6月度その10:太陽黒点シリーズ ➡ 5月度黒点数に関し、三鷹さん見解出る!
太陽黒点シリーズ ➡ 5月度黒点数に関し、三鷹さん見解出る!
6月18日に「5月度の黒点数」に関して三鷹さんの見解が公開されましたので、アップさせて頂きます、尚、本文がリンク出来ません、本文をお読みになりたい方は:
「三鷹太陽地上観測」にて検索下さい
その前に、先日報告した4月度の黒点数を再度アップ致します:
2016年6月〜2020年5月迄・48ヶ月間の太陽黒点数推移
三鷹太陽地上観測さん測定の月平均黒点数・48ヶ月(4年分)を表示(©国立天文台)。
2020年05月は平均0.55個、 北は0.00、 南で0.55
2020年04月は平均4.52個、 北は1.52、 南で3.00
2020年03月は平均0.55個、 北は0.00、 南で0.55
2020年02月は平均0.52個、 北は0.52、 南で0.00
2020年01月は平均4.60個、 北は2.40、 南で2.20
以下、三鷹さんの見解(抜粋)です:
5月は黒点観測を20日間実施しましたが、黒点を見ることができたのはただ1日だけ (5月1日) でした。黒点相対数の月平均値は0.55 (北半球 0.00、南半球 0.55) となり、3月と同じで低調な黒点出現状況に戻りました。
しかし、
黒点出現が低調な一方で、太陽フレアの発生は目を引くものがありました。NOAA のGOES衛星による観測では、5月はX線強度Bクラス以上のフレアが20回発生しました。このうち19回は27日から29日までの間に集中していて、最大のものは29日の07:24 UTに太陽の北東の縁で起こったM1.1フレア(図1)でした。Mクラスフレアの発生は2017年10月20日以来で、およそ2年7カ月ぶりです。
5月29日発生という、このM1.1フレアは未だ太陽の裏側近くにあったようですが、
多数のフレアを発生したこの領域は、6月初めにこちら側の半球に姿を現し、第25周期に属する活動領域と確認されました。
図1:2020年5月29日07:21 UTに太陽フレア望遠鏡で撮影した太陽のHα線全面像。図中の白い四角枠の中心付近に見える北東の縁で、07:24 UTにM1.1フレアが発生しました。
上図は、2020年5月29日07:24 UTに太陽の北東の縁で起こったM1.1フレアを (上) 極端紫外線 (波長9.4 nm. NASAのSDO衛星AIA装置による) と (下) Hα線 (波長656.3 nm. 太陽フレア望遠鏡Hα撮像装置による) で観測したときの時間変化。
M1.1フレアは、07:24 UTにX線強度が最大になりX線と同様に高温の太陽コロナから出る波長9.4 nmの極端紫外線でも同時刻に明るく見えていますが、Hα線ではそれよりも早く07:21 UTに閃光を確認でき縁からわずかに物質が噴きあがる様子がとらえられました。
より詳細には本文をご参照下さい
しかし、
太陽全体での黒点相対数は現時点でも増加傾向を見せず、第24周期と次の第25周期の境界となる極小期はまだ確定していません。
という事ですね
三鷹さん、ありがとう御座いました
今後とも、観測ならびに解説の方、よろしくお願い致します
以上です
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・ 本ブログ題名「なぜ地球磁極は逆転するのか?」と件名「太陽黒点数の推移を追う!」は内容に於いて一致しません。 これは、はてなブログ無料版を使っている上で成行き上そう成ってしまったからです。 これを回避するにはproに行くしかないそうです。 現在、proに移行する計画は無く、当面このままで行くしか無い状況です。 混乱させて大変申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。
・ 尚、太陽の黒点に関する一般的な解説は、こちら: [太陽黒点 - Wikipedia]
最後まで読んで頂き、ありがとう御座いました。
免責:
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引用:
[1] 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト 三鷹太陽地上観測
[2] List of solar cycles - Wikipedia