太陽黒点数の推移を追う ➡ 5月度の太陽黒点数について、三鷹さんの見解が出る!
まず、この5月までの48ヶ月黒点数推移を再度示しますと:
2015年6月〜2019年5月迄・48ヶ月間の太陽黒点数推移
三鷹太陽地上観測さん測定の月平均黒点数・48ヶ月(4年分)を表示(©国立天文台)。
2019年05月は平均10.16個で、北半球は10.16、南半球では0でした。
2019年04月は平均9.58個で、 北半球は9.58、 南半球では0でした。
2019年03月は平均7.30個で、 北半球は6.83、 南半球では0.48でした。
2019年02月は平均0.00個で、 北半球は0、 南半球では0でした。
2019年01月は平均7.68個で、 北半球は7.68、 南半球では0でした。
* 三鷹さんの見解が6月11日に公開され:
太陽全体での黒点相対数は2019年付近で減少が止まっているように見えますが、今サイクルと次のサイクルの境界となる極小期はまだ確定していません。
5月は黒点観測を25日間実施でき、このうち12日間は無黒点でした 。黒点相対数の月平均値は10.16で、月平均値が10.0以上になったのは2017年10月以来のことです。黒点は北半球でだけ見られ、南半球の黒点相対数は2か月連続でゼロでした。
との事です。
5月に出現した活動領域はNOAA12740と12741の2群で、両者とも現在の第24周期に属する活動領域でした。この2つの活動領域の黒点は三鷹の太陽フレア望遠鏡でも観測でき、黒点が少ないこの時期においては目立つ存在でした。
クレジット:国立天文台
2019年5月10日の太陽の連続光 (左) とHα 線 (右) 全面画像。矢印で指示したところに活動領域NOAA 12740と12741の黒点があり、Hα 線画像では黒点の周りにあるプラージュ (明るい領域) も見えています。
これらはサイクル24に属する黒点です。
一方、サイクル25に属する黒点も北半球で観測されたとの事で:
黒点を確認しやすいように拡大しています。左右の画像を見比べると、黒点が見えている位置に磁場のペアがあり西側 (右下方向) から白-黒 (N極-S極) と並んでいることがわかります。これは、北半球における第25周期の磁場配列です。
クレジット:国立天文台
連続光画像 (左) の中心に黒点が2つ並んでいて、磁場分布画像 (右) では黒点に対応する位置に白-黒 (N極-S極) の磁場のペアがあることがわかります。
* 結論として、サイクル24の極小期はまだ確定していないが、サイクル25の黒点が観測され始めている、という事でした。
以上です
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・ 本ブログ題名「なぜ地球磁極は逆転するのか?」と件名「太陽黒点数の推移を追う!」は内容に於いて一致しません。 これは、はてなブログ無料版を使っている上で成行き上そう成ってしまったからです。 これを回避するにはproに行くしかないそうです。 現在、proに移行する計画は無く、当面このままで行くしか無い状況です。 混乱させて大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。
・ 尚、太陽の黒点に関する一般的な解説は、こちら: [太陽黒点 - Wikipedia]
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