なぜ地球磁極は逆転するのか?

太陽黒点数/オゾン全数/エルニーニョ/太陽活動と米国日本の地磁気変動を追います!

3月度その20:地球磁極の不思議シリーズ➡地磁気の形成と生命の進化!

地球磁極の不思議シリーズ➡地磁気の形成と生命の進化!

 

本サイトのタイトルは「なぜ地球磁極は逆転するのか?」ですが、地磁気に関しましては定期的な更新対象にはしておりませんでした、理由は、定期的な記事とするには難しすぎたからです

そこでナントカ定期更新可能なテーマを見つけたい、と現在四苦八苦しております

 

先日の記事「3月度その19:地球磁極の不思議シリーズ➡地球磁極の逆転モデル! - なぜ地球磁極は逆転するのか?」にて最も簡素な地球磁極の逆転モデルをアップ致しましたが、そこで地磁気の進化(コア内核無しから有りへ)と生命の進化の相関に興味が出ました

ので、少し調べてみました

 

お付き合い頂ければ幸いです

 

 

地球表面の磁場強度マップ2020年ESA):

地表の磁場強度分布図、青が弱く赤が強い

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2020年の磁北極と磁南極(方位磁石が90°下を向く)をNOAAより緑丸で追加

磁場強度が強い領域は、カナダ東部・バイカル湖北部・南極大陸オーストラリア直下、の3箇所(磁北極直下はそれほど強くない!)、カナダ東部とバイカル湖北部はS極、南極大陸はN極の磁場、これは最も基本的な観測事実です

 

当ブログの磁極逆転モデルを示せば:

1.地球は巨大な1ビット・メモリーであり、地球コア内核の鉄単結晶が南北どちらかの方向に極性をロックし棒磁石として記憶している

2.この1ビット・メモリー書き換え可能である、書き換えは地球コア外核の液体鉄が鉄イオンと電子のプラズマ流体となり、磁力線の凍結が生じ、これが外核の乱流に近い対流現象のなかで磁気リコネクションを起こし、磁力線が成長し極性が逆で充分なエネルギーに達した時に偶然に書き換わる(磁極を逆転させる)

従って地球磁極の逆転は偶然の作用であり、予測不可能であって、カオスとしてよい

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3.課題としては地球コアの鉄固体化は約15億年前とされており、約35億年前の地磁気痕跡が見つかっている事から、鉄液体コアのみによる地球の棒磁石化モデルが求められる

尚、水星には磁場があり、金星には無く、火星には磁場のあった痕跡が見つかっている

 

 

生命の進化:

まずオゾン層が形成され始めた6億年前頃から現在に至る生命の進化は:

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とされ、植物が地上に現れたのが約5億年前である

 

ここで羊土社さん [第2回 地球から細胞が生まれた1|分子生物学WEB中継 生物の多様性と進化の驚異|実験医学online:羊土社] より植物に着眼した地球46億年の生命進化の図を見ると:

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羊土社さんの図に、コア内核無しと有りの時代を加え、第1回と2回のスノーボールアースの時期を加えてある、羊土社さんの図では地磁気の形成は約31億年前で私の調べた範囲では約35億年前で、少し違いはある

 

この図を見ると、コア内核が形成されて地磁気強度が強まり、太陽風に対する磁気シールドが強化されて約15億年前に葉緑体が海中で出現し、酸素濃度が向上し、オゾン層が形成されて紫外線が遮蔽されるようになって植物が地上に上陸した、と言える

シアノバクテリアは約27億年前に誕生しているので、コア内核の無い時代からストロマトライトによる酸素供給は始まっていた

 

ここで地磁気の観点からは、コア内核の無い時代と有る時代で、どの程度地磁気強度が強まったのか?に興味が湧きます(湧いています)、が、観測上は分からないだろうな、と思えます

 

 

 

以上、お付き合い頂きまして、誠にありがとう御座いました

感謝です