なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

11月度その11:気になる点シリーズ ➡ 海洋vs海洋プレート型背弧海盆と大陸vs海洋プレート型背弧海盆!

気になる点シリーズ ➡ 海洋vs海洋プレート型背弧海盆と大陸vs海洋プレート型背弧海盆!

 

 

現在、この黒点サイトでは、私事ですが忙しくなって来たもので「太陽黒点数の推移を追うシリーズ」のみを扱っております、数カ月前までは「木星衝合と巨大地震の相関を追うシリーズ」や「地磁気地震の相関を追うシリーズ」等もやったのですが、木星地磁気はかなりの集中力とエネルギーが必要で、とても現在の私の状態では扱えないのです

 

しかしながら、ベッドで寝っ転がっていると漠然と頭に浮かんで来る疑問がありまして、それは私にとっての未解決問題もしくは気に掛かる問題なのです、そこで本日は以前から気になっていた、

海洋vs海洋プレート型背弧海盆と大陸vs海洋プレート型背弧海盆

についての記事をアップさせて頂きたく、お付き合い頂ければ幸いです

 

 

 

1.海洋vs海洋プレート型背弧海盆の特徴

下の図には、海洋vs海洋プレート型背弧海盆と大陸vs海洋プレート型背弧海盆の2種類が載っている

2019-04-11 地震の予測マップ 拡大する背弧海盆とは何か?今日の地震解説 - 地震の予測マップと発震日予測

拡大を停止している四国海盆と拡大中のマリアナ背弧海盆が、海洋vs海洋プレート型である

西(左側)にあるフィリピン海プレートの下に東(右側)から太平洋プレートが沈み込み背弧海盆を形成した(している)のである

この場合の特徴は、沈み込む場所に弧状の火山列を造るのみならず、海盆中央にも火山列を造る事にある

四国海盆の中央に火山列が在るのは見て取れるだろう、マリアナ背弧海盆をGoogle Earthで拡大すれば、

f:id:yoshihide-sugiura:20201114223109p:plain

こうなる

 

 

2.大陸vs海洋プレート型背弧海盆の特徴

それに対し、大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んで造られる背弧海盆の場合、中央火山列が形成されない特徴がある

まず現在拡大中の沖縄背弧海盆を見てみよう、これは大陸型プレートであるユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込んで形成されつつある背弧海盆である

 f:id:yoshihide-sugiura:20201110184341p:plain

弧の先端に火山列は造られるが、海盆中央に海底火山列は無い

日本海は既に拡大を停止している背弧海盆であるが、やはり中央に海底火山列は存在しない、Google Earthで確認しよう

f:id:yoshihide-sugiura:20201114225128p:plain

ユーラシアプレートの下に沈み込む太平洋プレートが形成した日本海や、日本海の北東(右上)に見られるクリル(千島)海盆、これはやはり拡大を停止している、には中央に海底火山列は見当たらない

弧として大陸プレートから切り離された日本列島や千島列島が、火山の宝庫である事は言うまでもないが

 

 

3.考察と結論

海洋プレートは地殻が薄い(約5km)ので中央にも火山列が出来るのだが、大陸プレートは地殻が厚い(大陸地域で約30kmであり、海洋に張り出した領域でも20km程度だろう)ので中央に火山列が出来にくい、と考えられる

また、大陸プレートでは、中央部に火山列を形成しないで背弧海盆が形成されると、海盆が出来たからと言っても、もはや中央部に火山列を形成するタイミングを失う可能性も有り得る

 

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました