8月度その5:地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ 北磁極とは?
地磁気と地震の相関を追うシリーズ ➡ 北磁極とは?
* さて、いよいよ地磁気です、地磁気を測定する事により間接的に太陽フレアの影響を測定し、もって地震発生に影響を与えているのか?相関はあるのだろうか?を調べる事を目的としています
* 地磁気データの基本は、気象庁・地磁気観測所さんのサイトより:
で示され、地磁気ベクトルのX方向が北方向成分、Y方向が東方向成分、Z方向が地球中心方向成分となります
各々方向成分の磁場強度(大きさ)は、グラフ上長さで示されます
* という訳で、気象庁地震観測所さんから7月末までの地磁気データが開示されるのを待っているのですが、8月10日現在、まだ開示されませんので「北磁極」について勉強しておきます、例によってすべてWikiからの引用です
上の図でX方向は、自転軸の北方向成分である「真北」を示している訳ですが、それに対し:
北磁極は、天体の北半球の地表面で、磁力線の方向が鉛直になっている地点である。
By DMY:C1が北磁極、C2が南磁極。Aは地軸でA1が北極、A2が南極。Bは地磁気の軸で、B1が地磁気北極、B2が地磁気南極。
ここでC1が北磁極でB1は地磁気北極で、何が違うのか?と言うと:
C1は「磁力線の方向が鉛直になっている地点」で観測によって決まる
であるが、
B1は、地球の磁場は自転軸に対して約 10.2 度(2006年)傾いた磁気双極子 (棒磁石)で近似でき、その「理論上の双極子が地球の表面と交差する点」が地磁気北極であって、モデル計算から決定する
両者のズレは、地磁気が完全なる双極子モデルには当てはまらない(完全なる棒磁石ではない)事による
なるほど〜、知りませんでした、確かに完全な棒磁石ではないでしょうね、勉強になりました
* 北磁極の移動:
カナダ地質調査部によると、北磁極は継続的に北西へ動いている。
北磁極は20世紀中に 1100 km移動した。その動きは加速しており、1970年には年間 9 kmだったのに対し、2001年から2003年までの平均速度は年間 41 kmであった。現在の速度と方向で変わらず移動すれば50年後に北磁極はシベリアに到達する。しかし、移動は遅くなり方向も変わることが予測されている。
この大きな動きに加え、北磁極が不格好な楕円を描くという日周的な変化もある。本来の位置から最大で80 kmずれる。これは、太陽からの荷電粒子等、外部磁場によって地球の磁場がゆがむためである。
By Tentotwo: 桃色の丸は1831年から2001年までの北磁極の実際の移動。青色の丸は1600年から2000年までの移動を模している。
なるほど、太陽の影響で一日内の移動もあるのですか(本来の位置から最大で80 kmずれる)、
これは地震への影響を考えた時、考慮しなければならない可能性があります
以上です