なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

3月度その3:エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョ&ラニーニャの相関グラフ!2021春3月4月5月はラニーニャと予測されるby Wiki!

エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数の相関を追うシリーズ➡過去48ヶ月の太陽黒点数とエルニーニョラニーニャの相関グラフ!2021春3月4月5月はラニーニャと予測されるby Wiki

 

エルニーニョ南方振動ELSOと太陽黒点数との相関を調べる目的で、最新2021年1月の太陽黒点数データからさかのぼる事、過去48ヶ月間のグラフを取りました

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

エルニーニョラニーニャ・データは [エルニーニョ・南方振動 - Wikipedia] を参照しています:

 

以下にここ約4年分の最新リストを提示致します

2016年夏 - 2017年春 ラニーニャ 北海道を中心とした8月の長期的な大雨・豪雨
1951年に気象庁が統計を取り始めて以来、初めて東北地方の太平洋側に台風が上陸した。
また北日本では平年より7日 - 10日早い初雪・初冠雪を観測し、関東甲信越では2016年11月に初雪・初冠雪を観測した(関東甲信越で11月に初雪・初冠雪が観測されたのは1962年11月以来、54年ぶりとなる)。
このほか、2017年1月中旬と2月中旬、3月上旬は日本国内(平成29年日本海側豪雪)のみならず、国外の多くで10数年に1度の北半球最大規模の大寒波が襲来した。
2017年秋 - 2018年春

この冬(2017年12月~2018年2月)の平均気温は約1度程度低かった。

そして冬の積雪は平年よりかなり多く、日本規模で寒冬となった。

2018年秋 - 2020年春 エルニーニョ

( 2018年9月 ) 9月4日に近畿地方にかなり台風接近して危険な暴風となった

9月7日~9月10日は秋雨前線が近づいて西日本では断続的に雨が降り続いた。

冬はほぼ全国的に暖冬で、南西諸島は記録的暖冬 、西日本や東日本でも顕著な暖冬となり、西日本の日本海側は記録的少雪となった。

2019年5月~7月は北日本を中心に記録的な長期高温・長期日照・長期少雨となった。

2019年6月は南米で大量の雹が局地的に降り、欧州で長期的な異常高温になるなど異常気象が発生した。

2019年12月から2020年2月にかけて日本では北日本を除き、2006年12月 - 2007年2月当時を凌ぐ記録的な大暖冬となった。

2020年秋 -2021年春 ラニーニャ

2020年初冬より日本国内を中心に、数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、12月14日から21日までの7日間の総降雪量が200センチ(2メートル)を超えた地点が数地点と、主に東日本と北日本の各日本海側、および山陰地方を中心に記録的な大雪を観測した

2021年1月上旬には日本のみならず、中国や韓国などの東アジアや一部の欧州でもでも数年に1度の最大規模の大寒波が襲来し、特にスペインの首都マドリードでは半世紀(50年)ぶりの大雪となった

2021年春(3月〜5月)は、ラニーニャ状態である、と宣言された模様です(これは予測です!何とWikiに予測が載るとは、、、エルニーニョ&ラニーニャでは出来るのですね

 

ここで黒点数は、月初に前月の値(1日当りの黒点数で月平均)が [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] さんより公開されており、それを使っています

従いまして、本日2021年3月4日現在の最新黒点数データは、2021年2月の月平均最新データ、という事になります

 

現在、黒点数データは直近48ヶ月(従って2021年2月よりさかのぼる事4年分)のデータを解析しており、そこにエルニーニョラニーニャ・データを被せたグラフが、以下のグラフです

f:id:yoshihide-sugiura:20210304020018p:plain

マジェンダが太陽南半球の黒点数、シアンは太陽北半球の黒点数、で横軸は月

その上に高さ5固定で、ブルーがラニーニャ状態の月、オレンジがエルニーニョ状態の月を上乗せ

ブルー(ラニーニャ)とオレンジ(エルニーニョ)が重なる事はない!

Wikiのデータは、「春」とか「秋」を使用しており、ここで:

 春 ➡ 3/4/5月

 夏 ➡ 6/7/8月

 秋 ➡ 9/10/11月

 冬 ➡ 12/1/2月

としている、冬の定義は重要で、2020年の冬とは、2020年12月、2021年1月、2021年2月を示し、ここで2021年春はラニーニャが宣言されたので2021年3月はラニーニャが継続する

尚、現在は太陽サイクル25であって、それは2019年12月に始まっている

 

 

まとめ:

1.直近の月単位48ヶ月の太陽黒点数とラニーニャ状態かエルニーニョ状態かを示すグラフであり、2021年2月(2020冬)はラニーニャ状態である

 

2.現在の太陽サイクルは25で、それは Dec_2019 に始まっており、太陽サイクル切り替わり時に黒点数は最も少なくなり、太陽活動も低下する、直近のラニーニャは、エルニーニョでもラニーニャでもなかった2020年夏(6月〜8月)を経過して、2020年秋(9月)に始まっていて、2021年春(3月〜5月)もラニーニャ継続となる

 

3.太陽活動が活発化すると、東風である貿易風が強まり、赤道帯にてペルー沖からインドネシア方面の西方へ海面を押しやる風応力が強くなり、結果、インドネシア方面へ海水は押しやられ、ペルー沖では深海の冷たい海水が海面にまで上昇、これが西に進みペルー沖の海面温度は下降する

ペルーとインドネシア間における風の循環はウォーカー循環と呼ばれ、ウォーカー循環が作り出すラニーニャ状態とは、

ラニーニャ状態:

By Fred the Oyster:ラニーニャのときは、東風である貿易風が強く海面はインドネシア方向に追いやられ、深層の冷たい海水が海面がペルー沖にで上昇し、サーモクライン(深層冷海水塊との境界線)は急勾配となってペルー沖の海面にまで現れて西方へ移動し、ウォーカー循環が強まる

結果、ペルー沖の海面温度は下降する!

 

 

 

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です