なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

11月度その14:北方磁場強度シリーズ ➡ ビクトリアVICセット新規5観測点について、3年間の地磁気推移と24時間最大最小分布を測定する!

カナダ新規な観測点を5ヶ所については、正式な観測は来月からですが、それに先立ちまして今月までの3年間測定を行いました

3年間の地磁気強度の推移と、24時間の最大値最小値分布です

結論から申しますと、ベイカーレイクBLCのデータ不安定が甚だしく、カクカクグラフが取れませんでした(カクカクは分単位の最大値最小値を求めるので、データ不安定ですとグラフが得られません)

そこでカクカクグラフは捨てました

カクカクグラフは、地磁気増加傾向と太陽黒点数増加傾向に相関があるのか?から調べはじめたのですが、太陽黒点数はそろそろ減少傾向に移行するハズで、黒点数が減少傾向になった時、例えば地磁気増加傾向にあるオタワOTTの地磁気推移がどうなるか?を調べればよい訳です

わざわざカクカクグラグを取ってまでして調べるほどの事はありません

 

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

 

図1:新しいビクトリアVICセットの5カナダ観測点

従来のOTT、SNK、YKC、IQA、RESをオタワOTTセットと称し、

新規にVIC、MEA、FCC、BLC、CBBをビクトリアVICセットと称する新5観測点としています

 

図3:ビクトリアVICセット世界マップ

VICとMEAとCBBが、第1ピークがシアンとなりました!

FCCとBLCは、第1ピーク・マジェンタです(オーロラ帯の特徴です!)

 

 

図4:ビクトリアVICセット高度マップ

今までの経験則から、VICとMEAはバンアレン内帯に属し、CBBはバンアレン外帯に属し、FCCとBLCは中間帯に属する、と言えるでしょう

 

 

図5:VIC3年間地磁気の推移

季節変動が見られます

 

図6:VIC24h最大最小分布

典型的なバンアレン内帯に属するパターンとなっています

 

 

図7:MEA3年間地磁気の推移

MEAも季節変動が見られます

 

図8:MEA24h最大最小の分布

シアン218 vs マジェンタ216という僅差で第1ピークはシアンとなっています

これはひっくり返る可能性があります!

 

 

図9:FCC3年間地磁気の推移

これも季節変動が見られます

 

図10:FCC24h最大最小の分布

典型的なオーロラ帯に属する観測点のパターンです

 

 

図11:BLC3年間地磁気の推移

測定が不安定です、ここまで不安定なのはBLCが初めてです

 

図12:BLC24h最大最小の分布

図11はかなり乱れていましたが、24h分布は典型的なオーロラ帯のパターンを示しています

 

 

瑞13:CBB3年間地磁気の推移

これも季節変動が見られます!

 

図14:CBB24h最大最小の分布

バンアレン外帯の特徴である第1ピークがシアン、かつ第1ピーク観測時刻が午前中、となっています

 

 

これにてオーロラ帯とその境界にある観測点はすべて網羅された事になります

 

 

 

コメントバック

リオ同志(id:ballooon)!

コメントありがとう御座います、感謝!

 

>興味深い結果になりましたね(*^^)

ですよね〜、本番は来月からです、などと言いつつ気になってしまいまして事前準備という事で今月からフライングスタートです!

でもBLCがデータ不足であって、カクカクグラフは取れない事、が事前に分かって良かったです

 

>オーロラ帯、やはり同じように0時前後に最低値出るんですね~

そうですね〜、オーロラ帯の特徴です

>ミーノックってこんな感じだったんですね?最大値と最小値が競い合っているとは!

私もよく覚えていないのですが、ここまで僅差で競い合っていたとは気が付きませんでした

これは逆転する可能性もあり、でしょう

 

>来月が楽しみです♪

はい、全くです!

来月はこのビクトリアVICセット5ヶ所にして、再来月はオタワOTTセット5ヶ所に戻して、交互にアップさせてゆくか?などと考えております

よくグラフを見てみると、有効日が入っていないのがMEAとFCCでした、来月にはちゃんと入れます

あッ、来月は再びきんちゃ君の月となります

 

ではでは、

コメバック終わり

 

 

 

 

 

お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました

感謝です