なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

7月度その16 世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 柿岡KAKの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間を比較する!

世界の北方磁場強度シリーズ ➡ 柿岡KAKの地磁気変動3年間を調べ、GOES-17Wとの波形3日間を比較する!

 

世界各観測点における北方磁場強度測定です

柿岡KAKの3年間磁場強度変動と24h統計グラフと3日間波形解析を行います

KAKは北緯36.2°で中緯度に属し、CyMaパターンはmaCymaで中緯度の典型パターンです

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

ここから本文です

1.世界観測点マップと磁気赤道上の磁力線高度マップです

まず、世界まとめマップから全体の位置関係の把握です

図1:世界観測点マップ

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中央横の緑ドットラインが、磁気赤道_2021です

 

図2:各観測点の磁気赤道上の磁力線高度マップ

陽子ベルト・電子ベルトの幅500kmは私の推測で変更の可能性があります

 

図3:先月(6月)のCyMaマップです

KAKの今月7月パターンは先月6月と変わりません

これに今月はシアンマジェンダゼロ時間帯を加えます

 

 

2.柿岡KAK3年間の北方地磁気変動と最大値最小値カウントグラフ

観測期間は、2019年7月2日から2022年6月30日の3年(365x3日)です

図4

Y軸はピッチ100nT、縦幅全体で500nTに揃えています

有効日は1095(365x3)日と相変わらず100点満点です!

かすかに夏至時に凸となる季節変動が見られます

 

このグラフに表示された有効日データのみを使って24時間の最小値・最大値出現時刻と回数の統計グラフをとると、

図5:

凡例にあります「ピーク数=1+2」は:

第1ピークはシアンで1ヶ所のみ、第2ピークはマジェンダで他にも1ヶ所(合計でピーク数は3)、中緯度の典型です

ピーク定義は、平均値を少なくとも2h連続して超えるパターンであって、かつ1hでも平均値を下回ればそのピークは脱出した、としています

CyMaパターンはmaCymaで中緯度の典型です

シアンゼロ時間帯がLT早朝に1h検出されています

早く世界まとめCyMaマップでゼロ検出時間帯の分布を見てみたい所です

 

 

3.柿岡KAK波形3日間とFFT結果です

オレンジが柿岡KAK、シアンがG17Wです

図6:観測期間は、2022/07/05 - 07/07 (UT) です

逆相ですが、3日目は乱ます

 

図6よりG17Wのスペクトルです

図7:

GOESと言えど磁気嵐があると72h成分が強くでます、これはG16Eと同様です

 

図6より柿岡KAKのスペクトルです

図8:

72h>24h>8h>12hとなりました

 

 

まとめ:

1.測定を続けます

 

 

尚、地磁気データはINTERMAGNETさん [The INTERMAGNET Vision and Mission] 経由で各地磁気データを世界の各観測点さんからダウンロード、

GOESデータはNOAAさん [GOES Magnetometer | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] からダウンロードしています

ここに皆々さま方に深く感謝申し上げます

 

 

以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です!