なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

8月度その11:地磁気の年周期性を追うシリーズ ➡ 問題点を整理する、柿岡における日単位の地磁気最大値と最小値の変動幅を取ると!⬅ 追記あり

地磁気の年周期性を追うシリーズ ➡ 問題点を整理する、柿岡における日単位の地磁気最大値と最小値の変動幅を取ると!⬅ 追記あり

 

 地磁気データの一日における最大値と最小値の幅(差)を取ると、年周期性が現れます、これは特に西方成分について顕著です、このシリーズはその謎(原因)を追うものです、まずは茨城・柿岡の地磁気データについて調べています

 

 地磁気データの基本は、気象庁地磁気観測所さんのサイトより:

[地磁気観測所|基礎知識|用語の説明]

地磁気の各要素

で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります

各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます

 

 以下、気象庁地震観測所・柿岡における2020/07/31を最終日とした4年間(365x4日)を各日バックトラックして最大値と最小値の幅をグラフ化したものです

 

北方向_X成分です

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これは、、、海底のメタンハイドレートから湧き出るメタンガス気泡の如し、です、とても周期性を論ずるレベルではありません!

 

次に、地球中心方向_Z成分を先に示します

f:id:yoshihide-sugiura:20200815194057p:plain

これまたX方向成分と同じで、メタンハイドレートから湧き出るメタンガスの如し、ですが、ボトムの年周期性が少し見て取れます

 

最後に、東方向_Y成分です

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年単位の周期性が現れています

値がマイナスですので、西方向成分の最大変動幅、となります、マイナスですので気を付けなければいけないのは、上図でピークとなる-10辺りが変動幅最小で、上図でボトムとなる-80辺りが変動幅最大となります

変動幅マイナスですので、西方向への地磁気変動量が最小であったり最大になったりしています

 

ここで、変動幅最小である辺りの-10より大きなポイントの日付を取りますと:

20161213: [12.011,   -7.6537, 15.0] 二番目のマイナス値が東方方向成分です
20171228: [18.1881, -7.448,   8.0]
20171229: [23.0294, -9.6643, 10.0]
20181203: [21.0458, -9.9208, 12.0]
20181221: [15.4476, -9.1242, 12.0]
20191211: [20.8106, -9.8729, 10.0]

各年の平均をザッと取ると、2016年12/13、2017年12/29、2018年12/12、2019年12/11

全平均を取ると12/16 となります

 

変動幅最大である辺りの-79より小さな値を取る日付を見ますと: 

20160812: [33.9994, -83.5024, 26.0]
20161013: [113.047, -86.869, 44.0]
20170327: [92.1698, -81.1116, 46.0]
20170527: [75.9344, -92.9642, 37.0]
20170528: [104.952, -81.1353, 68.0]
20170710: [44.4668, -80.4347, 42.0]
20170824: [31.9196, -84.7315, 33.0]
20170908: [132.706, -83.4478, 97.0]
20180420: [126.155, -82.0427, 49.0]
20180716: [36.3837, -82.9079, 43.0]
20180826: [142.855, -97.7992, 67.0]
20190708: [56.7568, -101.3932, 36.0]
20190709: [28.0319, -79.2659, 30.0]
20200713: [37.5429, -79.5395, 21.0]

最大の方はバラツキがあるのだけれども、強引に平均を取るか中央値を取れば、2016年9/13、2017年5/28、2018年7/16、2019年7/9、2020年7/13

両端の極端値を外し、中央値を取れば7/13となります

 

12/16は冬至と捉えてOKでしょう、7/13は夏至と捉えるには少し無理がありますが、7/13は夏至を越えた辺りの認識でOKでしょう

で、何故、冬至の時に変動幅最小になり、夏至を越えた辺りで変動幅最大となるのか、柿岡で?が疑問として抽出された事となります

 

 ここで12/16の変動幅最小時期や7/13の変動幅最大時期は柿岡特有な事象なのかどうか?が疑問として上がってきます

遠く離れた所として父島にも観測所がありますので、次回は父島について調べてみます

 

追記:2020/08/17 04:52

父島データは2019年12月末までのデータしかなかったのですが、4年分のデータをダウンロードしてグラフ化してみましたが、グラフの体をなしていませんでした

そこで、女満別のデータについて(これは2020/08/17現在、2020年6月データ迄しかない)4年分データをダウンロードしてグラフ化しました、これはチャンとグラフ化できたのですが、柿岡と相似なグラフでしたので、柿岡一本に絞って調査を勧める事としました

結論として、父島についてのグラフは提示致しません

 

お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座います、感謝です m(_ _)m

  

以上です

 

8月度その10:地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ 地磁気1日の最高値と最低値の幅をX/Y/Z方向で取ってみる!⬅ 修正あり!⬅ 再度修正あり!

地磁気地震の相関を追うシリーズ ➡ 地磁気1日の最高値と最低値の幅をX/Y/Z方向で取ってみる!⬅ 修正あり!⬅ 再度修正あり!

 

 さて、いよいよ地磁気です、地磁気を測定する事により間接的に太陽フレアの影響を測定し、もって地震発生に影響を与えているのか?相関はあるのだろうか?を調べる事を目的としています

 

 地磁気データの基本は、気象庁地磁気観測所さんのサイトより:

[地磁気観測所|基礎知識|用語の説明]

地磁気の各要素

で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります

各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます

 

 さて、北海道・茨城・鹿児島・父島であれば、まずは茨城・柿岡の地磁気データをプロットしてみます、ここでデータは0時代データ〜23時代データまで24データ(毎時値)が公開されています

ここで、1日の地磁気最高値と最低値の幅を1日単位で、期間は4年間(365x4日)で、最終日が2020年7月31日で、取ってみました、2020/07/31からバックトラックした365x4日となります、1日が1データでその日の最大幅となります、単位はnT(ナノテスラ)です

 

北方向_X成分です

f:id:yoshihide-sugiura:20200815191926p:plain
これは、、、海底のメタンハイドレートから湧き出るメタンガス気泡の如し、です、とても周期性とか、まして地震との相関性を論ずるレベルではありません!

 

東方向_Y成分です:修正バージョンです 2020/08/16 08:38、再度修正バージョンです 2020/08/16 15:12

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何と、年単位の周期性が現れました!

マイナス象限のMinとMaxの処理を混乱していました、縦軸がマイナス(西方向成分)となりました、周期性の原因はこれから考えます

何度も修正し、申し訳御座いませんでした m(_ _)m

 

地球中心方向_Z成分です

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これまたX方向成分と同じで、メタンハイドレートから湧き出るメタンガスの如し、ですが、ボトムの年周期性は見て取れます

 

 こうして、少なくともY方向成分には年単位の周期性が現れました、原因は未だ分かりませんが、これからジックリ追う事と致します

それに伴い、表題の「地磁気地震の相関を追うシリーズ」は次回から変更となります

お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座います、感謝です m(_ _)m

 

 

以上です

 

8月度その9:地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ 来ましたぁ!まずは地磁気X/Y/Z方向1日の平均値を取ってみよう!

地磁気地震の相関を追うシリーズ ➡ 来ましたぁ!まずは地磁気X/Y/Z方向1日の平均値を取ってみよう!

 

 さて、いよいよ地磁気です、地磁気を測定する事により間接的に太陽フレアの影響を測定し、もって地震発生に影響を与えているのか?相関はあるのだろうか?を調べる事を目的としています

 

 地磁気データの基本は、気象庁地磁気観測所さんのサイトより:

[地磁気観測所|基礎知識|用語の説明]

地磁気の各要素

で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります

各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます

 

 気象庁地磁気観測所さんの地磁気データについては、柿岡(茨城)、女満別(北海道)、鹿屋(鹿児島)、父島(小笠原諸島)が公開されています

ここで、凄い、そこまでやっているのか?について一点、[気象庁地磁気観測所 - Wikipedia] より:

電気が流れるとき、「右ねじの法則」により磁気が発生する。直流は、交流と比較すると、漏洩電流が遠くまで伝わる

要するに観測所の近くに電車が走っていると、通常電車は直流駆動なので、ノイズ(誤差成分です)を地磁気として拾ってしまうのです、観測所から30km以内に電車を走らせる場合には交流駆動等の対策が義務付けられている、との事です

知りませんでした!

つくばエクスプレスでは開業当初から守谷駅以北の区間交流電化とした。さらに関東鉄道常総線龍ケ崎線と鹿島臨海鉄道大洗鹿島線は設備費用の問題もあり非電化のままである。

これは茨城の柿岡対策です、非電化とはディーゼル、という事でしょう、知りませんでした!

 

 さて、北海道・茨城・鹿児島・父島であれば、まずは茨城・柿岡の地磁気データをプロットしてみます、ここでデータは0時代データ〜23時代データまで24データ(毎時値)が公開されています

そこで最も初歩的と思える毎時値の平均値(1日当たりの値となります)を求めてプロットしました、期間は4年間(365x4日)で、最終日が2020年7月31日です、即ち2020/07/31からバックトラックした365x4日となります、1日が1データで平均値を示します、磁場強度の単位はnT(ナノテラ)です

 

北方向_X成分です

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4年間の時間と共に段々と磁場の強さは減少しています、が、振動が見られます、ここで綺麗に線形に減少している訳ではなく飽和傾向が少し見られます、今後この振動をより強調して抽出できるか?がポイントとなるでしょう

 

東方向_Y成分です

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東方向_Y成分は見方に注意です、縦軸を見ますと符号がマイナスですので、西方向を向いている事を示します、そして磁場の強さである値の絶対値を見ますと綺麗に線形に減少していますので、西方向成分の磁場は線形に減少傾向である、と言えます

 

地球中心方向_Z成分です

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Z方向成分も単調減少ですが、速されている(加速の反対と言う事)様子が見えます

X方向成分と磁場の強さを比較しますと、2020/07/31現在、Xは約29730nTで飽和傾向を示し、Zは約35780nTでドンドン減少傾向を示していますから、いずれX成分とZ成分は同じ長さ(強さ)となり、45°の方向ベクトルとなる事が予想されます

 

 X成分の所で述べたように、X成分グラフが最もバラツキを示し、振動している様子が伺える事から、ここから周期性を抽出する事が重要です

そこで、このグラフは一日の平均値を取りましたが、一日の最小値と最大値の幅を取って縦軸とし、グラフ化してみる事にします

北磁極は日周変化(一日内の変化)で最大80km程度まで移動し元に戻る動作をする事(これは太陽活動が原因である事)、黒点数は2019年12月頃から2020年4月頃まで極めて少ない状態であり、この時期には太陽圏電流シートがスッポリ地球を包み込み、約27日で電流シートは太陽と共に自転している事、に注意しながら、一日の最小値と最大値の幅を取ってグラフ化してみます

次回に結果をご報告致します

お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座います、感謝です m(_ _)m

 

 

以上です

 

8月度その8:地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ 過去400年間の地磁気全磁力の変動と太陽圏電流シートを知る!⬅ 短い追記あり

地磁気地震の相関を追うシリーズ ➡ 過去400年間の地磁気全磁力の変動と太陽圏電流シートを知る!⬅ 短い追記あり

 

 さて、いよいよ地磁気です、地磁気を測定する事により間接的に太陽フレアの影響を測定し、もって地震発生に影響を与えているのか?相関はあるのだろうか?を調べる事を目的としています

 

 地磁気データの基本は、気象庁地磁気観測所さんのサイトより:

[地磁気観測所|基礎知識|用語の説明]

地磁気の各要素

で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります

各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます

 

 という訳で、気象庁地震観測所さんから7月末までの地磁気データが開示されるのを待っているのですが、8月13日現在、まだ開示されませんので(プログラムは既に出来ていて暇ですから)まずは、京都大学さんのサイトから地磁気全磁力の変動を見てみよう

 

 京都大学さんWDCサイト [地磁気全磁力のアニメーション] より

過去400年間の地磁気全磁力のGifアニメーションは:

http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/igrf/anime/16-20.gif

Credit:WDC for Geomagnetism, Kyoto

青が磁場は弱く、赤が強い

この400年間で、地球上で最も磁場の弱い部分(青)は赤道より少し下で、アフリカから南米へ、東から西へ、地球の自転方向とは逆に移動している

南極・北極の極地方においては、磁場は弱まりつつあるものの(赤から黄色への変化)大きな移動は見られない、少しの東から西への移動は見られるように思う! これは即ち、鉄流動体レイヤである核外郭部ではネジレが生じている事を示している可能性がある(ナント、もう分かってしまった!)

 

 そうして、太陽における磁場反転の原因であるネジレを示す電流シートである!

Wiki [太陽圏電流シート - Wikipedia] より、

太陽圏電流シートは、太陽の磁場の磁極が北向きから南向きに変わる太陽系の表面である。太陽圏内で赤道面上に広がっている

 

太陽圏電流シート

太陽内側から水星・金製・地球ですから、地球はスッポリと電流シートに包含されている事が分かります、一番外側は木星です

電流シートの形は、太陽の回転する磁場の影響の結果である。シートの中には、約10-10A/m2の弱電流が流れており、シートの厚さは約10,000kmである。

上の図は太陽を北極星側から見ているとして、太陽は地球から見て西へ自転していて地球から見て東へシートが伸びる形となっている、何を言いたいのか?というと、太陽の自転方向とは逆方向にシートは伸びる、である、これは地磁気全磁力の弱い部分の移動方向と合っている

ここで、もう少し太陽圏電流シートの勉強をしよう

バレリーナのスカート型:パーカー・スパイラル

 

パーカー・スパイラル

太陽が自転するとその磁場は、アルキメデスの螺旋の一種であり発見者のユージン・ニューマン・パーカーにちなんで名付けられたパーカー・スパイラルの形に捻れる。パーカー・スパイラル型の磁場は、70年代初頭にSchattenによって考案された数学モデルに従い、電流シートによって2つに分割される。螺旋磁場の極が変わると、バレリーナのスカートに似た、波打った螺旋の形にゆがむ。さらに、「シートを伴った太陽は、捲れ上がったスカートを何度も直そうとする内気なバレリーナに似ている」とも言われる。

その螺旋形を作る原因は、回転しながら芝生に水を撒く人に例えて「ガーデンスプリンクラー効果」や「ガーデンホース効果」とも言われる。水の流れが太陽風を表し、常に放射状に動いている

新しい言葉が沢山でてきた! 段々と慣れてゆこう

磁場:

太陽圏電流シートは、太陽とともに27日ごとに回転しており、その間、スカートの頂と溝は地球の磁気圏を通過し、相互作用する。太陽の近傍では、シートの回転電流によって励起される磁場は5×10-6テスラの桁である

太陽表面の磁場は約10-4テスラである。もし磁場が双極子の形だと、その強さは距離の3乗に比例して弱まり、地球の軌道では10-11テスラになる。太陽圏電流シートはそれより遙かに強く、太陽による地球軌道での真の磁場はそれより100倍も大きい。

そうですか、双極子磁場そのものの強さは距離の3乗に比例して弱まるのでしたか、2乗かと思っていました、27日で回転という事は太陽赤道自転速度25日と太陽自転速度30日の中間程度の自転速度という事ですね

短い追記:2020/08/14 05:22

太陽の自転速度だけれども、赤道25日を公転している地球から観測すると27日となる、との事で、上記の「太陽とともに27日ごとに回転」は地球から観測しての27日なのか、太陽単体で見た時の27日自転なのか、スグには分からない!

 

電流:

太陽圏電流シート内の電流は内向きの放射状で、太陽の極地方の磁場に沿った外向きの電流と近接している。電流の強さは、3×109アンペアの桁である。他の天文物理学的な電流と比較して、地球にオーロラをもたらすビルケランド電流は約1000倍も弱い。シートの最も電流密度が高い部分は、10-10 A/m2の桁である。

内向きの放射状電流ですか?スグにイメージが湧きませんが、これも追々慣れてゆきましょう

 

 今やろうとしている地磁気測定は、太陽圏電流シート内にスッポリ入っている地球における地磁気測定であるから、太陽圏電流シートの影響を100%受けているハズであり、加えて現在2020年7月は太陽磁場反転タイミングであって電流シートは最大になっているのでは?と思えます(2020年7月より少し早い時期かもしれません、地磁気測定は過去4年間で行いますので、サイクル25を生み出す原因となる太陽圏電流シート最大の時期を含む事でしょう!)

面白いですね、早く地磁気データが開示されないかな、待ち遠しいです!

 

 

以上です

 

 

8月度その7:地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ 地磁気の基礎知識!

地磁気地震の相関を追うシリーズ ➡ !

 

 さて、いよいよ地磁気です、地磁気を測定する事により間接的に太陽フレアの影響を測定し、もって地震発生に影響を与えているのか?相関はあるのだろうか?を調べる事を目的としています

 

 地磁気データの基本は、気象庁地磁気観測所さんのサイトより:

[地磁気観測所|基礎知識|用語の説明]

地磁気の各要素

で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります

各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます

 

 という訳で、気象庁地震観測所さんから7月末までの地磁気データが開示されるのを待っているのですが、8月12日現在、まだ開示されませんので(プログラムは既に出来ていて暇ですから)気象庁地磁気観測所さんのサイトから「地磁気の基礎知識」を学ぼう

 

 [地磁気観測所|基礎知識|地磁気] より

地磁気発生の原因:

地磁気の大部分は、地球内部の外核といわれる部分で発生しています。ここでは鉄が主成分となっており、巨大な圧力と高温のため溶融状態にあります。地球内部磁場はこの導電性の高い鉄の流体運動により生じる電流により発生するものと考えられ、盛んにその研究が行われてきましたが、詳細は今なお未解明です。

地磁気発生の詳細な原因が分かりませんで、まして地磁気逆転のメカニズムは全く分からないのでは?と私には思えます

これ「地球内部磁場はこの導電性の高い鉄の流体運動により生じる電流により発生するものと考えられ」なんですよね、で、どうやって逆転させられるのか?という疑問です、地球の自転は逆転させられませんからね

電流の流れる原因がダイナモと言う発電機構造から来るのだ、それであれば地磁気は逆転し得る、という説がありますが、私を納得させるレベルにはありません(説のレベルが低いのか、私のレベルが低いのか、どちらか、もしくは、どちらも、と言う事なのでしょうが)

地磁気発生の原因は、地磁気逆転し得るモデルでなければならない訳で、私は、太陽磁場反転のモデルが参考になるのだろう、と思っています、太陽表層は流体であり磁気流体力学を適用して解析するのですが、太陽磁場反転の原因は太陽表層の自転スピードが赤道と極で異なる事にあります、赤道で自転スピードは約25日、極で約30日であり、この差が正確に11年で磁場を反転させています、地球外郭流体鉄のレイヤでも同様に自転スピードが緯度によって異なれば地磁気逆転の原動力となるでしょう、外郭流体鉄の自転スピードを測定できないかな?赤道と極付近とかで、、、

 

永年変化:

東京で磁石の針が示す方向(地磁気偏角)は、現在は北から7度西ですが、伊能忠敬が地図を作製した200年前はほぼ北を向いていました。350年ほど前に来朝したオランダ船の記録は、約8度東だったことを示しています。このことから日本付近の偏角は、この350年で東から西へ15度ほどずれてきたことがわかります。このような地磁気が数十年から数百年という長い間に変化することは世界中でよく知られており、これを地磁気の永年変化とよんでいます。永年変化は場所によりその変化の様子は様々ですが、これは地磁気の地球規模での空間パターンが変化していることを示しています。

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-柿岡における偏角の永年変化-
日本付近で測定された観測値をもとに柿岡での偏角に引き直したもの)

 

地球磁場の強弱:

外核起源の磁場の形は地球の中心に南北方向の棒磁石をおいた場合と似ていますが、その棒磁石の強さが少なくとも最近200年間減少を続けています。この変化は何万年以上にもわたって繰り返されている増減のほんの一部を見ているにすぎず、このまま地磁気がなくなってしまうわけではないと考えられます。

 地心双極子(地球磁場を棒磁石と見なした磁力)の減少

-地心双極子(地球磁場を棒磁石と見なした磁力)の減少-

それでも棒磁石の強さがゼロになった時に地磁気逆転が起きるのだろう、とは誰しも考える所でしょう、実際にはゼロという事はなく、ある一定の値以下になったら、という事だと思います

 

次の図は2000年における全世界の磁場強度分布図です

地表の磁場強度分布図

-地表の磁場強度分布図 (全磁力2000年)-

現在、南米から南米大西洋沖にかけて磁場最弱な領域が広がっています

この図を5年単位くらいで取ってパターン移動を調べれば、外郭流体鉄の緯度依存の移動速度が分かるかな?、、、調べてみるか?

 

 

 

以上です

8月度その6:地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ ポールシフトと太陽磁場反転!

地磁気地震の相関を追うシリーズ ➡ ポールシフトと太陽磁場反転!

 

 さて、いよいよ地磁気です、地磁気を測定する事により間接的に太陽フレアの影響を測定し、もって地震発生に影響を与えているのか?相関はあるのだろうか?を調べる事を目的としています

 

 地磁気データの基本は、気象庁地磁気観測所さんのサイトより:

[地磁気観測所|基礎知識|用語の説明]

地磁気の各要素

で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります

各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます

 

 という訳で、気象庁地震観測所さんから7月末までの地磁気データが開示されるのを待っているのですが、8月11日現在、まだ開示されませんので(プログラムは既に出来ていて暇ですから)ポールシフトと太陽磁場反転の状況を知ろう

 

* ポールシフトとは?

Wiki [ポールシフト - Wikipedia] より:

ポールシフトとは、惑星など天体の自転に伴う極(自転軸や磁極など)が、何らかの要因で現在の位置から移動すること。軸を固定したまま南北の磁性のみが反転する現象については地磁気逆転と呼び区別する。

なるほど、やはりポールシフトと地磁気逆転は別物でしたか、地磁気のポールシフトは昨日学びました、ので、ここで太陽を考えると、約11年のサイクル単位でN極とS極が入れ替わっているのですが、これは太陽磁場反転ですね(どういう訳か太陽の場合は太陽磁場反転という言葉が使われています、太陽磁気逆転ではなく)

 

* 太陽磁場反転

NOAJさん資料 [太陽観測衛星「ひので」、太陽極域磁場の反転を捉えた | 科学衛星「ひので」] より2008年の太陽磁力線の図が見つかりました:

https://hinode.nao.ac.jp/uploads/2016/05/12/987dedc11975464ca29c6f76341b2f6ef3955089.jpg

Credit:NOAJ 太陽の大規模磁場 2008年(極小期)

2008年はサイクル24が始まった年で、従って黒点数が極小期であった年です、黒点数最小の時が太陽の極磁場は最大となります、現在2020年はまさにサイクル25が始まろうとしている年ですので、磁極は反転しており磁力線の方向は上図とは逆になります

磁力線はN極からS極へ向かう、と約束されていますので、2020年サイクル25開始の現在は、上図とは逆になって北側にN極があり南側にS極がある事になります

従って、地球の南にN極・北にS極とは正反対となり、地球上で磁力線が互いにブツカリ合う11年となるので、磁気リコネクションを起こしやすくオーロラが多発する11年(サイクル25)となるハズです

 

 

以上です

 

 

 

 

 

 

 

8月度その5:地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ 北磁極とは?

地磁気地震の相関を追うシリーズ ➡ 北磁極とは?

 

 さて、いよいよ地磁気です、地磁気を測定する事により間接的に太陽フレアの影響を測定し、もって地震発生に影響を与えているのか?相関はあるのだろうか?を調べる事を目的としています

 

 地磁気データの基本は、気象庁地磁気観測所さんのサイトより:

[地磁気観測所|基礎知識|用語の説明]

地磁気の各要素

で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります

各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます

 

 という訳で、気象庁地震観測所さんから7月末までの地磁気データが開示されるのを待っているのですが、8月10日現在、まだ開示されませんので「北磁極」について勉強しておきます、例によってすべてWikiからの引用です

上の図でX方向は、自転軸の北方向成分である「真北」を示している訳ですが、それに対し:

北磁極は、天体の北半球の地表面で、磁力線の方向が鉛直になっている地点である。

 

By  DMY:C1が北磁極、C2が南磁極。Aは地軸でA1が北極、A2が南極。Bは地磁気の軸で、B1が地磁気北極、B2が地磁気南極。

ここでC1が北磁極でB1は地磁気北極で、何が違うのか?と言うと:

C1は「磁力線の方向が鉛直になっている地点」で観測によって決まる

であるが、

B1は、地球の磁場は自転軸に対して約 10.2 度(2006年)傾いた磁気双極子 (棒磁石)で近似でき、その「理論上の双極子が地球の表面と交差する点」が地磁気北極であって、モデル計算から決定する

両者のズレは、地磁気が完全なる双極子モデルには当てはまらない(完全なる棒磁石ではない)事による

なるほど〜、知りませんでした、確かに完全な棒磁石ではないでしょうね、勉強になりました

 

* 北磁極の移動:

カナダ地質調査部によると、北磁極は継続的に北西へ動いている。

北磁極は20世紀中に 1100 km移動した。その動きは加速しており、1970年には年間 9 kmだったのに対し、2001年から2003年までの平均速度は年間 41 kmであった。現在の速度と方向で変わらず移動すれば50年後に北磁極はシベリアに到達する。しかし、移動は遅くなり方向も変わることが予測されている。

この大きな動きに加え、北磁極が不格好な楕円を描くという日周的な変化もある。本来の位置から最大で80 kmずれる。これは、太陽からの荷電粒子等、外部磁場によって地球の磁場がゆがむためである。

By Tentotwo: 桃色の丸は1831年から2001年までの北磁極の実際の移動。青色の丸は1600年から2000年までの移動を模している。

なるほど、太陽の影響で一日内の移動もあるのですか(本来の位置から最大で80 kmずれる)、

これは地震への影響を考えた時、考慮しなければならない可能性があります

 

 

以上です