7月度その8:三鷹太陽黒点グラフ、米国NOAA黒点グラフも!
2019年12月のサイクル25開始時期から現在までのグラフを表示します
お付き合い頂ければ幸いです
* 黒点観測は、三鷹さん [国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測] が行っており毎月データが公開されていて、これをグラフ化したものです(著作権は国立天文台に属します、NOAJは略称です)
* 1645年〜1715年、黒点がほとんど出現しない時期があり [マウンダー極小期 - Wikipedia] 、そのうちの30年間で観測された黒点数はわずか50個(本来なら4〜5万個)でした、マウンダー極小期が明けてから黒点数はほぼ11年単位に増減を繰り返しており、明けた最初の11年をサイクル1として、現在はサイクル25の時代に入っています
* 三鷹さんの見解は 2019年12月にサイクル25は始まった! です
そして終了したサイクル24は約100年の近代的観測史上、太陽活動は最低であった、との事です、これから始まるサイクル25がより活動を弱まらせれば、そしてそれが連続すれば、やはり困った事になる訳で、その辺りを追う事に致します
2019年12月〜2024年6月迄・太陽黒点数推移
図1:2019年12月より三鷹測定の月平均太陽黒点数表示(©国立天文台)
2024年06月は平均 134.37、北42.75、 南91.62
2024年05月は平均 131.11、北63.79、 南67.32
2024年04月は平均 129.72、北60.33、 南69.39
2024年03月は平均 86.17、 北38.30、 南47.87
2024年02月は平均 105.78、北45.39、 南60.39
2024年01月は平均 105.20、北53.08、 南52.12
5月の黒点数三鷹測定は微増でした(北半球で減少、南半球は激増)
サイクル25開始2019年12月より北半球と南半球の黒点数総和を調べると、
その比は、
北総和 / 南総和 => 0.98
です
次のNOAA(米国海洋大気庁)さんグラフでは激増、でした
[Solar Cycle Progression | NOAA / NWS Space Weather Prediction Center] よりスクショしますと:
図3:NOAA測定の太陽黒点観測数と予測レンジ
⬆ 2024年6月の黒点数を実測値 164.2(予測値 104.9であった)としています、確認されたい場合は直接サイトでグラフ上にてご確認下さい、これは三鷹さんの数値 134.37よりだいぶ大きいです
三鷹、NOAAともに月平均ですから、黒点活動が盛んであった日に三鷹で雨または曇であれば上記のようなズレが生じますが、、、
黒ブルーの■ラインが実測値、その下に見える紫ラインが 13ヶ月移動平均値(スムースラインと言う)、赤ラインが予測値
NOAAさん実測値と三鷹さん実測値との数値のズレは、NOAAさんは衛星による観測、三鷹さんは地上観測、から来るものです、あと、NOAAさんは世界標準時、三鷹さんは日本標準時、ですので9時間のズレがあり、その間に太陽は自転しますので見える黒点数に差が出る可能性はありますが、これは微々たるものでしょう(太陽の自転周期は、黒点が多出する中緯度付近で約27日)
そして一番右側に、サイクル24と25が表示されています!200年のレンジで見ますとサイクル24と25は太陽活動が低下する時期、となっています
図1ですが、今後、スタート原点をサイクル25が始まった2019年12月とし(これをDec_19 ➡ D19と称しています)サイクル25が終わるまで続けてゆきます
その為には圧縮性の高いグラフ形式が必要で、従来の棒グラフ(これをBarPlotと言う)を止めて、汎用性の高いXYグラフ(これをXYPlotと言う)に切り替えました
1太陽サイクルは11年ですが、12年くらいは必要か?と考えております
現在、5年54ヶ月でありまして、これが12x12=144ヶ月となりますが、XYPlotであれば問題なく表示できます
X軸ですが、スタートがDec_19ですのでD19とし、D20,、D21と1年単位でDec(12月)バウンダリーで表示致しますので、よろしくお願い致します m(_ _)m
以上、お付き合い頂き、誠にありがとう御座いました
感謝です