2月度その20 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 柿岡KAKのfoF2とTEC世界マップを、ピークに合わせて3ポイント取る!
世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 柿岡KAKのfoF2とTEC世界マップを、ピークに合わせて3ポイント取る!
柿岡KAKは、第1の最大ピークが最小値シアンで、第2・3のピークは最大値マジェンダなのですが、この3ポイントにおけるfoF2とTECのマップを取ってみました
ので、ご報告です
お付き合い頂ければ幸いです
まず、電離圏とバンアレン帯です
図a:電離圏とfoF2とは [電離層(Ionosphere)について解説] さんより:
図b: [バンアレン帯 | 天文学辞典] によれば、
Y軸は磁気赤道上空と思われます(但しブログ追加のGOES衛星は地軸赤道上空を示す)
南緯30度西経60度を中心とするブラジル磁気異常では、地磁気が弱く内帯の端は高度200km程度まで降下しています
これより太陽に向かって上空ですと約9万kmの所に太陽風と地球磁気圏のぶつかり合うバウショック、約38万kmに月、約150万kmのラグランジュL1ポイントではDSCOVER衛星が太陽風を観測しています
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1.柿岡KAKのピーク観測時に合わせて各世界マップを取る
2月度柿岡KAKの最大値と最小値の時間別カウント3年統計結果です
図1:
一番左のLT10.3時台のシアンを第1ピーク、
その右のLT14.3時台のマジェンダを第2ピーク、
一番右の、これはUT21.3時台(LT5.3時台となる)のマジェンダを第3ピーク、
としてグラフをアップして行きます
各ピークは0.5hを足した中央値時間でマップを取っています
尚、柿岡KAKの磁力線パスは、
図2:
であって、高度700kmです
2.第1ピークシアン(最小値)では:
図3:2月23日01:32UT時のTEC世界マップ
図4:2月23日01:30UT時のfoF2世界マップ
3.第2ピークマジェンダ(最大値)では:
図5:2月25日05:32UT時のTEC世界マップ
図6:2月25日05:30UT時のfoF2世界マップ
4.第3ピークマジェンダ(最大値)では:
図7:2月23日21:32UT時のTEC世界マップ
図8:2月23日21:30UT時のfoF2世界マップ
5.その時の日本におけるfoF2値とTEC値は:
図9:2月20日から25日までのfoF2・TEC・K-index(日本)
まとめ:
1.グラフ数がかなり増えました
2.ここから原因を考えてゆく事になります
3.グラフが多くなるので、各観測点においてどのようにグラフをアップするか、考えます
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です!