご報告です、今回、三鷹さんのデータ公開は9月2日と早かったのですが、米国ISESデータ公開は時差の関係でそれより遅く日本時間9月3日午前零時過ぎでした、従いまして今後このタイミング(毎月3日午前零時過ぎ)で記事をアップ致します、、、とか事前に原稿を書いておいて、念の為、米国ISESデータを日本時間2020年9月2日13:11に調べたら、何とアップされていましたので、公開致します
何か、三鷹さんも米国宇宙気象センターさんも、早いです!!!
* 黒点観測は、三鷹太陽地上観測さん [1] が行っており毎月データが公開されていて、これをグラフ化したものです(著作権は国立天文台に属します、NOAJは略称です)
* 何故48ヶ月かと言うと、黒点数は13ヶ月平均を取って調べるからです、ある月を取り上げた時、前方6ヶ月と後方6ヶ月を取り、合計13ヶ月の月平均を出します、これを月単位にスキャンし最小となる月が新しい太陽サイクルが始まる月です、それを調べるには48ヶ月あれば充分だからです
* 1645年〜1715年、黒点がほとんど出現しない時期があり [マウンダー極小期 - Wikipedia] 、そのうちの30年間で観測された黒点数はわずか50個(本来なら4〜5万個)でした、マウンダー極小期が明けてから黒点数はほぼ11年単位に増減を繰り返しており、明けた最初の11年をサイクル1として、現在はサイクル24の最終段階(黒点数最小期)に入っています
* 現在は正に11年に一度の太陽サイクルが切り替わる時であります、この目で新太陽サイクル25が始まるのを見てみよう、が本ブログの目的です
2016年9月〜2020年8月迄・48ヶ月間の太陽黒点数推移
三鷹太陽地上観測さん測定の月平均黒点数・48ヶ月(4年分)を表示(©国立天文台)
2020年08月は平均7.52個、 北は5.97、 南で1.55
2020年07月は平均9.00個、 北は1.22、 南で7.78
2020年06月は平均7.19個、 北は0.00、 南で7.19
2020年05月は平均0.55個、 北は0.00、 南で0.55
2020年04月は平均4.52個、 北は1.52、 南で3.00
2020年03月は平均0.55個、 北は0.00、 南で0.55
2020年02月は平均0.52個、 北は0.52、 南で0.00
2020年01月は平均4.60個、 北は2.40、 南で2.20
うむ〜、少し弱まりましたね、南半球に力がありません、、、
米国宇宙気象センターさんのグラフです
私のグラフより全体が分かりやすく表示され、かつ、サイクル25の予測カーブが載っています
[Solar Cycle Progression | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] よりスクショしますと:
⬆ 2020年8月の黒点数を実測値 7.6(予測値1.9であった)としています、確認されたい場合は直接サイトでグラフ上にてご確認下さい、これは三鷹さんの実測値7.52とは少しズレがあります
黒ブルーの■ラインが実測値、その下に見える紫ラインが13ヶ月移動平均値(スムースラインと言う)、赤ラインが予測値
ISES実測値と三鷹さん実測値との数値のズレは、ISESは衛星による観測、三鷹さんは地上観測、から来るものと思われます、あと、ISESは世界標準時、三鷹さんは日本標準時、ですので9時間のズレがあり、その間に太陽は自転しますので見える黒点数に差が出る可能性はありますが、これは微々たるものでしょう(太陽の自転周期は、黒点が多出する中緯度付近で約27日)
8月度黒点数について、三鷹さんの見解が待たれます
三鷹さん、観測及び見解の方、よろしくお願い申し上げます
以上です
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・ 本ブログ題名「なぜ地球磁極は逆転するのか?」と件名「太陽黒点数の推移を追う!」は内容に於いて一致しません。 これは、はてなブログ無料版を使っている上で成行き上そう成ってしまったからです。 これを回避するにはproに行くしかないそうです。 現在、proに移行する計画は無く、当面このままで行くしか無い状況です。 混乱させて大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。
・ 尚、太陽の黒点に関する一般的な解説は、こちら: [太陽黒点 - Wikipedia]
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。
免責:
本ブログにおけるデータハンドリングと解釈・プログラム作成・結果としての内容などに関し、本ブログ著作者はいかなる責任を負うものでもありません。
引用:
[1] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測
[2] List of solar cycles - Wikipedia