12月度その14 世界の北方磁場強度シリーズ➡キャンベラCNBの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間をFFT解析し比較する!⬅バグっていました訂正あり!
世界の北方磁場強度シリーズ➡キャンベラCNBの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間をFFT解析し比較する!⬅バグっていました訂正あり!
訂正:2021/12/18 23:30
3日間の波形データに一部ホノルルHONのデータが残っていました、バグです
図4-9を全面差し替えました
文章も、特に図9の説明が変更になっています
申し訳御座いません m(_ _)m
訂正終わり
本日はキャンベラCNBの北方磁場強度観測、3年間の地磁気変動と3日間の波形解析、です
波形解析はGOES-17Wとの比較になります
G17Wが東、キャンベラCNBが西に位置します
キャンベラはオーストラリアの首都、
です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、地磁気一般と当ブログモデルと電離圏一般です
地表の磁場強度マップ2020年は:
ESAより地球全体を示せば、
当ブログの磁極逆転モデルは:
1.地球は磁気双極子(棒磁石)による巨大な1ビット・メモリーである、地球内核は単結晶の固体鉄であって永久磁石として磁場方向を記憶している
2.この1ビット・メモリーは書き換え可能、外核液体鉄は鉄イオンと電子の乱流プラズマ状態であり、磁力線の凍結が生じ、磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で偶然に充分なエネルギーに達した時に書き換わる
[世界初!地球中心部の超高圧高温状態を実現 ~ようやく手が届いた地球コア~ — SPring-8 Web Site] さんの図に説明追加させて頂ければ:
3.従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり予測不可でカオスである
地磁気方向定義とは:
電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
上図は昼の状態で夜から昼への移行モデルを示せば [Ionosphere - Wikipedia] より、By Carlos Molina
電離圏S4シンチレーションマップはオーストラリア政府 [SWS - Section Information - About Ionospheric Scintillation] より
[バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
これより太陽に向かって上空ですと約9万kmの所に太陽風と地球磁気圏のぶつかり合うバウショック、約38万kmに月、約150万kmのラグランジュL1ポイントではDSCOVER衛星が太陽風を観測しています
ここから本文です
1.キャンベラCNBとG17Wの磁力線パターンと緯度経度を確認
図1:
高度1,081kmですと、電離層は抜けてバンアレン内帯の端に接する程度となります
2.キャンベラCNB3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフです
観測期間は、2018年12月2日から2021年11月30日の3年(365x3日)です
図2:
Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています
強度は減少です
このグラフに現れたデータのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、
図3:
UTは国際標準時UniversalTime、LTは現地時間LocalTime
キャンベラは南緯35.2度と中緯度ですが、レシオ1.04と最小値ピークと最大値ピークが接近しています
何とか最小値ピークの方が強いですが、低緯度の特徴に近く、中緯度から低緯度への移行地帯であるように見えます
3.キャンベラCNBとG17Wの波形3日間FFT解析比較です
キャンベラCNBが西でマジェンダ、G17Wが東でグリーンとなります、以下平穏時3日間の波形解析です
図4:12月4日10時33分〜7日10時32分(UT)の両観測点の波形
Y軸高さは300nTです
これは、逆相?よく分かりませんです
両波形を南中時でマッチさせると(時差は294分です)、
図5:南中マッチ後の波形は4026分
となり、各々の波形をFFT変換しSin評価方式で位相角を算出すると、
図6:
周期24hのIdx4成分のみが現れ、
図7:
Idx4周期24h ➡ Idx7周期12hと順調に見えます
円グラフですが、G17Wが強く正規化分母となり、かつ強度差が大きいのでG17Wを0.25として円周としています
今後、円グラフではIdx4成分のみを表示する事と致します(両Idx4成分の位相差に着目しているためです)
Sin評価による位相差円グラフは、
図8:
となります、Sin評価では必ず円の右半分に来ます
Cos評価では、
図9:
となり、Cos評価では必ず円の上半分に来ます
図8-9のグリーンG17WはY軸対称で、マジェンダCNBはX軸対称となっています
面白いです、この辺りの分析がこれからとなります
まとめ:
1.Sin評価円グラフとCos評価円グラフの結果からGOESと地上観測点における周期24hの両波形を作成できる、と考えています
具体的には数値解析で波形が作成できるだろう、と考えています
2.数値解析結果が出るには今しばらく時間がかかりますが、測定結果のアップはこの形式(位相についてSin評価メインで最後にCos評価円グラフを添付)で進めて参ります、よろしくお願い致します m(_ _)m
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!